内申点が足りなくても合格する可能性は
公立上位高の9割以上が学力検査重視と先に述べました。では、内申点不足は、どのくらい学力でカバーできるか詳しく考えてみましょう。
旭ヶ丘高の2008年入試追跡結果をもとに、内申点と学力検査の配点比率がおよぼす影響を調べてみました。
(1)学力検査重視型の高校ですから、総合得点の出し方は、
内申点×2+学力検査(20点×5教科)×1.5 となります。
(2)2008年度の推定合格ラインは217.5点でしたから、これで計算すると、
内申点が 45なら、学力検査は85点で合格
〃 43なら、学力検査は88点で合格
〃 41なら、学力検査は91点で合格
〃 39なら、学力検査は93点で合格
〃 37なら、学力検査は96点で合格 (ここまで合格)
このように難関校といえども内申点が少々足りなくても、学力検査の結果で十分合格を狙えることがわかります。逆に、内申点が高くても当日試験に失敗すると不合格になることがありえます。
「内申点が高くても安心できない。内申点が足りなくても実力しだいで逆転できる。」 これが最近の傾向です。
2.学力検査で何点とれそうか測る方法
絶対とは言えませんが、全県模試の偏差値がかなり信頼できます。
*全県模試 愛知県の模試では受験者数が最大です。
SSAジュニアフォーラムの教室で受けられます。これを中1・2は年2回、
中3は年4回受けてもらって進学や指導の資料にしています。
*偏差値 そのテストを受けた人たちが、50点を中心にどのくらいの散らばり方をしたかを調べて数字にしたものです。
ほとんどの受験者が30〜70の間に入ります。もちろん数字が高いほど、学力が高いということです。
どの高校は内申点がいくつ、偏差値がいくつあれば合格できるかは、新中1説明会(小6の2月)や受験説明会(中2の11月)で一覧表を配布しています。
1.で例に挙げた旭ヶ丘高は、内申43、偏差値69以上なら、合格する可能性が大です。
3.中学校の進路指導
愛知県ではかつて中統という模試を学校で受けさせていたので、今の全県模試の何倍もの受験者のデータが得られており、かなり適切な進学指導ができていましたが、だいぶ前に、鳩山邦夫氏が文部大臣だった時に、学校から模試を追放(禁止)したため、進学指導が難しくなってしまいました。今では、内申点だけを見て、ここはOK、あそこはムリと言うことしかできません。私が逆の立場だったら、とてもつらいと思います。
そのため、学力があるから内申点が足りなくても合格できる生徒や、内申点は高いけど学力が足りないから不合格になりそうな生徒に、間違った受験校を指示することがあります。(生徒・父母が担任の先生にかなり間違ったことを言われたことがありました。あまりひどい時には、校長先生に電話をして、進路委員会で修正してもらったこともあります。)
SSAジュニアフォーラムでは、中3の12月初旬に学校の三者面談より早く、面談をして受験校を決めて、学校にはその内容を伝えてもらうようにしています。ここ2・3年は、内申点が2〜3点足りなくても逆転合格するケースが、とても多くなっています。