冬のミニ竿持参は様子見としてごわさんを願いまして、ようやく今年初釣行です。新年の書きぞめにならい釣りぞめとする次第。四月から機会を窺がいながら、記録的雨雪の多さと寒さで、その気になれませんでした。去年は志発訪島後から五月下旬にはフル回転してたと思います。また、ちょうどひと月前から三週間母が入院したので、行くに行けなかったのです。
心待ちにしてた割には気持ちがたかぶりません。降りだしそうな曇り空も手伝っています。イソメのあるなしに関わらず、サンマで南防テトラのアブラコ狙いに決めてました。初日でもあり、久々の港の風景に視線を慣らし、他の釣り人の動向も眺めたいものの、灯台のところに人影はなく、西防先も例のカレイおばさんと旦那のようだけど、やがて消えてしまいました。釣りは他人がそばにいると面倒なときもありますが、離れててもまったくいないのも寂しいというか、世間からはずれたバカみたく感じたりします。無職の身では引け目と罪悪感すら…。そして七ヵ月ぶりのテトラに、おいおい馴染むというより、はなっから根掛かりの煩わしさを考えてしまっているのです。これでは楽しいより釣閉塞です。腸をかけたつもりがスベリます。釣りに余計なせめぎ合いを覚えるのも健全でない証しです。どうも去年とは心身とも下落してます。
それでも並み以下であれアブ一本あがると感覚がよみがえり、意識がほぐれてきます。手にククククッと伝わったとたん反射的に臨戦体勢になるのは何なんでしょう。本能という言葉を退けても、昔飼い猫モーペットがしょむないモグラ咥えて興奮気味に見せびらかしたのと変わらないのか。
釣果は六本で全部がメス、一本だけ40p弱ながらブットイものでした。カニは三つあがったものの、小さいので逃がし、最後にカジカらしきを水面50pでばらしました。
病みあがりの母がツクるのを見てました。アブラコは一般にオスがうまいとされてますす。メスばかりのせいで、そんなこともないと言いながら、ブットイやつの肩?に出刃を入れ、オスならもっと断ちやすいそうな。身もオスのは透きとおっていてキレイとも。そして志発の島の話をしました。ゴソッと大量の魚が入ると、母の母はむしろを敷いてツクる。それを子供たちは見守る。なぜなら、指をはねるか心配のあまり。富山で暮らす祖母は、娘二人の住む沖根婦に来て亡くなりました。私は東京にいて戻らなかったし、くわしく聞きもしませんが、北辺の漁村に嫁がせた娘たちに最期を看取ってもらいたかったと思っています。
翌日は11時半頃コマイを狙い灯台へ。イソメはなくても、サンマ餌でもあわよくばカレイもと頭の隅にあります。しかし一時間ちょっとやって魚信なし。三十分経過で背後のテトラに竿の一本は移しました。出る前に道新木曜の釣り情報を見たところ、根室港があるだけで太平洋岸の港はなかったのに納得です。カンバ、ウソツカナイ。←これ分かる人いるかなあ?コマイが見えるのは羅臼の峯浜港とかで10〜20となってました。
カニがかかりました。持ち帰りサイズなのに、潮位が低く手が届きそうもなく、マジックハンドもなし、勢いでしゃくったらジャボンでした。
テトラへ移動してまもなく親子が入れ違いに入って、一時間ばかりでいなくなりました。
四時までの間、西防にも何人か立ち、粘らず去ってゆく。つまり砂地にカレイとコマイがいないのです。
昨日と同じくアブ6本でした。灯台では落としたけれど、テトラを下りず武器もなくカニ4盃あがりました。2盃は甲幅8pスレスレながら、前日のよりは大きくリリースしません。二日目ともなれば去年の実績と信頼から?カニを持ち帰りたくもなったのです。前日カニはいず、いても小ガニばかりと判断したのが、いるところにはいると修正しなければなりません。ただ去年のような装備をする気にはなれず、運動不足でちょっと肥ったせいか穴を下りるには体が重い。生まれてから70キロ越えはなかったのに、近いところまでいってるようです。一昨年は逆で、病院の体重計に乗ると60キロちょい、このまま月5キロずつ減るなら四か月で40キロになり、しぼんであの世に吹き飛ばされると思ったりしました。
問題は来月末☆夫妻が埼玉から来ます。カニ釣りをしたいというのでOKはしましたが、沖根婦に住んで毎日港を見てた頃とは勝手が違います。やや不安なところです。カニ釣りという言葉は御法度でも、釣れる分には違反ではないのですが、知り合いはかなり捕まっていると教えてくれました。罰金30万だそう。去年のような意力もなく、ルール遵守でいきましょう。
前の日曜、第43回根室半島磯釣全道大会がありました。北海道各地から集まり、夜中二時にノサップで開会式、三時あたりから十時までの勝負です。半島の友知以東が舞台なので当然沖根婦も含まれます。私は去年気にかけていても参加など思いつかず、今年は忘れていて翌日に知りました。約160名参加の総合優勝というのが拍稜中学の二年生でした。遠方からと地元根室と半々位で、ABCブロックがあり、さすがに根室新聞はそれぞれ10位まで名前を載せてるので知る者もいます。名前を知らなくても釣り場で隣り合ったり、話した人もいるか知れません。
小学で転校していったTは一つ上で、釣り大会順位に名を出す常連です。蟹工場向かいの社宅?に住んでました。中三か高一の頃、新茶屋を通ったらモトクロス大会をやっていて選手姿でした。今はどんな顔になってるか、あるいは去年あたり、防波堤で居合わせたとしても分からないのです。
大物賞一位はアブラコ50.5p、カジカ51.4pとなってます。私はこれまでどちらも50p越えはなく、ツワモノ釣り師との差は歴然です。大物を狙うならテトラの外なのかも知れません。いつかの記憶ではカレイ部門もあったような気がしてましたが、磯釣りという名目で除かれてるのか、まだカレイは岸に寄ってなく、大物と呼べるサイズがあがらずに取りやめになったのでしょうか。
なお来月14日には道釣魚連盟の全道大会が同じ場所で五年ぶりに開かれるということです。外野として楽しみにしています。