不在

 

任務を終え帰還したキスティスを待ちかまえていたのは、机に積み上げられた留守中の書類と、笑顔のシュウであった。

「お疲れ、エスタはどうだった?」

気の置けない友人の一人だ。笑顔で任務の報告をする。

 

シュウは、苦笑しながら言った。

「リノアが留守中のスコールを見せてやりたかったよ」

 

飛び立った飛行艇を唖然と見送る彼。

乱暴なスケジュールに付き合わされたシュウは、呆れた顔で彼を見た。

二日間エスタへ行く予定だったスコールは、必然と休暇となる。

 

「スコールのやつ、せっかくの休みだっていうのに、司令室に入り浸っていたんだ」

 

彼はここぞとばかり、溜めておいた書類の整理を始めたという。

他のSeeDたちを巻き込みながら。

 

「うわ〜〜」「だろう?」

眉間に皺を寄せて、細かい小言を零すスコール。

なぜか、うんざりした顔のゼルとセルフィの顔が思い浮かんだ。

「強い女(ひと)」拍手小話より一部抜粋

 

ライン

不在(もくじ)

 

.招かざる客     .アーヴァインの悪戯  .エスタ

.犠牲者たち     .攻防           .親子

.愚痴          .恋人           9.報復

10.土産       11.報復2         12.惨状

13.海辺で      14.邪気のない天使   15.彼の部屋

 

 拍手小話「司令官の休日」

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