行間4



「終わったか」

男は立ち上がった。

「予想通り、だな。さすが俺の娘だ」

男は満足げに笑みを浮かべながら、部屋を出た。

「ご苦労様」

男が廊下を歩いていると、声を掛ける者があった。

「ああ、お疲れ様です」

声を掛けてきたのは女性。彼の上司に当たる。

「もう、敬語はやめて。あなたと私の仲じゃない」

「仲って……。高校時代の先輩でしょ、あなた。どちらにしろ敬語ですよ」

女は溜息を吐きつつも、諦めて話を続けた。

「まあ、いいわ。それより、流石ね彼女」

女が言う「彼女」とは、彼の娘を指している。

「ええ。あいつの血を引いていますからね」

「そうね。あの子の、ね……」

2人は、1つの扉の前にたどり着いた。




この作品はフィクションであり、実際の人物、団体、建造物等とは一切関係有りません。


BACK NEXT TOP