| 1999年 5月 | |||
| トップ頁に戻る | “本”の目次に戻る | 1999年 4月に戻る | 1999年 6月に進む |
| @ | 王子と二人の婚約者 魔法の国ザンス11 Heaven Cent | ![]() | |||
| P・アンソニイ | ハヤカワ文庫 | 歴史薀蓄 | |||
| 516頁 | 796円 | ★★★★ | |||
いつのまにかシリーズも11巻。初期の頃むさぼるように読んだ面白さは最早感じないが、安定して楽しめるシリーズであることは変わりない。あまり意識していなかったが、前巻から新シリーズが開幕している。 | |||||
| A | 死のある風景 (1965) | ![]() | |||
| 鮎川哲也 | ハルキ文庫 | 推理 | |||
| 439頁 | 940円 | ★★ | |||
本格の灯を消さずに今日の新本格のムーブメントに繋がったのは横溝正史と鮎川哲也のおかげである。” ここのところ新本格といわれる作品を読んでいるが、解説でこんなコメントをちょいちょい見かけた。 | |||||
| C | 白い僧院の殺人 The Legion of Time (1938) | ![]() | |||
| C・ディクスン | 創元推理文庫 | 推理 | |||
| 349頁 | 640円 | ★★★★ | |||
雪化粧の朝、“白い僧院”と呼ばれる屋敷の離れで、ハリウッド女優マーシャ・テートの死体が発見される。しかし足跡は発見者が早朝に残した一組のみ。検死結果からわかる昨夜の死亡推定時刻には雪はすでにやんでおり、殺害者の足跡が残らないはずがない。諸々の状況から、足跡を消したり、ロープ等を使用した偽装も不可能である。もちろん空からのアプローチにも実現性がない。果して真相は…。 | |||||
| D | 雪密室 (1989) | ![]() | |||
| 法月綸太郎 | 講談社文庫 | 推理 | |||
| 269頁 | 466円 | ★★★ | |||
中扉に“白い僧院はどのように改装されたか”とコピーがある。言うまでもなく「白い僧院の殺人」へのオマージュ。そしてシリーズ・キャラクターの初登場編でもある。 | |||||
| E | 中国傑物伝 | ![]() | |||
| 陳舜臣 | ハヤカワ文庫 | 歴史薀蓄 | |||
| 371頁 | 680円 | ★★★★★ | |||
秦の始皇帝の父親とも言われている呂不韋、漢帝国建国の功臣張良、三国志の主役曹操、宋の王安石に元の耶律楚材といった面々を各編30頁程度でまとめている。曹操等の一部を除けば、最高権力者を補佐する立場の人物を傑物として取上げている。著者の好みが窺えるところだ。また通して読めば、紀元前数百年から二十世紀初頭までの中国通史となっているので、中国史に興味のある向きには、とても魅力的な1冊だ。 | |||||
| G | 法月綸太郎の冒険 | ![]() | |||
| 法月綸太郎 | 講談社文庫 | 推理 | |||
| 422頁 | 660円 | ★★★ | |||
短編集。“誰になんと言われようと第1短編集の題名はこれだ”と解説で著者が書いている。もちろん「エラリー・クイーンの冒険」にあやかってのこと。前半がアマチュア時代の作品の改稿作。後半が作家として世に出て以降に書かれた図書館シリーズの連作となっている。 | |||||
| H | 新約聖書を知っていますか | ![]() | |||
| 阿刀田高 | 二見文庫 | 歴史蘊蓄 | |||
| 289頁 | 476円 | ★★★ | |||
「旧約聖書」はイスラエル建国の物語として読めるので説明もしやすいと思うが、「新約聖書」を部外者への説明するのはなかなか難しそうだ。しかし語り口はなめらかで、「ギリシャ神話をしっていますか」の時のようなへたな駄洒落も影をひそめ、イエスの言動を中心にして当時の状況がよくわかる。イエスや周りの使徒たちも実際にはこんな感じだったのかと想像できる。聖書の中の登場人物として、ヨセフ、ヨハネ、マリアなどはいずれも複数登場するので、なにがなんやらわからなくなるものだが、とてもわかりやすく区別している。 | |||||
| J | 新版 スペース・オペラの書き方 | ![]() | |||
| 野田昌弘 | ハヤカワ文庫 | エッセイ/SF薀蓄 | |||
| 431頁 | 660円 | ★★ | |||
案の出し方から原稿用紙の選び方まで、微に入り、細を穿ち、これでもかと言わんばかりノウハウを説明しているが、まぁ肩の凝らないエッセイとして読み飛ばすのが正しいだろう。 | |||||
| K | 銀河忍法帖 | ![]() | |||
| 山田風太郎 | 角川文庫 | 時代伝奇 | |||
| 462頁 | ― | ★★★ | |||
大阪の陣直前、恋人を殺され恨みに燃える真田九ノ一の朱鷺、彼女を守る六紋銭の鉄が、家康の台所を牛耳る大久保長安に戦いを挑む。佐渡の金山を舞台に、西洋の妖しい武器を手にする長安の側妾衆5人と、伊賀忍者5人を敵に回して、六紋銭の鉄たちに勝機はあるのか…。 | |||||
| トップ頁に戻る | “本”の目次に戻る | 1999年 4月に戻る | 1999年 6月に進む |