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整数問題(1) 1. 整数問題 整数問題の目次カードは、くりかえし記載すると下のとおりですね。
そこで、この順番どおりにみていきましょう。 @ 整数解問題 またまたここで、整数解問題の解法テクニックを再確認しておきましょう。
(@)の典型的問題は3つあります。この3つさえ知っていれば、入試で他の受験生よりも劣 ることはないでしょう。 紹介します。 絶対、絶対この3つは脳味噌にインプットしてくだ さいね。 ![]() ![]() ![]() ![]() これらは、すべて「積形に持ち込んで候補者をしぼれ」なんですね。 ここで、なぜ積形にすると候補者がしぼれるのか、これが理解できないと先には行けま せん。簡単なことなんですよ。 たとえば、「x+y=2を満たす整数x, yをもとめよ」なんて言われても、そんなの無数の 組があるから答えなんて確定しませんよね (x=1,000,000 y=−999,998でもいいんで す)。 なんでもOKだから、問題になりません。 でも、「xy=2を満たす整数x, yをもとめよ」って言われたら、これは絞り込めますよね。 (x, y)=(1,2)(2,1)(-1,-2)(-2,-1)の4組しかありませんよね。 ここが重要なんです。整数は積形に持ち込むと、候補者は極端にしぼれるんです。積形 とは、整式でいえば因数分解ということですよね。 とにかく、 (整数)×(整数)=(整数)、ここがポイントなんです。 上の3つのパターンはすべてこの解法テクニックでOKです。 3パターンの解答は、ここで す。 クリックする前に考えてね。 ![]() さあ、この3パターンのインプットで入試問題は解けるんでしょうか? 2009年度入試問題を見てみましょうか。 名古屋大学(理系・前期)4B番、お茶の水女子大学(理学部・前期)8番、一 橋大学(前期) 1番は完璧にこのパターンになりますね。 っていうか、整数解問題は、極論すればこのパ ターンだけでも十分戦えると思いますよ。 ただ、一橋大学の問題については、数値がデカイぶん、さらに絞込みをかけないと大変で す。ここが、やはり難関大学ですね。 名古屋大学の問題は、(2)が整式の大小比較という他のテーマがからんでいる複合問題 ですね。ちなみに、お茶の水女子大学8番の問題は名古屋大学の問題とウリ2つ。しかも、 この問題は(パターン)そのものです。見てみて!
これの解答については、ここをクリックしてね。 以上見てきたとおり、整数解問題の中でも「積形に持ち込む」と いうパターンはとっても重要 なんです。 このパターンの本質部分(ひ らめきツール(4))は、 整数は積形に持ち込むと極端に候補者が絞 れるという性質なんですね。単なる暗記ではなく、この本質をおさえておいてくださいね。 最後に上記の本質をふまえたうえで、2010年大阪大学(理系・前期)の問題を解いてみましょ う。 ![]() これの解答については、ここをクリックしてね。 積形(因数分解)に持ち込めるときはいいんですが、それが不可能なときはどうすればいいん でしょうか?それがつぎの(A)の解法テクニックです。 まずは、問題を見てみましょうか。 ![]() この問題は前述した(パターン3)と見た目は同じですよね。そこで、「1文字中心降べき順で 〜」と一杯やりながら鼻歌まじり
と思ったら・・・・・なんと!因数分解ができないじゃないですか!! 解法テクニック(A)は、こんなときに強力な武器となってくれます。 でも、これって別に目新しいことではなくて、ボクたちは2次方程式を解くとき「1.因数分解、 それがダメなら 2.解の公式」という手順は高1の初っ端でやっていますよね〜。ここでも、 その手順に従うだけなんです。 NO.5の解答は、ここです。 クリックする前に考えてね。 さあ、2009年度の入試問題を見てみましょうか。 旭川医科大学(後期)1番です。 ![]() この問題は厳密には、「積形(因数分解)が無理な問題」というより「積形(因数分解)にして はいけない問題」なんです。なぜって、小問(1)があるからです。 小問(1)が、明らかに解の公式を使う以上、出題者の意図はこれを踏まえて解いてくれって いうことでしょう(ひらめき ツール(3))。 だから、勝手に暴走して因数分解して解くのはダメ でしょ う。解答では、別解として因数分解の方法も載せておきますけど・・・ NO.6の解答は、ここです。 またまた、クリックする前に考えてね。 前述の(@)(A)で整数解問題はかなりイケテマス。これぐらいでも、このテーマに関しては 偏差値65はいっているでしょう。ここまできたら、「一杯〜」どころか「ぐでんぐでん〜」でも いいでしょう。 ![]() ただ、たまに出題される(B)の解法テクニックはおさえておきたいですね。 不等式の条件式が付加された整数解問題なんです。 さっそく問題を見てみましょうか。 ![]() 条件式が等式の場合は「文字消去の方針で!」っていうのは、常套手段ですよね。 でも、この問題は不等式なんです。 どうするの? 実は、不等式であっても文字消去ができる!! っていうのがこの問題のポイントなんです。そこ が、山場でしてあとは(パターン1)となります。 NO.7の解答は、ここです。 やっぱりクリックする前に考えてね。 さあ、最近の入試問題を見てみましょう。 2006年度東京大学文系(前期)3番です。 ![]() まさしく、不等式の条件式が付加された整数解問題ですね。ここでも、「文字消去」がポイント となりますよ。 しっかり考えてから、ここをクリックしてください。 以上で、整数解問題は終了です。 ![]() 大切なのは、「目次カード」を作っ て全体を鳥瞰するようにし、それぞれのテーマについて 「解法テクニック カ−ド」を作っていつでも見ることが できるようにしておくことなんですね。 そして、「ひらめきツール(4)」の「各分野の底流にある本質をつかめ」も大切ですよ。 「本質」=「共通の思想」と言い直してもいいかもしれませんが、問題なんてすべてのパターン を暗記することなんか精神的にも体力的にも無理ですよね。 だから、見た目がちがったり、 飾り付けの多い入試問題でも、その分野の本質にさかのぼって考えるようにしてほしいんです。 また、そのような姿勢は大学側の意向にも合致するはずです。 入試の現場では、はじめて見るような問題が時々出題されますが、それは大学側が暗記一辺 倒の生徒をふるいにかけたいからなんでしょうね。 そりゃ、大学の先生は表層的な薄っぺらい知識しか持たない学生よりも、事の本質を理解して いる生徒を入学させたがってますよ。だって、そういう生徒のほうが大学で伸びるから。 そういった意味で、日頃から「暗記」よりも「本質」を大切にする勉強のほうが合格には近づ くんではないでしょうか。相思相愛ということで・・・・・。 ![]() なんて、講釈ばっかりしてたらみなさんに嫌われちゃいますよね。 楽しく、おかしく、でも脳味噌を使う解説をしていきますのでヨロシクね。 ![]() 次 へ→ |
