欲しがっていたのは 2





    ふと気付き、桜は胸元をまさぐるコンラートを両手で押し返した。

    つい今了承を得たばかりのコンラートとしては、驚きと不服が混じった表情。


    「ご、ごめん、私超汗かいてる。シャワー浴びてもいい?」


    「そんなの、気にしないよ。俺は一刻も早く、サクラが欲しい・・・」


    コンラートは桜の指先に口付け、更に顔にもキスを落とす。

    だが、そうはいかない。

    汗臭いままは嫌だ。


    桜は、恥ずかしいけれど、一つの提案をした。


    「じ、じゃあ、一緒にシャワー浴びよう!」



    桜の部屋は、ギュンターの気遣いでシャワールーム付きだった。

    小さいけれど、十分。



    桜とコンラートは、お互い裸になり、シャワーを浴びていた。とてつもなく恥ずかしいけれど、汗臭いよりはマシだ。

    前に桜が立ち、その後ろからコンラートが水飛沫をものともせず、彼女を抱きしめている。


    「サクラ・・・」


    熱く囁き、ボディソープを手の平で泡立てるとシャワーを止めた。


    「洗ってあげる。こっちを向いて?」


    「恥ずかしいよ・・」


    「ちゃんと洗わないと、嫌なんだろう?なら、ほら・・・」


    コンラートの手が、桜の返事を待たずにまさぐっていく。

    首元を、肩を、そして胸元を・・・


    「あ、あああ・・・・・・・」


    胸を優しく揉みしだき、親指の先で蕾を弾く。

    桜の背中が一瞬仰け反った。


    「だ、駄目・・・」


    「どうして?綺麗にしなくちゃ、ほら、ここも・・・」


    力無くした桜を抱きとめながら、コンラートの指先は腰を伝い、股間に滑り込んだ。

    石鹸を使わなくとも、そこはすでに潤っていた。

    しかし、コンラートはそこから義務的なくらいあっさりと彼女の体を洗いきり、湯で流した。


    桜は目をとろんとさせ、コンラートにしがみついたままだ。

    何で、もっと触ってくれないの・・・・

    いやらしい感情が増幅していく。


    コンラートは素早く自らも洗い、シャワーを終えた。


    「さて、体を拭かなきゃね」


    自分で出来ると言ったのに、コンラートは桜の体をバスタオルで拭き始めた。頭から、つま先まで。

    そして自分は満足に拭ききれないまま、自嘲的に溜息をついた。


    「だめだ」


    「え、何が」


    桜は自分のどこかがダメだったのかと、不安気な顔を浮かべた。

    だが、コンラートはそんな桜の頬を両手で包み、唇を寄せた。

    あの、優しく触れるだけのキス。


    「ベッドに入るまで我慢していようと思っていたんだけど・・・・駄目だ。触れたい、サクラに。

    ・・・いい?」


    コンラートの手は、許可を得る前にもう桜の胸をまさぐっていた。

    脱衣所の壁に、桜を追い詰め、寄りかからせたまま。


    指が、胸を揉みしだきつつ、蕾を跳ね、摘む。


    「ん・・・やあ・・・」


    次第に桜の声が大きくなっていく。恥ずかしいけど、止められない。

    コンラートの指の動きも激しくなり、キスを落としていく位置も降りていく。

    気付けば、ぬめりとした感触が胸の一番感じる場所を覆っている。

    コンラートは先端を含み、舌で転がし、吸い上げていた。


    「あ、や、ああ、あぁ・・・」


    「サクラ、サクラ・・・可愛い・・・」


    そう呟き、コンラートの両手は腰に降り、口元は段々下に・・・・

    腹部を唇で愛撫しつつ、すぐに手で片足で持ち上げた。


    「嫌、恥ずかしいから止めてっ」


    電気を消していない狭い脱衣所で、自分の全てを晒すのは、さすがに恥ずかしかった。

    だが、見上げたコンラートの眼差しは、今までにない・・・欲望が混じっていた。


    「俺に任せて。俺は、サクラの全てを愛したい」


    そう言うなり、持ち上げた足の付け根に唇を寄せた。

    間違えることなく、真っ直ぐに蕾を舐めしだき、そして強く吸い上げていく。吸い上げつつ、舌先でも刺激を与える。


    「ああ!は、や、そんなしたら・・ひゃぁ・・・・」


    立ったままこんな行為をされるのは初めてだ。桜は、気が狂いそうになる程の快感に耐えていた。

    自分の股間を嘗め回している男の頭を押さえつけ、歓喜の悲鳴を上げた。


    コンラートの指が、蕾の下を撫で回す。しばらくそうしていたかと思うと、不意に進入してきた。

    1本、2本・・・そして、さらに。


    3本の指で中をかき回され、さらに舌で蕾を犯され・・・


    桜はコンラートに支えられれた片足を痙攣させ、達してしまった。