「ジーク、どうした?改まって手紙をよこすなんて何か問題でもあったのか?」
「クラウス兄様、お忙しいのに申し訳ございません」
ジークが呼び出したのはクレール家の長男クラウスだった。
クラウスは幼い頃から学問に秀でて今では皇城の財務機関で働いている。帝国の財政を動かす機関だけあって妖魔を駆逐する軍部と肩を並べる位、恐ろしく忙しい仕事だ。だから自由な時間はもちろん無く、帰宅さえ出来ない事も度々だった。
そんなクラウスにジークは時間を作って貰うように手紙で願い出たのだ。受け取ったクラウスは初めてのジークの呼び出しに何事かと急ぎ帰宅したのだったが・・・

「その・・・」
何時もはっきりと言うジークが言い淀んでいた。
しかし意を決した様子で真っ直ぐクラウスを見て重い口を開いた。

「兄上、グレーテ様に会って下さい」
「グレーテ?皇女に?何故?」
「それは・・・兄上がロータルだからです!」
ジークはきっぱりと言い放ちクラウスを見た。
謎の幻の画家はクラウスだった。これは家族と親友のライナー、そして画商をしている叔父しか知らない事実だ。本当は画家になりたかったクラウスだったが、クレール家の長男としてそれを生業に出来なかった。あくまでも趣味の範囲で描いていたが意外に売れてしまい、本職に影響が出るとして正体を隠す事になったのだ。謎が謎を呼びその正体の話題はもちろん、滅多に出ない幻の絵は恐ろしい高値で取引され、更に人気に拍車がかかっている状態だ。

クラウスはジークの説明を聞いた。要するに皇女が引き籠り出て来ないので興味を持っている画家を登場させたいと言う具合だ。

売り出した絵が時々、誰か分からない人物に買い取られていたことにクラウスは納得した。それは全て皇女が購入していたのだ。しかし・・・

「事情は分かった・・・しかし私が行って仮に皇女が出て来たとする。しかしそれは一時しのぎにしかならない。根本的な解決にならないだろう?」
「でも、何か打ち込めるものが出来れば変わると思うのです!私がライナーの剣技を見て人生が一変したようにグレーテ様も変われると思います!だからお願いします!兄上、私は只、会って欲しいだけではありません。描くところをお見せして欲しいのです!」
「私に絵画教室でも開けと言うのか?皇女の部屋で?」
「いいえ、それはお話したように皇女を悲しませた原因の一つなので逆効果になると思います。だから兄様には皇女の肖像画を描いて欲しいのです!」
クラウスは無言だった。
ロータルは一度も人物画を描いた事が無かった。描けないのでは無く、描きたいと思う対象が無かったのだ。今までは好きな時、好きなものしか描かなかった。創作意欲を刺激された時に描くだけだ。だから・・・

クラウスは喪服の皇女≠ニ呼ばれるグレーテを思い浮かべた。社交場に顔を出さない彼女の姿を見かけるのは本当に稀で、しかも身分からすれば遠くから垣間見るだけで印象に残っていなかった。
宮廷一、美しいと噂でもクラウスは興味が湧かなかったのだが・・・
クレール家の兄達はジークに甘い。妹の初めてのお願いを無視するのは難しかった。今は皇子の活躍で妖魔が激減して皇城の機関全てが平常に平穏に稼働し始めている。クラウスは忙しい時でも描いていたが、時間のゆとりが出来れば思い存分絵を描けるところだったのだが・・・描きたいと思うものが無かった。
描きたい気持ちはあるのに気持ちが乗らないのだ。最近、忙しかったせいだと自分で思っているが・・・

「兄様、如何ですか?」
無言のままの兄にジークは催促したが、クラウスの返事は貰えなかった。しかし断りも無い・・・脈はあるとジークは思った。

「グレーテ様の瞳の色をご覧になられた事がございますか?兄上の好きな金木犀のような色です。珍しいでしょう?」
「金木犀の瞳?」
クラウスはジークの表現に興味を引いた。橙黄色の瞳は確かに珍しい。しかしジークから好きな花の色と言われたのに皇女が好きだと言われたような変な気分になった。まともに見たことの無い皇女に何の気持ちも湧かないが、画家として間近でその珍しい瞳を見てみたいと純粋に思った。

「肖像画を描くのは約束出来ない。私は描きたいものしか描かないし、今は描きたいものが無い。それに皇女の承諾も無く描けないだろう?」
「では駄目なのですね・・・」
「・・・嫌・・・会うだけなら会おう。もちろん、ロータルとして・・・」
「兄上!」
ジークが珍しく声を高く上げ、そして満面の笑みを浮かべた。
それを見られただけでもクラウスは満足した。

「ただし。私の正体は秘密にする事」
「秘密にと言っても・・・顔を合わせるのにどうやって・・・」
兄の無理な注文にジークは困惑した。それはどうにかするとしてもどうやって皇女に伝えるか?だった。侍女に取次を頼むのは避けたかった。情報通な彼女達にとってロータルの話題は美味しいに違いないからだ。それに交友関係の少ないジークがロータルを知っていると言うのも不自然でクラウスの正体が判明し易い懸念もあった。

「皇子に頼むしかないだろう?」
「皇子に?それは駄目です!お忙しい皇子に御足労かける訳には・・・」
ジークは忙しい皇子に迷惑をかけたく無かったが、クラウスが言うようにどう考えてもローラントに頼むのが一番だった。確実にグレーテに用件を伝えられて、クラウスの正体が判明し難いのだ。
クラウスはジークを説き伏せ、ローラントに協力を申し出る事を決めさせた。

その夜、内容を聞いたローラントは、ジークが思わず目を細めてしまいそうな眩しい笑みを浮かべた。

「クラウスがロータルだったとは驚きだったが、それよりも君が私を頼ってくれた事が一番嬉しいよ」
「お忙しいのに申し訳ございません。お手数をかけるつもりは無かったのですが・・・兄が皇子にお頼みする方が良いと申しましたので・・・」
頭を下げるジークにローラントは小さく溜息をついた。

「ほら、それだ。だいたい君は遠慮し過ぎなんだよ。私は何でもしてあげたいのに君は何でも一人でやってしまう。私の出番が無くて本当に情けないと思うよ。私は必要とされて無いようで・・・」
眩しかったローラントの顔が曇ってしまった。

「違います!必要が無いなんて!私は、私は・・・」
自分の気持ちを言うのが苦手なジークは言葉につまってしまった。
ローラントを悲しませるつもりは無かったのに・・・

「分かっているよ、ジークリンデ。今は私が悪かった。相談してくれて嬉しかったのに、クラウスから言われたからだと思うと少し拗ねてしまって・・・私は君にもっと心もからだも、もっと甘えて欲しいんだよ。君が母上みたいに出来ないだろうけれどね」
(皇后様?心もからだも?甘える??)
ジークは皇子の後半の言葉の意味が分からず無表情になった。
心とは今のような相談事をしろとの事だろうが・・・

(からだ?)
ジークは、あっと思いついた。
ローラントの母は皇帝に、ベッタリで私的な場所ではそれこそ磁石で引っ付いているかのようだった。
しかも先日、皇后は皇帝の膝の上で果物を食べさせていた場面に出くわした事もある。思えばローラントは呆れる様子は無く・・・

(羨ましそう?だった?かも・・・)
無表情だったジークが頬を少し赤らめた。

「皇子は・・・私が膝に乗るような行為をお望みなのですね。気付かず申し訳ございませんでした。今後、なるべくご希望に添えるように努力致します」
ローラントはその返答で愉快そうに笑い出した。

「相変わらずで全く退屈しないよ。ジークはそれが魅力だったのに、我儘言う私が全部悪かった。すまない、ジーク」
「いいえ!皇子は悪くございません!皇子が我儘言って下さらないと私が困ります!私は、私は・・・」
ローラントが微笑んだのでジークは言葉を呑んでしまった。
そしてローラントに優しく引き寄せられると口づけが落ちて来た。

「ジークリンデ、私は・・・の続きは何?」
「私は・・・私は我儘を言って下さらないと私の方こそ必要無いのかと思ってしまうから・・・」
「ジークリンデ、それこそ思い悩む必要が無いものだ。君と出会わなければ私は只、息をするだけの空っぽな人生か、息さえするのも面倒だと思って冥の門をくぐっただろう」
「皇子!」
ジークは驚いて声を上げた。
今までが夢であって幻のようなローラントが消えてしまうような気がしたのだ。
真っ青になったジークをローラントは腕の中へ引き寄せた。

「ジークリンデ、愛している。君はずっと私の傍に居ないと駄目だ。そうしないと私は死んでしまう・・・覚悟して欲しい。これは私の譲れない我儘だから・・・」
微笑むローラントの視線をジークは受け止めた。甘い束縛はジークの恐怖を和らげ、胸元で緊張して折りたたんでいた腕が、自然とローラントの背中にまわり、皇子を抱きしめていた。

「離れません!ずっと共に居ります!何処までもご一緒です!」
「ジークリンデ・・・」
二人は一つに溶け合うかのように強く抱き合い、口づけを交わしたのだった。


次の日、ローラントは早速皇女を訪れた。誰に止められる事なくグレーテの開かずの扉を開いた。
グレーテは少し驚いたが、直ぐに沈んだ顔になった。

「お兄様・・・ジークに言われて来られましたの?」
「ジークが心配している」
「・・・わたくしにもう・・・お兄様もジークも関わらないで下さい。わたくしは皆を不幸にしてしまいます」
「何故そんな事を言うんだ?」
(ジークはあの日の事をお兄様に言ってないのね・・・)
あの日の不名誉な言葉は誰にも知られたく無かったからグレーテはジークに心の中で感謝した。男達が嘲笑いながら言っていた疫病神の花嫁≠ニ言う言葉を忘れたいのに頭から離れなかった。夫となる筈だった者達が二人共、妖魔に殺され魔に魅入られた花嫁だと噂され傷ついていた。それが薄れ始めていたのに今度は疫病神が憑いていると言われて呆然としてしまった。自分が不幸では無く、自分の存在が周りを不幸にするのだと気が付いてしまったのだ。だからジークにも会えず扉を閉ざしていた。

「わたくしのことはもうお忘れ下さいませ・・・」
「やれやれ・・・私の言葉も届かないみたいだ」
「・・・・申し訳ございません」
「気晴らし贈物を用意したけれど・・・残念だな」
ローラントが溜息をついて懐から出したカードをチラつかせた。
小鳥の絵と署名がグレーテの目に留まった。

「それは・・・」
目に入った署名はロータルの作品に必ず記される金木犀の花と作者名。
しかも小鳥はロータルが好んで良く描くもの・・・何度も何度も見ているグレーテは疑う余地も無くロータル本人が書いたものだと直ぐに分かった。

「お、お兄様・・・そ、そのカードは?」
「ん?ああ、最近知り合ってね。グレーテが好きだと聞いたから気晴らしに紹介でもしてあげようと思ったのだけど・・・会いたく無いのだろう?」
グレーテはロータルの絵を鑑賞する度にその作者自身に会ってみたいと何時も思っていた。素晴らしい絵を描き出すその人を見たかった。しかし・・・自分に会えばその憧れの人を不幸にするかもしれないのだ。

「グレーテ、以前言ったように花婿達が殺されたのは君の責任では無いし、責められるのは責任を放棄していた私だ。だから君は誰も不幸にしていないしこれからもしない。逆に引き籠って誰にも会わないのならジークは悲しむ。元気の無い彼女を見る私も悲しくなる。悲しみは不幸になるのと同じだ」
「お兄様・・・わたくしは・・・」
グレーテはローラントの思いやりのある言葉に耳を傾け、心が少し軽くなった。それに念願のロータルと会えるとなると憂鬱な気分が晴れて来るようだった。
少し明るくなった顔をしたグレーテにローラントはそのカードを渡した。

「今日の午後、私の宮で・・・いいね、グレーテ?私は同席出来ないけれど、ジークがいる。君が会うと先方に言っていて良い?」
グレーテは上の空でカードを胸に抱いて頷いていた。
心はもうロータルの事でいっぱいだった。男性なのか?女性なのか?若いのか?年配なのか?考えれば考えるだけ分からない。想像は何時もしていた。繊細な感じは女性かもと思っても、描く対象が変われば力強い筆使いは男性のようで・・・若々しく新鮮だったり、落ち着いて深みがあったりと年齢も不詳だった。


そして胸を高鳴らせながら待っていたグレーテの前に現れたのは・・・女性では無く、そして高齢な感じでも無かったが謎めいていた。ロータルと紹介された背の高い男は仮面を付けていたのだ。
驚くグレーテに彼を連れて来たジークが頭を下げた。

「グレーテ様、申し訳ございません。貴女様の御前で仮面など大変失礼かと存じますが、ロータルの希望でして・・・顔を隠し、名を伏せておりますが身元は確かでして危険はございませんので、ご容赦下さいませ」
「わ、わたくしには正体を明かせないと?」
グレーテは初めて会ったロータルから拒絶されたような気分になって何故か胸が痛くなった。
ドキドキしていた胸が今は、キリキリと痛むのだ。

「グレーテ様、それは・・・」
ジークが答えようとすると、クラウスがそれを止めるように口を開いた。

「貴女様が私の絵をお気に召して蒐集して頂いていると聞きました。もっと他の絵も欲しいと思われますか?」
「ええ、もちろん・・・もちろんですわ!貴方の絵は素晴らしいわ!もっと、もっと見たいしもっと欲しいわ!」
グレーテは落ち着いた力強いロータルの声にときめきながら答えた。
皇女の自分がこう言えば誰でも嬉しい筈だとグレーテは思った。芸術家は何時も強力な出資者を望んでいる。グレーテはロータルもきっとそう思っていると思っていた。しかし・・・

「申し訳ございません。誤解をさせたようですね。私は後ろ盾を願っているのではありません。逆に関わって欲しく無いのです。私は自由に描きたいのです。皇子や皇子妃のように私の絵に興味が無い方は安心ですが・・・皇女はそうではございませんでしょう?私は今の生活に満足していますし、そっとして置いて欲しいのです。ですから今まで通り幻の画家と思って下さい」
グレーテは拒絶されて唖然としてしまった。誰もが喜ぶ手を払いのけられて・・・しかも恋愛小説で読んだような内容だ。うるさく纏わり付く恋人気取りの女が自分で、意中の男から興味が無いと断られる・・・

ジークは兄の返答に、ハラハラしていた。クラウスは普段から物静かなのに尊大な感じだったが仮面のせいか今日はそれが更に増大している感じだった。皇女を前にしてこの態度は幾らなんでも失礼だとジークは思った。しかし横から口が挟めない状況だった。
グレーテは唖然とした後、とても怒っている感じなのに今まで見た中で一番輝いていた。

「わ、わたくしが、貴方の活動を全面的に支援すると言っているのですよ!」
「必要ございません」
「どうしてですの?わたくしが手を貸せば貴方は生活に煩わされる事無く絵に没頭出来るのですよ!」
グレーテはムキになって声を張り上げた。彼女を昔から世話をしている侍女でさえも驚くだろう。

「それが迷惑だと言うのです。私は描きたい時に描きたいものを描く。何気ない生活があるからこそ生まれる気持ちです。私に貴女様は必要ありません・・・」
必要無いと再三言われたグレーテは、グッと黙ってしまった。
しかし言い負かしたいしロータルをどうしても手にいれたかった。怒りに震えていた時、目の前のロータルがいきなり椅子に腰かけ手に持っていた素描し用の紙を開いて何やら描きだした。恐ろしく早い手の動きにグレーテは驚きながら何を描いているのかと覗くと丁度、顔を上げたロータルと目が合った。
そのまま、じっと見つめられたグレーテは息が止まり、心拍数が多くなった。何もかも見透かされるようなその視線は、自分が何一つ身に着けていないような感覚になってしまうようだった。その視線が紙に落ち、グレーテは息が出来た。そしてふとその紙を見ればそこに描かれているものはグレーテだった!

「わたくし?わたくしを描いていますの?」
ロータルは無言で手を動かしていた。そして時折、グレーテを見る・・・それを何度か繰り返すと、今度はいきなり立ち上がった。

「残念ながら時間切れです。今日はありがとうございました。久しぶりに描きたいものが見つかりました。出来ましたらまたお時間を頂きたい・・・あっ、私の時間が取れないか・・・」
「わ、わたくしを描かれるのですか?」
「失礼しました。断りも無く申し訳ございません。私は描きたいものを自由に描きたいと申し上げたようにご不快でも続けさせて頂きます。それと・・・今回のような時間も余り取れませんから私が勝手に皇女を見させて頂きます。では、またの機会に」
クラウスはグレーテの返事も聞かずに自分の都合だけ言って去って行った。
午後の休憩時間だけ仕事から抜けて来たからだ。仮面を取って足早に帰るクラウスは楽しそうな笑みを浮かべていた。気乗りがしなかった皇女との面談は実りあるものだったからだ。グレーテに言ったように久しぶりに描きたいと思ったものが見つかった喜びに溢れていた。金木犀のような瞳は絶品で早く描きたかった。しかし風景や静物画と勝手が違う。グレーテが一番美しく見えるように描くにはまだまだ観察が必要だ。クラウスの時間が取れるのは早朝が夜・・・そんな時間に皇女を度々呼び出しては何事かと思われるだろう。だから後は、グレーテが社交場に現れるのを待つしかない。勝手に皇女を見る≠ニ言う意味はそう言う事だった。

あっという間に取り残されたグレーテは唖然としたままだった。ジークも流石に兄の失礼な態度を取り繕う事も出来ず、呆然としてしまった。我に返ったのは皇女が先だった。

「・・・ねぇ・・・ジーク。彼の言っていた勝手に見るってどういうことなのかしら?」
「それは・・・分かりかねます・・・」
ジークはクラウスらしくない行動や言動に驚いていて考えがまとまらなかった。

「・・・教えてくれないでようけれどあの方は身なりや言葉使いからして貴族だと思うのよね・・・だから顔を隠したのでしょう?わたくしと会うかも知れないし・・・わたくしが社交場に顔を出せば貴族なら勝手に見ることは出来る・・・そう言うことなのかしら?」
「なるほど・・・しかし・・・グレーテ様はそういう場所は苦手でございましょう?」
「ええ・・・嫌いよ。でも・・・ロータルの作品の為なら行くわ・・・」
ロータルの作品の為と自分に言い訳をしたグレーテだが、彼のあの視線が忘れられなかった。仮面の影で瞳の色まで分からなかったが、その熱い眼差しに胸が高鳴った・・・それは初めての経験だった。
そして嫌な社交界に出ても構わないと思うくらい熱に浮かされたようなもの・・・
グレーテ自身、何が何だか分からない気持ちに突き動かされたのだ。



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