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顔料インクと染料インクの比較 2006/6/7新,07/08/12
インクジェットプリンターのインクにつて、独断と偏見でまとめました。
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染料インク |
顔料インク |
| 概要 |
粒子が非常に小さく(100万分の1ミリ)、水に容易に溶ける。
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粒子が大きく(染料の100倍、1万分の1ミリ)、水に溶けないので浮遊しています。 (炭の粉と思えばいい。メーカーは「粒子を小さくすること、水に溶けやすくすること」にしのぎを削っています。また粒子の大きさに、ばらつきがある)
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| 発色方法 |
色素が紙の繊維の間に入る。 |
色素が紙の表面に付着。 |
使い勝手 |
◎ 印字不良が少ない。 |
× 印字不良は染料の100倍?。 |
| 画質 |
×滲む。 |
◎滲まないでシャープ。 |
印刷物 |
×水に溶けやすい。 |
◎水に溶けにくい。 |
変色 |
×色褪せする。耐候性10年 |
◎変色しない。耐候性40年 |
インクの保存 |
◎均一に混ざっている。 |
×放置していると沈殿する。 |
| カートリッジ例 |
BCI-3eY,BCI-3eM,BCI-3eC BCI-6Y,BCI-6M,BCI-6C,BCI-6BK |
BCI-3eBK |
| 用途 |
カラー写真、カラー文字の印刷 |
黒色文字の印刷、モノクロ写真の印刷 |
■プリンターのノズルと目詰まり
プリンターのノズルは、直径0.01mm。この細くて目に見えない穴からインクが噴射されます。だからインクの球の大きさも0.01mm(この大きさがほぼ1pl)。コピー紙の厚さは0.1mm、髪の毛の太さも0.1mmでこの10分の1だからいかに小さいかわかります。 簡単に目詰まりすることがわかります。
●顔料の直径は0.0001mm以上。ノズルの100分の1です。1万個並んで通り抜けることができます。
●染料の直径は0.000001mm。ノズルの10000分の1です。1億個並んで通り抜けることができます。
●顔料は粒子が大きくて、粘り気があるため染料に比べて圧倒的にノズルに詰まりやすいことがわかります。
●顔料は乾いたら水に溶けにくい。このためヘッドのクリーニングが染料に比べてやりにくいことがわかります。
●プリンターヘッドは乾くと目詰まりします。このためプリントしていない時はヘッドを右側のホームポジションに移動させヘッドに蓋をするようになっています。
●染料インクを取り除くときは、水性インクなので、油性インクのようにベンジン、シンナー、アセトンなどを使っても効果がありません。長時間水に浸してして拭きとることです。
(参考)単位の勉強
1pl:1ピコリットル=10の-12乗リットル=10の-9乗立方センチ=0.01mm四角。
1nm:1ナノメートル=10の-9乗メートル=10の-6乗mm。
1μm:1マイクロメートル=1ミクロン=10の-3乗mm=0.001mm。
dpi:ドットパーインチの略=1インチの長さに存在する点の数。
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