厚さ6cmのペラ紙製本
2007/1/19、2011/4/16見直し更新|
今までの最大厚さは4.5cmの製本だった。ボルト交換で10cmまでの圧縮・クリップができることがわかったので厚さにチャレンジした。 その結果、小型製本機を使用して厚さ6cm(56mm)の製本が簡単にできました。病院、官公庁で資料をまとめて保存するときに必要な技術です。個人情報が流出しないためには、自分で製本するのが一番です。 新記録達成のためには、HPに書いていないノウハウがたくさんあります。 今後補充していきます。 ■特徴
1)ボルトを作成し厚さが10cmまでの圧縮・クリップができるようにした。 (厚さ56mmなら市販100mmボルト、製本屋さんの100mmボルトでも製本できます。) 2)小型製本機によるA4サイズを短辺(横)綴じ製本 3)毛羽たてなど表面処理をしないで、直接ボンドG17を塗布。 この扱いにくいボンドG17の使用方法がキーポイント。 4)薄くて曲りにくい材料として、ベニヤ板を使用。 厚紙、ボール紙、プラスチック、アルミなど検討した結果の究極の素材。 ■準備する道具と材料と消耗品
■製本機と製本材料の準備 汎用型製本機では厚さ4.5cmの製本例はあります。小型製本機ではないので、できるだけ厚い本を小型製本機で作ることにした。小型製本機は操作性が良い。 製本材料がないので、どうやって集めようか困った。最初はA5サイズのペラ紙数センチを集めようとした。大型カッターを持ってないので、A4サイズをコピーセンタでカットしてもらうことを考えた。出かけるのが面倒で時間と費用がかかる。そこで不要になったA4用紙をかき集めて、短辺を綴じることにしました。 ホッチキス綴じしたものも多く、針取り道具で除きました。製本知識>ホッチキスに紹介した針取り道具は便利です。ホッチキスを取り外し忘れしたままで製本した部分がありました。 ■製本作業 1.背固め (2007/1/17) (厚みが4.5cmのときは分割背固めして、あとで合わせて製本していた。面倒なので一括背固めすることにした。ページの脱落が心配・・・) ![]() 1)用紙を揃えて締め付ける。小分けして机の上で揃えて後、まとめて投入しました。製本機の中では背は揃えやすいが、天地は揃え板が使えず指で揃えたり、ボルトに押し付けたりして難しく凸凹になってしまった。2)製本機を正立できないので横に寝かせるて置く。 (厚いので毛羽たてができない。最も強力と思うボンドG17を使うことにした。用紙間に入りやすい接着剤。すぐ乾燥して凸凹になるので半分ぐらいの面積に糊付けし、上から手で押さえた) ![]() 3)ボンドG17 を塗布する(すぐ乾くので、すばやく接着剤を押さえながら薄く延ばすことがキーポイント。薄黄色がボンドG17)。4)ボンドG17が塗布されていない部分に木工ボンドを塗り不織布を被せる。上から木工ボンドを塗り乾燥させる。白色が木工ボンド。 5)製本機に引き込んで2~3時間圧縮する。●背固め結果 ![]() ![]() ![]() この段階では完全水平開きになっています。右の写真は1枚をもってぶら下げている様子。本の重さが2.7kgあり吊り下げるとき強度が心配で、ゆっくり持ち上げましたが破れませんでした。 「感想」 1)毛羽立たせなくてもボンドG17接着剤で背固めできた。次回はボンドG17の上から金槌で叩いて圧着してみよう。 不織布も良い。 2)この段階で、本を開いたりしたら不可。 製本テストのためにやっただけ。次の工程で表紙を付けても、癖が付いて取れなくなる。 3)この段階では背は究極の柔らかい製本。 2.表紙の取り付け 次の日、表紙の取り付けしました。(2007/1/18) ![]()
「手順」 背固め工程でシッカリ接着されていることが確認できたので、ここでは背を硬くするだけ。 1)厚さ2.3mmのベニヤ板 を210x56mmの長方形にカッターナイフで切る。表と裏から傷を付け折ると簡単。 2)背に木工ボンドを塗り不織布を被せ押さえる。 3)不織布の上から木工ボンドを塗り、ベニヤ板にも木工ボンドぬり、背に貼り付ける。 4)本の自重(約3kg)で背を下にして圧着する。数時間放置。 5)「コ」の字型の背表紙を貼り付ける。 6)ベニヤ板の断面にペンキを塗るときれいになる(写真は塗る前)。 ![]() ![]() 「感想」 吊り下げるとき接着強度は心配なく、吊り下げている用紙が破れることを心配しました。背は硬くするほど強度が増すことがよくわかりました。本の厚さに対する自信がつきました。 背は究極の硬い製本に変身しました。 厚さ10cmぐらいは製本できそうです。 2011年4月16日、劣化状態チェック: 製本から4年間経ったけれど全然大丈夫です! |