普通アメコミヒーロー映画は、DVD落ちするのを待つのだが、You Tubeでトレーラーを見て興味を惹かれた。とてもスタイリッシュで恰好いい。
トレーラーを見る限り、ブラックなコメディ調で、バンバン人を殺しまくり。しかもふざけたセリフを吐きまくりで、聞くところによると、第四の壁にまで語りかけるらしい。
最近のアメコミ映画は、みな子供っぽくはないのだが、バカ映画な事は変わらない。そういった中で、ブラック・コメディ方向は新鮮ではないかと思った次第。
ただし、高い料金を払うことに若干の葛藤があったので、1ヶ月のお試し入会で映画1本分のクーポンをくれるというU-NEXTにわざわざ登録しての鑑賞だ。【注1】
さて、映画の感想だが、事前にある程度を見たトレーラーのアクション・シーンはやはり素晴らしい。
問題は、そのシーンが冒頭のシーケンスで、クライマックスの戦闘も冒頭を越えるものではない事だ。冒頭のアクションシーケンスは、途中で過去のフラッシュバックが何度も入るので、決して短い時間ではないが、やはりメインディッシュがアペリティフ以下ではダメだろう。
ヒロインがあれで死なないことにも納得いかない。【注2】
という訳で、全体としては佳作どまりなのだが、メタなトークは面白かった。
一番笑ったのは、第四の壁(つまりは観客ですな)に話しかけるところではなく、コロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドに話しかけるシーン。正確な台詞は忘れたが、<ネタバレ反転>「おまえらが出てきたのは、他のメンツを出す金がなかったんだろ?」とかなんとか。みんな思ってる事だろう。(笑)
因みに、ネガソニック(以下略)は坊主頭の小柄な女だが、終始不機嫌でやる気なさそうなところがいい。原作アメコミではほんの端キャラで、名前だけの使用のようだ。画像でググると素の役者はかわいく笑っていて驚く。
【注1】薄々怖れていたように、1ヶ月以内の解約を忘れていて月額費用を払うことになったので、タダ観のありがたさは失せた…。その追加の一カ月で観たのが、バイオハザードのCG映画2本と、「デス・ヴァレー〜密着!ロス市警アンデッド特別捜査班〜」だ。図らずも、このTVシリーズのブラック・コメディぶりは、「デッドプール」を余裕で超えるハチャメチャぶりで、はなまるクラスの面白さ。「LOST」のアレックスがすっかり逞しくなって出演しているのもいい。ところが、1シーズン(30分/本×12本)で終わってしまったという。完全に次シーズンに続く的な最終話なのに…。
【注2】TVドラマ「HOMELAND」でブロディの妻を演じた役者である。そう言えば、それも本作を観るモチベーションのひとつになった。
(2016/9/3記) |