不在
任務を終え帰還したキスティスを待ちかまえていたのは、机に積み上げられた留守中の書類と、笑顔のシュウであった。
「お疲れ、エスタはどうだった?」
気の置けない友人の一人だ。笑顔で任務の報告をする。
シュウは、苦笑しながら言った。
「リノアが留守中のスコールを見せてやりたかったよ」
飛び立った飛行艇を唖然と見送る彼。
乱暴なスケジュールに付き合わされたシュウは、呆れた顔で彼を見た。
二日間エスタへ行く予定だったスコールは、必然と休暇となる。
「スコールのやつ、せっかくの休みだっていうのに、司令室に入り浸っていたんだ」
彼はここぞとばかり、溜めておいた書類の整理を始めたという。
他のSeeDたちを巻き込みながら。
「うわ〜〜」「だろう?」
眉間に皺を寄せて、細かい小言を零すスコール。
なぜか、うんざりした顔のゼルとセルフィの顔が思い浮かんだ。
「強い女(ひと)」拍手小話より一部抜粋
![]()
不在(もくじ)
拍手小話「司令官の休日」→