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| 2011年3月 |
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「インナースペース」 Innerspace | ジョー・ダンテ | 1987年 |
| ★★★ | DVD | |
| これは昔デートで観た映画だが、当時この映画を選んだ動機は、1966年公開の「ミクロの決死圏」が最新の特撮技術で作られるとどうなるかという興味だった。そう、CGに慣れてしまった目で見直すと然程でもないのだが、当時としては、モーション・コントロールその他の特撮技術の進歩によって、「ミクロの決死圏」に較べると格段のグレード・アップが図られている。 ――のだが、映画のほうは、実のところ人体内部のシーンよりも、極小化された潜航艇を体内に注射された青年の冒険のほうにウェイトがかかっていて、人体内部の描写は期待ほどのものではない。分子サイズの問題等、SFとしては言及すべき点もまったくその気なしである。 映画の色合いもかなりコミカルでドタバタなものなので、比較するならば、ジム・キャリーとキャメロン・ディアスの出世作、「マスク」のほうが良いくらいだ。一部のシーンは特に類似している。 正直なところ、体内シーンのウェイトが軽いので、笑顔がハリソン・フォード似のデニス・クエイド(潜航艇のパイロット)のキャラ付けに、あれほど時間を割く必要はなかった。 彼の恋人として、メグ・ライアンが出演していることには、昔観た時には気づかなかったので驚いたが、結構出番の多い役どころで「スタートレック・ヴォイジャー」の“ドクター”が出ていることには、それ以上に驚いた。髪の毛ふさふさじゃないか。 | ||
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「レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫」 Raiders of the Lost Ark | スティーヴン・スピルバーグ | 1981年 |
| ★★★★ | DVD | |
| スピルバーグとルーカスの合作ということで、当時鳴り物入りで公開された。こういった場合、期待はずれに終わることも多いが本作はよかった。宝探しなんて昔からあるネタだし、冒険/アクションの映画はそれこそ山のようにあるわけが、それでもとても新鮮に感じた。スピード感や適度なユーモアやなんやかや見せかたがさすがである。不満は、当時も今回も変わらず、クライマックスの特撮である。今のCGに較べて見劣りするのは仕方ないが、当時の記憶でもパタパタアニメ的で今ひとつに感じた。 現代的な解釈なしで、超自然的パワーが現代的な解釈なしに全開されっぱなしなことに違和感を感じていたのかもしれない。 | ||
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「機動戦士ΖガンダムV ―星の鼓動は愛―」 | 富野由悠季 | 2005年 |
| ★★ | DVD | |
| 初代の映画化同様に旧TV作品の使いまわしの新三部作も、ようやくのこと見終わった。 同じ使い回しといっても、プラモデルの進化を反映して、初代の映画化よりもモビル・スーツの動きに新作が多いのは嬉しいのだが、なぜに今作り直すにあたって、20年以上前のTV用セルを使いまわすのかがさっぱり理解できない。昔と違って、ある程度の集客は読めていたはずだ。費用対効果を優先させるのは大概にしてほしいものである。 それで結局、なにがしたかったのだろう? わざわざTV版と同じ監督が、今セルフ・リメイクするのならば、新たなシーンを増やすとか、ラストが変わってZZにつながらないとか、そんな細かいことにとどまるべきではなかった。微妙なニュアンスなんかは結構変わっているのかもしれないが、私のながら見レベルでは感知できなかった。 大筋の流れ――アクシズが加わって三つ巴になり、まずティターンズが脱落、アクシズがネオ・ジオンに再編されていくという――は保って欲しいのだが、個々のエピソードに関しては大幅に見直してほしかった。周りの男が優しくないから敵側へ走るなんて、気持ち悪くてゲロ吐きそうだし、カツとサラの思春期リビドー対決も体が痒い。 ま、期待しても詮無いことは、この題名を見るだけでも十分に判るのだが・・・。 とにかく、戦争ドラマとしての出来は、初代に遥かに及ばないのが悲しい。 前にも書いたような気がするが、ガンダム世界の基本設定を作った富野由悠季は偉大だが、とりあえず彼のガンダムはターンAで十分だろう。 今こんな三部作を作るよりは、あと10年待って実写映画のリバイバル作品のように、監督も脚本も自由に変えたものを見てみたい。とはいっても、戦争のリアリティーが(活劇が、悲劇がではなく)描けるアニメ作家がいるのか判らないが・・・。 | ||
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「ランボー/最後の戦場」 Ramboo | シルヴェスター・スタローン | 2008年 |
| ★★★★ | DVD | |
| 「ロッキー5」といい、スタローンは昔の出世作にピシッとした節目を与えたかったのだろうが、本作もなかなかの力作だ。 強大な武装集団相手に、孤立無援(本作はそうともいえないが)の主人公が、中盤以降に大暴れという基本枠組みは変らないが、爽快感を求めるだけのアクション映画とはまったく違っている。本シリーズは以前からそういったメッセージ性を有していたのだが、その濃さは5倍にはなっているようだ。(当社比) 敵側のミャンマー軍事政権の非道ぶりは凄まじい。(カレン族を迫害している事実はあるらしいが、どこまでこの映画に近いのだろうか。遠いことを期待したい) そして、ランボーの攻撃による人体損壊もリアルで、一瞬網膜に焼き付いてしまう。強大な軍用兵器による人体破壊を生々しく描くことで、戦争の非道さをアピールしようとしている訳だが、戦争映画はこういった方向でどんどん描かれるようになるだろう。それはいいことだ。 ランボーは本作のヒロイン代わりのNGO隊員との会話をきっかけに、急にアメリカの実家を思い出し<ネタばれ反転>ラストでは帰国することになるが、 | ||
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