天眼の王2![]()
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侵入者は美羽の後ろから手を伸ばし彼女を自分の方へと引き寄せてきた。
「数は幾つまで数える?」
耳元で囁かれた声はイエランだった。しかも彼も裸のようだ。
引き寄せられたのはイエランの腿の上。密着するのは美羽の背中とイエランの胸だった。
「イ、イエラン様!ど、ど、どうして!」
「女の長風呂に待ちくたびれた。私も湯に浸かって疲れを取りたいからな」
「ゆ、ゆ、湯殿は他にもあるでしょう?」
美羽は首をねじりイエランを見上げるとそう言った。動転している美羽が可愛らしい。
イエランは美羽の金の頭に手を添え、のけぞって自然に開いていた彼女の唇を塞いだ。
「や・・・・・・んっ」
更にぐっと引き寄せられた美羽は密着する部分に硬いものが当っているのを感じた。それは既に熱く脈打ち明確な形を持っていた。
美羽は思わず身を竦ませると、イエランは深くなりかけた口づけを解いてしまった。
「―――何故怖がる?」
「怖いのではありません!は、恥ずかしいから・・・直ぐ近くにメラ達もいるでしょう?こ、こんな所では・・・と思って・・・」
「・・・お前が嬉しそうに彼女らと行くのが悪い。それにその可愛らしい抗いがもっと悪い」
「そ、そんな・・・」
抗うのが悪いと言われると抗えないし、どうしたらいいのか美羽は分からなかった。
しかも塊は更に大きくなっている感じだ。
そう感じると美羽の体も自然と敏感になってくるようだった。
イエランの大きな両手が後ろから美羽の二つの胸に触れてきた。下からゆっくりと持ち上げたられた胸のふくらみは薄紅色の先端を突き出すような形になった。それと同時にその尖りは中指と人さし指で強く挟まれた。美羽はそこから身体に走る刺激が堪らず甘い声を上げた。
「あっ痛っ・・・っっん・・・い、嫌・・・離して」
「痛くないだろう?気持ちがいい筈だ」
イエランは離れようとする美羽に今度は圧し掛かるような体勢に変わった。
美羽を湯船から半分引き上げるとその淵に押し付けたのだ。少し高い所にあるくり貫き状の湯船の淵は広く床のようだ。美羽の胸を冷たい石の淵に押し付け、その背中に自分の胸を重ね合わせたイエランはまた美羽の乳房を弄び始めた。
「や・・・あっ、あぁ・・・・・くっ・・あ」
強く揉まれたり敏感になっている先端を捻られたりすると痛みではなく快感が湧き上がってくる。
自然と背中を反らしてしまうがイエランから押さえ込まれているから思うようにいかない。
湯から体は半分出ていてものぼせそうだった。それでもまだ理性は少しだけ残っている。
「っ・・・ぁあん・・こ、ここでは・・・い、嫌です・・・」
「ここが嫌?では何処ならいい?」
イエランは意地悪く耳元で囁いた。
「ひゃぁ!」
イエランの片手が胸から離れたかと思うと湯船の淵と密着している美羽の腹に潜り込んできた。そしてそのまま滑るように敏感な部分に移動して、するりとその指が一本美羽の花芯へと挿し込まれる。温かいものが指なのか湯なのか分からない。
「や、あん・・・あぁ・・・っ」
更に刺激で、ぴくんと立って少し大きくなってしまった胸の突起をイエランの唇が優しく食んできた。生温かい舌でくるりと舐められたり、軽く歯を立てられたかと思うと吸われたりと忙しい。それでも片方の手の動きは止まっていないから双方違う感触に美羽は気が遠くなりそうだった。刺激が襲う度に美羽は唇から甘い声がこぼれそうになるのを必死に堪えた。湯殿は声がよく響くので恥ずかしいのだ。
「美羽、どうした?声を出せ」
イエランは胸を攻めるのを止めたのか美羽の耳の後ろから囁いた。
「や・・・恥ずかしい・・・」
「本当にお前は恥かしがりやだな・・・これで止めてもいいが・・・」
「お、お願いします・・・あっ・・・そこは・・・んっ」
涙目で首を捻ってイエランを見つめた美羽だったが、彼の挿しこまれたままだった指が抜き挿しを繰り返しはじめた。今度こそ湯が指と一緒に出入りしている感じがした。湯面を叩くバチャバチャという音が気持ちを更に昂ぶらせるようだった。
「ああっ・・・だ、だめ・・・あぁん」
「さて、どうしたものか・・・止めてやりたい・・・しかし」
イエランの声は平静で美羽ばかりが翻弄されている感じだ。
美羽はそれが悔しかったがイエランの言った不可解な言葉を繰り返した。
「し、しかし?」
「もう言う事を聞いてくれる状態じゃない」
「状態って?何が?あ、っやん・・・」
急に美羽の中から出た指はそのまま彼女の淵にしがみ付く無防備な手を掴んだ。そしてその手を自分の昂ぶりへと運ぶ。
「きゃっ!」
見えないまま触れさせられたそれは熱く硬くて大きかった。何度か見たことがあっても手で触れたのは初めてだ。恥ずかしくて手を離すと同時に美羽は、ぐるりと向きを変えられ今度は背中が淵の床に付いてしまった。
イエランが真上から見下ろしているが愉快そうな顔をしている。
「此処でしたく無いのなら、お前の中に入りたがっているこれを大人しくさせるのに協力して欲しいんだが?」
「協力?」
「そうだ、協力」
イエランが、ふっとまた意地悪く笑うと美羽を起き上がらせ湯船から出させた。そして自分も湯船から出て数段下にある洗い場へと向った。湯煙の中でもその堂々とした体躯は見惚れるものだが、さっき触れたものには視線を外してしまった。まるで初めてかのように美羽の動悸が止まらない。
「早くこっちに来い。協力してくれるのだろう?」
「あっ、はい・・・でも何を?」
「体を洗ってくれ。そうしているうちに静まるだろうからな」
そういうことならと美羽は視線を外しながら、そっと後ろから近づき石鹸を泡立てて腰掛けているイエランの背中から洗い始めたのだった。
「わっ、姉さん!何をするの!」
湯殿の隣にある仕度部屋から聞き耳を立てているルルナの耳をメラが引っ張ったようだ。
「お行儀悪いわよ!暫くはお二人とも出て来られないでしょうから部屋の準備をしに行くわよ!」
「部屋って?」
「馬鹿!あのご様子ならミウ様を隣の部屋に置かれる筈が無いでしょう?王のお部屋にミウ様のものを移すのよ」
「ええっ――言われてもいないのに?」
「それぐらい察して用意するのが有能な召使いよ。ミウ様付きから外れたく無かったらさっさとする!」
「うわっ!はい、お姉さま!」
イエランの広い背中が泡だらけになったがそこから美羽の手は進まなかった。
前に回りこみたくないからだ。恥ずかしくてこれが精一杯。
「どうした?もう背中はいいだろう?」
「い、いえ・・・ま、まだ」
美羽はまだあれは大人しくなっていないだろうか?とイエランの肩越しに覗いて見た。
大人しくなるどころかもっと反り返って大きくなっている感じだ。
(嘘でしょう?)
美羽は困ってしまって眉間にシワを寄せた。
「前・・・」
「え?」
「いい加減に前を洗ってくれ」
「あ、あの・・・目を・・・」
「目?」
「め、目を瞑ってもらえませんか?」
「どうして?」
イエランの声の響きが意地悪だ。
「は、恥ずかしいので・・・」
イエランは、くすりと笑って分かったと言った。
美羽は、ほっとするとイエランが目を瞑ったのを確認して前に回りこんだ。恐る恐る隆起した逞しい胸に触れた。泡がよくたっているから肌の上は滑るようだ。それでも背中と違ってそろそろとした動きになるのは仕方がないだろう。
「美羽、そんな洗い方だと大人しくなるどころか逆効果だ」
急に囁かれた声に美羽はビクリと身体を引いてしまった。しかもイエランが目を開けていたのだ。
「きゃっ!嫌!」
離れようとする美羽の手をイエランは、さっと掴んだ。
「まだ、全部洗ってないだろう?」
「で、でも・・・」
洗って無い場所と言ったらもうあそこしかない。
「洗って大人しくさせたらどうだ?大人しくさせる方法を教えてやろう」
「方法?」
美羽の初々しい反応にイエランは喜びを隠せない感じだ。彼女に性的虐待を続けていた高暁は男として役立たずだったから美羽にそういうことをさせていなかったようだ。どうするかも良く分かっていない美羽は本当に可愛らしい。
イエランは微笑むと掴んでいた手を再び自分の昂ぶりへと運ぶ。
「さあ、美羽、これを握れ」
「え!そ、そんな!」
触るどころか握れと命令するイエランに美羽は戸惑った。それでも言われた通りにそっとその塊を手にした。それは見た目以上の容積と熱量を感じた美羽は、思わずコクリと喉を鳴らしてしまった。
これが自分の中に入った事があると思うと何だか信じられなかった。
呆然とする美羽に甘い命令が囁かれる。
「・・・美羽。そのまま手を上下に動かすんだ」
美羽はまるで操り人形かのように言われたまま指をそろそろと動かした。
すると手の中のものは、ぐんと大きさを増した。
「きゃっ!」
美羽は驚いて思わず手を離した。
しかしイエランは許してはくれないようだ。今度は両手を使って動かした。石鹸のぬめりがその動きを助けてくれたが一向に納まる気配は無かった。それでも一生懸命手を動かしている美羽の後に回されたイエランの指が双丘を伝って花芯に触れてきた。
「やっ・・・ま、待っ・・・あぁ・・・っっん」
「手が止まっているぞ、美羽」
「ひぁっ・・・あっ・・・あ、だってイ、イエランさ・・・ま・・あっ・・・が・・・あっっ」
「さあ、手を動かせ美羽」
「ひゃぁ・・・あん・・・っ」
美羽の花芯を探り当てたイエランの指はその中へ挿し込んでいた。
美羽はビクンと背中が弓なりに撓った。
「あ・・・っ・・・あぁ」
イエランは美羽の反応を楽しむかのように指をかき回し始めた。
「や、や・・・っ・・・やめて下さい」
「真面目に言う通りにしないからお仕置きだ」
「あぁ・・・ちゃ、ちゃんとしますから・・・お願いします。ゆ、指を抜いて・・・」
「駄目だ。これは気にせずに手に意識を集中させるんだ」
「そ、そんな・・・出来ません。あっ・・・ひゃんっ・・・」
イエランの指が抜きかかったかと思ったら更に奥へと挿し込まれた。激しく何度も繰り返された行為で美羽は思わずイエランの熱い楔を持つ手に力が入ってしまった。
「くっ・・・・・・っ」
今度はイエランが顔を歪めて声を漏らす番だった。
(え?そうか・・・そうすればいいのね)
美羽は動かしていた手を乱暴に強く動かしたり、強く握りしめたりしてみた。するとそれははち切れんばかりに大きくなった。
「くっ・・・美羽・・・」
イエランの熱が美羽の手の中で一気に吐き出された。ビクビクと別に生き物のように震えるそれは驚いたことにまた息を吹き返したように硬度を増してきた。
美羽は驚いて手を離したが今度はイエランに引き倒されてしまった。
「憎らしいことをしてくれたな、美羽・・・」
「ふうっ・・・・・んんっ・・・」
イエランの強引な口づけに美羽は逆らえない。同意する間もなく歯列を割って侵入する舌は容赦なく美羽の舌に絡んでは吸い上げられる。顔を撫でていた手が徐々に下へ移動してきた。その指が美羽の感じやすい胸の突起をかすめると美羽の四肢がビクンと跳ねた。
「んうっ・・・うぅ」
唇を塞がれている美羽はくぐもった声しか出せない。唇は開放されないままそこを責められ気がおかしくなりそうだった。今度は両手でその突起を責められて身体が熱くなってきた。
「んぁ・・・うぅん・・・う」
「美羽・・・感じているのか?お前は本当にここを責められるのが好きだな」
「や・・・知ら・・・な・い・・・やんっあっぁぁ」
美羽は恥ずかしさに顔を背けた。
「さぁ、そろそろ終ってここから出よう。いいか、美羽?」
いいか?と言われた美羽は何が?と思う前にイエランから、くるりと向きを変えられて後ろから腰を掴まれた。そして美羽の白く丸い双丘の割れ目に硬い塊が触れたと思ったら、それが花芯を探り当て容赦なく侵入してきた。
「あっ―――っっ」
「これが欲しかっただろう?」
いつもと違う角度からゆっくりと先端を埋め込んだイエランは掴んでいた美羽の腰を強く引き寄せた。
「あっあぁ・・・っっ」
「美羽、あまり締め付けるな」
「やっ・・・ふか・・・お、おおき・・・ぁあ・・・だ、だめぇ・・・あぁっ」
美羽の抗いを聞き流したイエランは勢いよく奥に突き上げた。
ピシャという音と共に美羽の欲情をそそる形の良い双丘がイエランの下腹で潰れる。その後は容赦なく腰を揺さぶられては後ろから抉るように突き上げられた。
律動に前後して揺れる胸のふくらみはその動きに合わせて責め立てられる。
美羽はひっきりなしに喘ぐしか出来なかった。
「美羽・・・もっとか?もっと欲しいか?」
美羽は頷いているのか嫌だと言って首を振っているのか自分でも分からなかった。
しかし後ろからの行為はイエランの顔が見えないから不安になってきた。
「あっ、あっ・・・あっっ・・・イ、イエランさ・・・」
イエランを求めるように美羽は喘ぎながら後ろを見ようとした。歓喜で涙が滲む美羽は艶めいていて儚げで一層欲情をそそる。
「美羽・・・そうやって煽るな・・・・」
「煽ってなんか・・・うんぅ・・・くぅ・・・」
イエランに唇を塞がれその名を呼ぶことも喘ぐこともままならない。身体の中にある塊がどんどん大きさを増す感じだ。美羽はそれに貫かれる度に身体中に快感の波が広がっていく。
そして送り込まれる律動は間隔が狭まり、突き上げが激しさを増し出した。
「あっ・・・あぁあっ・・・ああっっ!」
「くっ・・・・・つぅ!」
イエランの昂ぶりが美羽の中で爆ぜ、熱いものが放たれたのを感じた。
「美羽・・・」
イエランはその余韻に浸りながら美羽の名を呼び優しく抱き寄せた。美羽は呆然としたままだ。
「・・・すっかり長湯をしてしまった。続きは寝所で」
イエランは積り積った美羽への想いを証明するつもりのようだ。
その後、暫くどころかかなりの時間を要して、すっかり湯冷めした二人だったがメラ達の心遣いの暖かな寝室で更に甘い夜を過ごすこととなった。それに王の命令でそれからの二日間はその部屋の扉を開けることは許されなかったようだ。
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ひとこと |