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ま、ろくな映画は観ないと思うのだが・・・
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2012年6月
 「ロックンローラ」
 Rockn Rolla

ガイ・リッチー2008年
★★★★DVD
 基本的に犯罪者のみしか出てこない、英国産の犯罪群像劇。
 キャスト・ロールのトップは「300」ジェラルド・バトラー(役名ワンツー)だが、群像劇なので、突出して目立っているわけではない。
 むしろオープニング、エンディングともに登場する二人、ナレーションも務めるアーチーか、このドタバタの作り手ジョニーを主役と考えたほうがしっくりくる。

 私は裏世界を描いた映画はあまり好きとは言えないので、本作も借りてはみたものの、しまったなぁなどと思ったのだが、意外にするっと観れてしかもなかなか面白かった。ドタバタとは言いながら筋立てはしっかりしているのだ。適度なユーモアでコーティングされているところも気に入った理由だろう。

 ジョニー役のトビー・ケベルは、「魔法使いの弟子」でも主要なキャストでないながらなかなか印象的(敵魔法使いの弟子役)だった役者だが、本作冒頭でみせる細マッチョな逆三角体型に恐れ入った。

(2012年9月1日記載)
 「ブラック・スワン」
 Black Swan

ダーレン・アロノフスキー2010年
★★★★DVD
 アカデミー作品賞/監督賞/主演女優賞を始め、数々の賞に輝いた話題作だが、ふつうならば、私が観ることのない類の映画である。
 嫁がレンタルしてきたことに加え、絶妙なタイミングで、本作が「レスラー」アーレン・ダロノフスキーの次作にあたり、しかも元々ひとつの作品のアイディアを二つに分けたものだなどと知ると、これはみてみないことには仕方がない。

 なるほど、主人公のみてくれが真逆だというのに、受ける印象はかなり共通している。
 子離れしない母親や、「ジェヴォーダンの獣」でも気持ち悪かった演出家等々、周りにやや不気味な人物を配置し、精神的に未熟な主人公が内面的にダメージを重ねていく分、本作のほうがサスペンスタッチを味わえるが、主人公の背中越しにカメラを配したドキュメンタリー風の映像が多いことに加え、厳しいプロの世界で、自分の肉体を極限まで酷使しなければならない主人公の孤独は、完全に共通している。

 子役だったナタリー・ポートマンが、自慰のシーンまで熱演しており、数々の主演女優賞を受賞している。中には勇敢な演技賞なんてのもあるくらいだが、ここら辺りは観ていて痛々しくなってしまった。もちろんそんな風に役作り、演出しているわけだが。

 すごい映画だが、やはりわたしが好んでみる映画ではないな。

(2012年9月1日記載)
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