写真を製本する方法 概要       2011/4/20

 

 市販写真集は、レーザービームプリンターでトナーを使って印刷されている。

また、接着剤は高温に耐えるホットメルト系である。

 同様な製本をしようとすれば、印刷機はなんとかなるが、「製本屋さん」製本機を使用したホットメルトで背固めする時は、時間がかかる。またきれいに強力に接着することは容易でない。

 このため、ホットメルトの代わりに、木工ボンドより強力な接着剤と接着方法を検討する。

 

使用した本文用紙  厚みが4mm。≒60枚。14.8x20.5cm

両面カラー印刷されている通販のカトログ、家電バンフレット、などA4製本されているものを、ほぼA5サイズにカットした。 ペラ紙製本が最も難しいと思える薄い用紙。(横目で製本したことになり失敗!)

比重≒1.2、06mm/枚(用紙の薄さと比重の大きさには驚いた!)

 

使用した背表紙関連用紙

背補強紙  1枚

21x1cm

キャノン両面厚口SW-201は0.12mm/枚。「コ」の字に折る

比重≒0.8

0.12mm/枚

背表紙 1枚

21x1.1cm

厚み0.23mm、キャノン写真用紙。「コ」の字に折る

4mm、5mm、4mm

比重≒0.8

0.23mm/枚

 

使用した4種類の接着剤

接着剤

ボンドB1

スーパーXG

ボンドGPクリヤー

ボンドG17

メーカー

コニシ

セメダイン

コニシ

コニシ

価格(20ml)

330円

630円

230円

170円

特徴

製本用

水分が蒸発

超速乾、水分で硬化、無害

SBR系溶剤、換気、透明

超速乾、××クロロプレンゴム系溶剤、換気、××薄黄色

接着時間

4時間

1分、×仮止め要

4時間

5分、仮止め不要

接着強度

 

 

使いやすさ

(細口)

製本屋さん

×

エコボンドキャップ

エコボンドキャップ

製本時間

暖めると6時間

6時間

××24時間

6時間

備考

気楽に製本。

プラスチックは難

プロ向き製本。

何でも接着。

プロ向き製本。

プラスチック可能

プロ向き製本。

何でも接着。

 

 

■結果、結論   どのやり方でも、丈夫な製本ができた。

●背補強紙として不織布を使用したことがある。

 スーパーXGで背固めして乾燥した後、ボンドB1で不織布をはりつけたら、うまくいかなかった。スーパーXGとB1は接着できないのか?要検討! コンクリートでも、後から補修した時つなぎ目がうまく接着できないから当り前か?  不織布は「背補強紙」として使うのではなく、「接着剤の芯材」と考える!

●背補強紙としてカタログ紙を使用  顔料インクと用紙がはがれるため不可であることが分かった!

 分解したとき、印刷塗料と用紙ベースの間がはがれた。接着剤が強いことがわかった。印刷された用紙はコノ字型には、使わないのがよさそう。 ⇒ キャノン両面印刷用紙使用

 製本屋さんは、早く強く製本できるボンドG17を使う。今まで使いなれている。

 初めての人は、セメダインスーパーXGはよさそう。(細口キャップがほしい!)

※今後の問題:縦目で開きやすい製本テストをする。

 

★参考製本:「作品例」の中に、2007年に製本した「厚さ6cmのペラ紙製本」がある。

 劣化状態:4年経過している。背の赤色文字が紫外線で消えている。内部をチェックした結果は用紙の脱落などない。

(1)  6cmのままで、毛羽立てもせず、いきなりボンドG17を点状に背に付ける。

(2)  続いて木工ボンドで接着剤の無い部分に点状に背に付ける。すぐ乾くので素早く押さて伸ばす。

(3)不織布を貼り付ける。木工ボンド上から付けて一日放置。  この製本では不織布が役立っている

(4)ベニヤ板を木工ボンドで貼り付ける。背を下にして一日押さえる。

 

■結果の写真   どのような製本をしたか先頭ページに貼り付けている

★4冊分の写真  上からボンドB1,ボンドGPクリヤー、セメダインスーパーXG

sya-01.jpg

 

★次の写真がセメダイン スーパーXGで製本結果  

 すぐ閉じるので重石として、ボンドGPクリヤーとボンドB1製本結果を乗せている。

sya-03.jpg