キュウリ 13.7.27

ところが干してたら近所の猫に盗られたと聞く。

二時過ぎに向かう。先客に六十代の夫婦がいて、灯台周りにはゆけない。この夫婦釣ったコマイを餌にしている。釣りは魚に非道なものであれ、私はその場で釣ったのを切って餌にする気にはなれない。カニがかかるたびタモで共同作業をするのは、それは自然な流れで構わないのだが、押し黙って取り込む二人の雰囲気がセコく映る。夫婦ゆえに伝わる所作にしても、なにか隣の私にけどられまいとする警戒感みたいなのがあって、楽しさが伝わってこない。

コマイと思ってハリをはずしにかかってウロコが違う。約30p。同じスリムでもコマイよりシャキッとしている。ウグイでもないし、えーと…すぐに名前が出てこないと「キュウリもよく釣れるんだよ」と主人。よく釣れる?ちょっとダンナ、オレはこの港で100回以上やってるが初めてだぞ。知った風な口きくな。しかも夫婦どちらともオマツリをした。こっちの正面にわざわざ斜めに投げてくる。両人ていねいに謝ってきても、なんとなし相性が悪い。内に向いた釣りだからだろうか。

キュウリを釣ったのは二十五年は前になる。兄貴と弟につきあっただけで細かいところが思いだせない。疑似バリだった。沖根婦ではない。釣りに興味がなかったから憶えていないのだ。この魚の生、野菜のキュウリの匂いがするせいか、あまり喜ばない人が多いようだが、うまく干すとコマイの及ばない上等なコクのある味になる。

新顔キュウリが加わってよかっただけ、どうも浮かない釣りだった。
 明日には☆さんから連絡が入る。三人で灯台に立つだろうか。

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