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小学生の英語教育


         小学生の英語教育

   英語を習うなら早ければ早いほどいいのか       

言語中枢の発達は12才までだから、早い方がいいという情報・・・ウソです。

   脳のある機能が役割を終えて衰退する時期、これを臨界期といいます。

   臨界期の研究では、国立理化学研究所が最も進んでいますが、それでも未だ

   臨界期は解明できていないと報告しています。

   様々な英語教材や学習システムについて、推せんするようなコメントを

(お金をもらって)載せている学者の中には、信用できない人もいます。根拠とする基礎理論にも問題があります。要注意です。

   (2)早く始めた方が学習効果が高いはずという考え ・・・ あやしいです。

〇英語教室・英会話教室に幼児の時から通って、3年・4年・5年習った人がSSAのジュニア英語クラブに入会されるケースがよくあります。SSAでは、10ヶ月習うとSSA検定9級に合格して、8級に進みますが英語教室から移った人でこのレベルに達してる人は20年間で一人もいませんでした。また、SSAでは2年習うと、300語の英単語を正しく読めて、意味が言えて、書けるようになりますが、英語教室に5年通った人でも100語読み書きできる人はいませんでした。

 〇読み書きはできなくても、早くから始めたら英語を話せるようになるのではという考え・・・残念ながら、期待はずれになりそうです。

  小学生でSSAに入会した時点で、英語が普通に話せる子はこれまで数十人いましたが、ほとんどが 

@帰国子女 Aインターナショナルに通っている B父・母のどちらかが英語を話す国の人 この3つのケースにあてはまります。

  例外は、1人です。この子は、となりの家がアメリカ人の家族で赤ちゃんの頃から親しくなって、いつもアメリカ人の子供と遊んでいて、その上で英語教室のマンツーマンコースに通っていたのでした。週1回、グループで習って英語が話せるようになることは期待できません。週1回1時間習っても、年40〜50時間ですが、英語圏で生活している子は起きてる時間だけでも年5800時間以上英語づけなのです。

英語ぐらいできないと、将来困るのでは・・・心配いりません。

  英語ができるようになる努力を人にさせるものは、一つは必要性です。

 今の日本では、この必要性がとても少ないのです。英語が話せないと仕事につけない国では、必死で努力するから何とか話せるようになっています。将来、どうしても必要になったら、努力せざるを得なくなります。私の知り合いでも実例がたくさんあります。学生時代の友人の一人は、英会話がまるでダメでしたが、海外赴任が決まってから勉強して、行ってからも努力して、大手広告代理店で国際部部長になりました。

 英会話ができるようになる努力を人にさせるもののもう一つは、本人の意欲です。非常に強い場合はすごいパワーを発揮します。私の尊敬する佐藤幸子先生(外国語学校顧問。代ゼミ部長を務めた人)は、一度も外国へ行かず、英会話学校にも行かず独学で英語をマスターして、外人講師たちを指導し、とても慕われていた人でした。DJの小林克也氏も独学で、世界に通用するDJとなり、欧米のDJ志望の若者たちで彼を目標だという人がかなり多いそうです。

 必要性と意欲が将来高まれば、本人が努力するし、その時からでも十分間に合うから大丈夫なのです。

  英語はいつから始めればいいのか

日本の脳生理学者のグループで、いずれノーベル賞をとれると言われている人達が、「英語は小1・2まで教えない方がいい」と言ってます。そのころまでは、母国語の神経ネットワークに非常に重要な時期だからということです。

私も全く同感です。日本人として知的能力を高め、全ての教科学習を習得するもとになるのは国語力であることは明白です。

 SSAでは、国語優先という考えに立ち、英語受講は小3以上からお勧めしています。(個人差がありますから、幼児や小1・小2での開始をOKするケースもあります)

 中学に行ってから英語をよくできるようにしたいとか、困らないようにということであれば、SSAのジュニア英語・中学英語のシステムなら小5・6からで十分です。

 小3・4から始める良い点は、英語の発音を「すなおにまねる」ことです。

そうすると、発音はとても良くなります。正しい発音に慣れていると、高校入試でbirthdayとhardの区別などの問題は簡単にできます。日本からアメリカに(親の転勤などで)行く場合、子供が小6なのか小4なのかで英語になじむ度合いがかなり違うそうです。

 しかし、小5・6から始めても国語力(言語能力)が高い子は、中学英語でも例外なく優秀なレベルになっていますから、神経質になることはありません。本人の興味・意欲が上がった時、または習い事・受験などの区切りがついてから考えたらどうでしょう。  

     小学校の英語教育

小学校の英語教育は2011年度から小学5・6年で週1回、必修化されます。6〜8年後には小3から必修になる可能性もあります。

低学年のお子様をお持ちの方は、「えっ、大変だ。」と思われるかもしれません。「必修になると成績評価がつくし、小5になってからすごくできなかったらかわいそうだから、その前に何とかしてあげた方がいいかしら。」と思われるかもしれませんね。

  でも別に「大変」じゃないのです。なぜかというと、小学校で英語教育を始める際に、議論が2つに分かれて、1つは<書くこと・文法知識も重視して、中高の英語に直結する内容にすべきだ>という考えで、もう1つは<会話力のステップとして、コミュニケーションを重視するべきだ>という考えでしたが、結局、後者の方針になったのです。必修になってもこの方針は変わりません。ということは、一般の英語教室と同じで「お遊びの英語」になる可能性が大です。この方式の効果のなさは前回述べた通りですが、私は内容を知らずに言っているわけではありません。旺文社LLの全国指導者研修を、旺文社の専務だった人のつてで特別に見学した際、教室経営者やインストラクターに話を聞いたり、小学館のベテランインストラクターやECCの職員にも内実を聞いています。皆、効果が出にくいことに悩んでいます。

  SSAのジュニア英語システムは、これらの英語教室と全く違う発想でつくられています。(簡単に言うと言語習得には、書字システムをしっかり組み込むことが重要不可欠です)

 本当は、今進めようとしている小学校の英語教育は問題ありです。小学校で英語を教えると思っていなかった教師が大部分であるという現実、英語の苦手な先生が教えることで英語嫌いの児童が増える心配もあります。現状を分析し、(人員を含めて)環境を整備し、どのレベルの英語をめざすか、予算をどのくらいにできるのか(教育予算は先進国の中でも低いレベル)など、根本的に国は見直すべきだと思います。

  ともあれ、現実的にこれから行われようとしている小学校の英語教育は効果も低いかわりに、保護者の対応も難しいことはないでしょう。子供達も小5・6で学校の英語が難しくて困ることはないはずです。(世の中の教育産業は、ここがチャンスとあおりたてるでしょうが。)

 英検は受けたほうがいいのか。

結論から言うと、英検を受けないで損をすることは何一つありません。また、受けて得をするということもほとんどありません。「ほとんど」ということは、ほんの少しは得する場合があるのですが、進学については、私立高(あまり難易度の高くないところ)の推せん入試で、英検3級が少し加点される程度です。(私大の推せん入試では英検2級)

 英検は長い間、文部省認定でしたし(数年前、認定がはずれました)、ほかに英語能力を測定する試験がなかった頃にはもっと価値があったのですが、今は、ビジネスで通用する英語力測定ではTOEIC(トイック)が評価されています。企業の採用や人事評価に用いられることもあり、受験者数が非常に多くなっています。また、英語圏への留学希望者はTOEFL(トーフル)で英語能力を測定するのが普通になっています。

 英検も、小学校で英語を学習している人の中期目標として英検を受けるのは悪くないでしょうし、合格すれば励みにもなります。SSAのジュニア英語の級とは比較しにくいのですが、例をあげると、塾生(小学生)で英検2級合格(これはすごいことです)の子が、SSAジュニア英語では4級まででした。(英検は1級以外は書くことを一つも要求されないからです。SSAジュニア英語では、言えるもの、読めるものは全て書けるように指導されます。だから、英検は中学・高校の英語力にはあまりつながらないというのが私の実感です) 

また、英検は階段を上がるように受検する必要はないので、5級から順に受ける必要はないのです。高校で英語がそこそこできる人は、少し慣用表現などを勉強して受ければ2級に合格しています。

 中学では、成績をとる英語学習や受験に強くなる英語学習に力を入れるべきです。英検準備とはやるべきことが違うので、中学で英検を受けるのは子供たちに余分に負担をかけることから、あまりお勧めできません。意欲があって余裕があれば別ですが。

 ネイティブスピーカーの講師のほうがいいのか。

   普通に考えると、英語を教わるなら、英語を母国語としている人に教わった方が良さそうなのですが、そう単純なものではありません。

   私はかつて東京で、アメリカ人を数人採用して、今までにない効果的な英語教室を作りあげることに挑戦してみました。スタッフの知的水準もかなり高くて期待しました。ところが、学習効果は私が期待したものの1/10くらいでした。毎回、授業前に綿密に打ち合わせして、かなりのエネルギーをかけたのに、なぜうまくいかなかったのでしょう。

   それは、外人講師を使ったことのある人が皆経験することだと思いますが、  彼らは英語は話せるけれども、日本人が英語力を獲得するにはどんなメカニズムがあって、どの段階でどう指導すれば良いかということについてのプロではないからです。だから、何回もくり返し言って聞かせるのになぜこの日本人はできるようにならないかと不思議がるだけです。これでは、彼らが何千時間もかけて自然に身につけたものを、週1回・2回教えて効果が出るはずがありません。

   ネイティブスピーカーの活用のし方としては、英語学習の土台をしっかり固めた人が、マンツーマンで集中的に(毎日のように)会話表現のやりとりをする方法が有効だろうと思います。

   そのような考えから、SSAでは英語の学習指導は日本人に限定し、発音の学習については、「レッツフォニックス」「スターティングイングリッシュ」「口まねリズムトレーニング」そして、中学生の単語習得では最強兵器とも言える「英単語リズムトレーニング(テープ学習)」を開発または導入しています。ジュニア英語出身者では、中1の時、先生の代わりにお手本の発音をやってくれと言われた子もいますし、中学生では過半数の生徒が11分の練習時間(1回練習レベル)で40ヶの新しい単語をマスターしています。これでいいと思っていますが、いつか英語学習の仕上げとしてネイティブスピーカーの有効な指導システムに挑戦したいものです。