ほぼ一年前のです。根室に戻ってきて防波堤でクロガシラは良かったし、売り物のカレイなど見る気もなかったが、これは母についていった、駅前通りにできてまもなくの海鮮市場でした。一人で魚屋を覗いたりはしません。しかし入ってしまえば魚を見るしかなくなり、それでオオッと。さすがマツカワ=タカノハ9500円也。隣のカジカの10倍の値。60p位だったろうか。海岸をこそぐる釣りとはスケールが違うわいな。まあ、そのために船を駆って網をかけるのだから当然でもあります。
一つ年下のピーコの話では、小学生の時というから沖根婦築港前、よく来る獣医さんが釣るのを見たという。巨体が波を掻き分けジャンプしていた…カレイは水面に浮かび上がるなんてしないからこれは嘘臭いが、子供の目に強烈な印象のあまり、映像が膨らんでいき、記憶に残されたとも考えられます。メジャーで計ったら87pあったとか。今でも年間何枚かはあがるが(いちいち誰かに報告するわけではないのでもっとだろう)、そんなサイズのは聞かない。桂木(市街地の東端太平洋岸)で去年も放流したというので、数年後が楽しみではある。もっとも、80pまで育つのがいるなら、私はおそらくこの世にはいないでしょう。
弟が小学か中学のとき釣ったのは、防波堤で強力なアタリ、敵いそうもなく、浜まで移動して、取り込むまで30分はかかったらしい。
おひょうはカレイ類中ヒラメに次ぐ、タカノハと並ぶ高級魚。東京の寿司屋で相手二人とも大味と口をそろえてましたが。思い出すのは子供のとき、歯舞の市場の壁に吊るされていた人間よりデカイやつ。三十年の長命というから肯けます。特大なのは吊るされる。キングサーモンも二、三体あり、大人たちがスケと呼ぶのが分からなかった。写真の右端にかろうじて見えているのは偶然です。

フクラギを分かる人は少ないのでは。出世魚ブリの若令魚、関東ではイナダ。地元産みたく置かれていて、その後スーパーでも見たし、需要があるからでしょう。私の母方は越中、祖父は来客の御馳走にフクラギを買わせたと聞き、根室に北陸出身者が多いあらわれでしょうか。そのくせ母は一度とて買ったことがありません。
フクラギ写真の翌日の越中つながりのを挿入。ちょい彩りに。
母の同級生が送ってきた柿を吊るしたものです。この方の子息二人とも東大卒の超頭脳。左奥にアブラコの潜む南防波堤が見えます。そう、わが家は津波が来たらイチコロの区域なのです。東北では高台に家を造ってるとも聞きます。しかし港にない魚市場なんておかしい。家族友人が津波に呑まれるのはあってほしくなくても、私はあるかないかの天災は運に任せ受け入れます。精神がおかしくなり、死にそこねた者の言い分です。釣り場にいて、ふっと静寂にあたりを見回し、沖合に目をやることがあります。山のように波が立ちあがっていないかと。…おっと、やめ。それました。ここは楽しいヘボ釣りページというのに。

スーパーの。この赤いのが釣れたら面白いんだけど、150メートル以下の深海に棲むんじゃ、舟釣りでもハリが届きません。調べたら寿命10年、大きいので30pってのがどうもいただけない。生き物の知恵としても姑息ですよね。コマイを見習ってほしいものです。

写したくなるような魚体でなくたまたま。こんな見目のくたびれたカレイもいるのか。味とは別でも、釣れるのは勘弁です。ヤナギの名が分からん。
13年追記。レイアウト編集ついでに検索したら、<カレイ類中最も美味とされる>と売り物を持ちあげる新潟のページあり。最も美味とされるって、誰が言ってるの?地元びいきは分かるけど。ほか<小さいのは安いが、大きくて抱卵してるのは超高級魚>と。これなら聞く耳持つ。

やはりガヤとは違いますね。

磯歩きの楽しみに加わったのがツブ。大きいのは少ないが3p位のなら一時間で30は拾える。もちろん連日は無理だし、先客がいなければ。分かってきたのは、イソギンチャクやナマコ(?自信ない)のいる岩あたりにかたまってたりします。