TITLE: 心は一日の時間を変化させる
と、言うわけでだ。
屋敷の中ではなるべく、品性ある行動を取ってほしい。
セレスお嬢様の友人として恥じないような。
敬語とか……立ち居振る舞いか?
そうゆうことだ。
私も立場上、貴様などに敬語を使わなければならん。
それと、貴様の素性を他の者にはなるべく明かしたくはない。
軍事部門には大体知れ渡っているが、
ここにいる侍女や執事、来客にいらっしゃったご貴族方には
触れられたくない話題だ。
そのためにはこの世界の『常識』を知ってもらわなければ困る。
まぁ……それなりにがんばってはみるが。
で、流れ的に仕方がないが……。
貴様の面倒、身の回りの世話は私がすることとなった。
み、身の回りの世話ぁっ!!!!??ハァハァ
そうゆうのをやめろと言っているんだ。
あとこれからは血を出すことも禁じる。
斬りつけておいてそれはないだろ!
まぁ、斬られたとしても止めることは出来るが。
………本当にすごいな。
斬り口から血の匂いさえしないとは…。
でも斬るな。さらに押し込むな。
痛覚は生きてるっつーの。
まぁとにかく…だ。
………。
雪千夜様にお仕えいたします、セティリアと申します。
御用がありましたら、何なりとお申し付けください。
なんという破壊力かっっっ!!!!
雪千夜様……その……お願いします。
これはセレスお嬢様の品格にも影響を受けます。
ですから……。
す、すまん……どうやら本気みたいだな……。
えぇと、セティリア…さん?
私は侍女ですので、セティリアと呼び捨てていただいて構いません。
敬語である必要も…ないのか?
滅相もございません。私どもには普通に話していただいて構いません。
敬語はセレスお嬢様、並びに貴族の方々との対談のときに
お使いいただければと。
うぅ…む、真面目すぎて緊張してきた……。
やっと偉大で高貴なるお屋敷に招かれたのだという実感が…。
それで、よろしければお屋敷の中を案内いたしますが。
いや、もう昨日中に全部把握したから大丈夫だ。
畏まりました。
他に何かご質問等ありますでしょうか?
んー。朝ごはんとかお昼ごはんとかは、何時かって
決まっているの?
確か食堂みたいなところがあったけど。
午前6時から午後10時の間でしたら専属の料理人が常に待機しておりますので、
いつでもご利用して構いません。
また、食堂でなくともこのお部屋から電話をいただければ、
こちらへ食事をお持ちさせることも出来ます。
おーwそりゃ気楽でいいな。
まぁ、出会いを求めるなら当然食堂だな。
あの……出来れば食堂で出会いを求められるのはちょっと……。
さっそく食堂へ。
行ってもいいが、ふざけ倒したら
17分割どころじゃ済まねーぞ。
や、やっぱ部屋で電話して一人で食べたほうがいいよねーwwww
うん、素性がばれたらいけないしぃーーwwww
畏まりました。
もしお部屋でお食事されるのなら、お電話の近くにある内線番号を
ご確認ください。
ういー。
それでは、失礼いたします。
………。
痛い。すごく痛い。
この状況はすごく痛いぞ。
貴族って大変なんだなぁ……。
とりあえず腹減ったから電話してみるか……。
確かに電話の傍に内線番号が書かれたシートがあった。
どうやら食堂以外にも色々な場所へかけられるらしい。
ふーん………。
え?なんだこれ。
『セティリア』
明らかに部屋名ではなく個人名だ。
もしかしたらこの電話番号にかけたら
出てくれるのだろうか。
試しにかけてみようっ!
気品溢れるデザインの電話を取り、ダイアルを回す。
トゥルルル…ピ。
電話の声:はい、セティリアでございます。どのようなご用件でしょうか?
なんでお前個人の内線電話なんてあるんだ。
電話の声:雪千夜様でしたか……。
私はこのお屋敷の侍女長、また訓練兵の教官や
特別なお客様のお世話も同時に行っておりますので、
いつでも連絡していただけるよう、私に内線電話が設けられているのです。
す、すげー………。
あ、仕事中すまなかった。切るよ。
電話の声:また何かありましたら、遠慮なくお申し付けください…。では。
プ。 ツー、ツー、ツー…。
セレスお嬢様のお世話だけかと思ってたが、
全然暇そうじゃないじゃないか。
しかも深夜は寝ずにセレスお嬢様の寝室の警護…。
いつ、寝てるんだ?人間かあれ?(↑人のこと言えない)
世の中には想像を絶する仕事量をこなす人間が
いるということを学んだ。
その後、電話して朝ごはんを注文したら、セティリアが持ってきてくれた。
忙しそうなのに…ごめんね。
え?い、いえ、そんな雪千夜様が気になさるようなことでは…。
ただでさえ、仕事が山のようにあるのに、
俺がいるからさらに増えちゃったんだよね…。
気にしないでください。このお屋敷の侍女長とはいえ、
清掃等は他の侍女にまかせっきりです。
私はどちらかというと身の回りのお世話というよりは、
護衛兵や訓練兵、憲兵の教育係としての役割が大きいので…。
そうだとしても、迷惑かけてるのは確かだ…。
ごめん。
…ったく、らしくねぇな。
いきなりこの屋敷の雰囲気に圧されたのか?
うわ、いつものやつに戻った。
てめぇ、こっちのほうが話しやすいとか思ってんだろ?
あ、あははは……ww
でもそれはそっちも同じこと言えるんじゃない?
私をなめるな。何年ここで仕えてると思っていやがる。
えー、そんな若いんだから、十年もやってないでしょ?w
わ、私の歳など教えたことはないぞっ!!!
セレスお嬢様と歳同じなんでしょ?
と、いうかセレスお嬢様から聞いた。
そ、そうか……。
まぁ、何十年というわけではないが。
とにかく、だ。
私に遠慮することなんてねぇよ。
一人増えたところで今更どうってことはない。
俺みたいな非常識人でも?
そうだ。
俺がセティリアを恋人候補に思ってるとしても?
そうだ。
……。
ななな、何言ってんだてめぇっ!!!
まぁ冗談はさておき。
あ、冗談…なんだ。
(聞こえてるっつーの。デレデレセティリア乙www)
ありがと。とりあえず気落ちしてたのは直った。
それと、俺がいるときだけはその口調のままで居てほしい。
精神衛生上的に。
注文の多いやつだ……。
まぁ、このほうが私も自然としていられるから
助かるが…。
他の方がいる時は我慢してくれ。
わかってるって。
それじゃ、朝ごはん食うわ。
あ、そういえばその朝ごはん冷めてるけど…いいの?
猫舌なんです。
………。名前がそんなんだからか。
それは禁句、言っちゃいけねぇ……。
冷めたコーンスープとパンと、
何で出来ているのか良くわからない食材や料理を頬張る。
あ、食べ終わったらそのままそこに置いておけばいいぞ。
私が気づいたときに持っていくから。
おk。
なんか新婚さんみたいだな(嘘)
そ、そんなわけねーだろっ!!!!
(まるでなぎぽんのツン強め&猟奇的をプラスしたような性格だなwww)
冗談冗談ww
……本当、なんなんだこいつは……。
ここに来てから二日目の朝。(といっても昨日の夜から来たわけだが)
長い一日が(といっても4時半起床だからすでに3時間経過)
始まろうとしていた。
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