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お父さんのバイブル本


キマイラシリーズ夢枕獏
 私が高校に入学した春先、とある本屋で見かけたのがこの本との出合いだった。いやはやレジに向かった時には、すでは半ばまで立ち読みしてしまっていたのを憶えている。
 なんと言っても、本書の主人公大鳳吼(少なくとも一巻では・・・)が冒頭で灰島と菊池に絡まれたのが、西条高校入学直後の設定だから、彼と私は同級生という認識だったが、なんとまぁ、彼は未だに高校一年生だよ。
 これに関しては、もはや力尽きて著者に文句を言う気も失せてしまった・・・。

 余談だが、当時ソノラマ文庫で中高生向けの小説――ライト・ノベルという言葉は最近知った。当時はまだなかったように思う――を書いていた夢枕獏菊池秀行がみるみる売れっ子作家になっていき、私も本シリーズや菊池秀行トレジャー・ハンターシリーズなんかを大いに読み漁ったものだが、菊池秀行はアダルト向けに書かれた「魔界行」以降、ミョーな方向に驀進してしまった。

 いずれにせよ、本シリーズに限らず、「黄金宮」「大帝の剣」「獅子の門」「餓狼伝」等々、彼または私が死ぬまでには完結させてほしいものだ。

 最近の著者のあとがきを読むと、悪い例(例えば中里介山「大菩薩峠」とか五味康祐「柳生武芸帳」とか、あるいは滝沢馬琴「南総里美八犬伝」だとか)に倣って、大河小説は未完でも構わないと考えてるふしがあるようなのだが・・・。