| 出典 | 岩手日報 | URL | URL |
運動神経の細胞死を防止 特定タンパクが鍵か 筋肉につながる運動神経の軸索という部分が傷ついた場合でも、特定のタンパク質がある と神経が細胞死しないとのマウス実験の結果を、木山博資大阪市立大教授(神経解剖学) らが17日までにまとめた。 原因不明で神経が侵され筋肉が動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)などの治療 法開発につながる可能性があるという。 木山教授らは、マウスで軸索を傷つけると、ヒトでALSが進行するのと同様に神経細 胞がゆっくり死ぬのに、ラットでは細胞が死なないことに注目。違いを調べた。 その結果、ラットでは特定のタンパク質が細胞質中に多く出て、細胞死を促す酵素と結 合して働かないようにし、細胞死を防いでいた。 8月17日、岩手日報 |
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| 出典 | 読売新聞 | URL | http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060811-00000001-yom-soci |
京大再生研、皮膚から「万能細胞」作製に成功 皮膚の細胞から、様々な臓器や組織に育つ能力を秘めた新たな“万能細胞”を 作製することに、京都大再生医科学研究所が、マウスの実験で世界で初めて成功 した。 胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に似た性質を持つ、この万能細胞を人間でも 作ることができれば、患者と同じ遺伝子を持つ臓器が再生でき、拒絶反応のない 移植医療が実現すると期待される。11日の米科学誌「セル」電子版に掲載され る。 成功したのは、同研究所の山中伸弥教授と高橋和利特任助手。 山中教授らは、ES細胞で重要な働きをしている遺伝子には、体を構成する普 通の細胞を“リセット”して、発生初期の細胞が持っている万能性を備えさせる 遺伝子があると考え、その候補として24種類の遺伝子を選定。その中から、「 Sox2」などの遺伝子4種類を、ウイルスを使って、マウスの尾から採取した 皮膚の細胞に組み込んで培養した。その結果、皮膚細胞は2週間後にES細胞と 似た形態の細胞に分化した。 (読売新聞) - 8月11日9時16分更新 |
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| 出典 | 読売新聞 | URL | http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060731-00000202-yom-soci |
【ワシントン=増満浩志】全身の運動機能がまひする「筋委縮性側索硬化症(ALS)」 の症状の進行を遅らせることに、米カリフォルニア大サンディエゴ校のドン・クリーブラ ンド教授らが動物実験で成功した。 研究チームは、SOD1という酵素が異常だと、これが脊髄(せきずい)にあるミクロ グリアという免疫細胞を傷つけ、ALSの症状の進行につながることを解明。この酵素の 生成に働く特殊なRNA(リボ核酸)を阻害する物質(アンチセンス)を合成した。 アンチセンスを、ALSの症状を人工的に発症するようにしたラットの脳に生後65日 で注入したところ、ラットは生後95日でALSを発症した。通常は平 均で発症27日後 に死亡するにもかかわらず、アンチセンスを注入した場合は、症状の進行が遅く、平均で 37日後まで生き延びた。 (読売新聞) - 7月31日11時49分更新 |
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| 出典 | 毎日新聞 | URL | URL |
【ワシントン和田浩明】米ジョンズホプキンス大の研究チームは20日、脊髄(せきずい) がまひしたラットに胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から分 化させた神経細胞を移植し、 運動能力を回復させることに成功したと発表した。移植した細胞が成長し神経回路を再生 した。将来的には筋萎縮(いしゅく)性側 索硬化症(ALS)や脊髄損傷の治療への応用 の可能性もあるという。 研究チームは、ラットのES細胞に、筋肉を制御する信号を伝える神経 細胞(運動ニュ ーロン)への分化を促す化学物質などを加えて培養。ウイルスの感染で運動ニューロンを 失い、脊髄がまひしたラットに移植した。神経細胞の成 長を促す物質を分泌する細胞も合 わせて移植し、別の化学物質も皮下注射した。 移植から3カ月後に数百本の運動ニューロンが下肢を動かす筋 肉に接続しているのが 確認され、半年後には15頭中11頭が足を動かすなどの運動ができるようになった。一 方、ES細胞を移植したが、比較のため一部の物 質しか与えられなかったラットでは運動 能力の回復は見られなかった。 今夏にはヒトES細胞とブタで実験し、同様の効果が大型の動物で見られるかを確認す る。 研究を主導した同大のダグラス・カー博士は「神経を再接続する手順を示すことができ た」と話している。 毎日新聞 2006年6月21日 東京夕刊 |
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| 出典 | 毎日新聞 | URL | http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060606-00000009-mai-soci |
<ヒトES細胞>羊膜使い神経細胞に パーキンソン治療に道 動物由来の培養成分を使わずに、ヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から高い効率 で神経細胞を作り出すことに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市) と京都府立医科大の研究グループが世界で初めて成功した。従来の動物成分を使った培養 は感染症などの危険性が指摘され、人への臨床応用のために解決が求められていた。パー キンソン病患者への神経細胞移植など再生医療に道を開く成果。6日の米科学誌「米国科 学アカデミー紀要」(電子版)で発 表される。 京都大再生医科学研究所が国内で初めてヒトES細胞を作成しており、そのヒトES細 胞を使った研究論文の第1号となる。 ES細胞の培養には増殖や分化を助ける何らかの成分が必要で、研究グループは既に、 マウスの骨髄由来細胞を使い、サルのES細胞から神経細胞を作ることに成功。ヒトES 細胞から神経細胞を作るため、胎児を包む「羊膜」を活用し、従来は不可能とされていた 動物成分を使わない培養に成功した。羊膜は得やすく、外科などでの臨床応用で安全性は 確かめられているという。 羊膜を薬剤処理して、ヒトES細胞を培養したところ、2週間で全体の9割以上が神経 細胞になる前の神経前駆細胞に変化。さらに、約4週間の培養で、神経前駆細胞の約4割 が成熟した神経細胞になり、うち3割がドーパミンを放出する神経細胞に分化した。また、 運動神経細胞や水晶体細胞などを作ることにも成功したという。 パーキンソン病は、ドーパミンを作る脳の神経細胞が機能を失い運動障害が起こる難病。 国内の患者は約10万人とされ、ES細胞からドーパミン神経細胞を 作り移植する治療法 が期待されている。治療法の確立には、サルを使った前臨床試験の後に、人の臨床試験が 必要となる。同研究センターの笹井芳樹グループ ディレクターは「京大との共同研究で、 前臨床試験は始まった。臨床試験は京大で行う予定」と話している。【根本毅】 (毎日新聞) - 6月6日3時9分更新 |
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| 出典 | gooニュース | URL | http://news.goo.ne.jp/news/jiji/science/20060427/060426231942.qn0iug08.html |
ALSには多価不飽和脂肪、ビタミンEが効く=オランダ研究チーム 2006年4月27日 【パリ26日】多価不飽和脂肪やビタミンEを多く含んだ食事を取ると、難病の筋萎縮性 側索硬化症(ALS)にかかる危険性が半分以下になるとの研究結 果が明らかになった。 ALSは神経細胞が死滅してゆき、脳が筋肉をコントロールすることができなくなり、つ いには麻痺に至る病。 この病気の原因については、ほとんど知られていない。発症者のうち、家族や親族にAL Sにかかった人がいる率は約10%にしかすぎない。 オランダ・ユトレヒトの大学研究チームは、132人のALS患者と220人の健康な人 に対して、過去の食習慣などを含む生活スタイルについての詳しい調査を 行った。ALS に関係するとされる、性、年齢、喫煙の有無などを勘案して調査の値を調整した結果、A LS患者は発症前に、健康な人に比べて飽和脂肪を多く 摂取し、ビタミンEの摂取量が少 ないことが分かった。 1日に32グラム以上の多価不飽和脂肪と18−22ミリグラムのビタミンEを摂取して いる人は、同摂取量が最低レベルのそれぞれ25グラム、18ミリグラムの人より、AL Sにかかる率が約60%低かった。 多価不飽和脂肪にはとりわけ、脂肪酸のオメガ3が含まれている。オメガ3はこれまでの 研究で、心臓血管関係の病やアルツハイマー病の予防に効果があることが分かっている。 ビタミンEは植物油、ナッツ類、緑葉野菜などに多く含まれる。 研究結果は、英医学協会発行の「神経学・神経外科学・精神医学ジャーナル」に発表され る。〔AFP=時事〕 |
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| 出典 | 福島民報 | URL | http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20060420/kennai-20060420101314.html |
福島医大の解剖・組織学講座の和栗聡教授(42)と東京都臨床医学総合研究所先端研究 センターなどの共同研究グループは、アルツハイマー病やパーキンソン 病などの神経変性 疾患の発症要因と考えられる現象の一部を突き止めた。脳内の神経細胞内の異常なタンパ ク質を分解する「オートファジー(自食作用)」とい う生体機能が正常に働かなくなった 場合に、異常なタンパク質の蓄積で発症することをマウスの実験で発見、20日付の英科 学誌「Nature(ネイ チャー)」電子版に発表した。難病の治療法につながる可能性 があると注目を集めている。 オートファジーは、飢餓状態で栄養が不足した筋肉や肝臓などの細胞が、生き延びるた めに自身の成分を分解し自給自足するシステム。ただ、他の器官から絶えず栄養が補給さ れる脳内の神経細胞での役割は、判明していなかった。 神経細胞でオートファジーが働かないマウスを遺伝子操作で作製し観察したところ、約 1カ月で歩行障害や震えなど神経変性疾患と同様の症状を示した。運動 や感覚を統合する 大脳皮質、記憶をつかさどる海馬、運動中枢のある小脳などの神経細胞の多くが死んでい た。症状の出たマウスの細胞には異常タンパク質が蓄 積されていた。 実験で、神経細胞でもオートファジー機能が起こっており、異常タンパク質などを含む 細胞を、隔離膜が包み込み、リソソームと呼ばれる分解酵素が細胞を分解し、異常タンパ ク質の蓄積を防いでいることが分かった。 異常タンパク質を分解する酵素は別にも存在するが、別の酵素が正常なマウスでもオー トファジーが機能しないと異常タンパク質が蓄積されるため、分解に オートファジーが欠 かせないことを証明した。神経変性疾患とオートファジー機能の関係が解明されたことで、 疾患の新たな診断法や、治療法の発見につながる 可能性が出てきた。 研究は4年ほど前から和栗教授、東京都臨床医学総合研究所先端研究センターの田中啓 二所長代行、小松雅明研究員を中心メンバーに、順天堂大、大阪大の研 究員と共同で進め てきた。和栗教授は「正常なオートファジー機能を促す薬や、機能異常を防ぐ生活習慣な どを見つけられれば、難病を治療できるかもしれな い」と話している。 2006年04月20日 |
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| 出典 | BioToday | URL | http://www.biotoday.com/ |
2006-04-18 - 筋萎縮性側索硬化症(ALS、ルーゲーリック病)の神経細胞死の原因は不 明ですが、ミトコンドリア機能不全が重要な役割を担っているようです。ケトン体はミ トコンドリアでのエネルギー生成と膜安定化を促します。 (注) ケトン食療法は主に難治性のてんかんに試みられている治療法です。ケトン食療法がなぜ てんかん発作に有効なのか、その仕組みは未だに不明のようです。 人は、体内でエネルギーを作る時に糖質、脂質の順番で使われ脂質が燃えた後の分解産物 がケトン体です。ケトン食治療では、糖質を極力減らし、脂質の多い食事をしてケトン体 が常時、産生できている状態を保たせます。 |
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| 出典 | BioToday | URL | http://www.biotoday.com/ |
2006-04-16 - 筋萎縮性側索硬化症(ALS、ルーゲーリック病)のモデルマウスの実験か ら、サリドマイドまたはそのアナログ・lenalidomide(レナリドマイド)はALSの治 療薬として有望と分かりました。 |
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| 出典 | BioToday | URL | http://www.biotoday.com/ |
2006-04-05 00:00:00 2006年4月4日、CytRx Corporationは、筋萎縮性側索硬化症(ALS) の治療薬として開発しているリード低分子化合物・arimoclomolの第2相試験の患者組み入 れが完了したと発表しました。 者84人がエンロールされました。プライマリーエンドポイントは安全性と忍容性の評価で す。セカンダリーエンドポイントとして有効性も評価します。 Arimoclomolは、分子シャペロンを活性化して細胞のタンパク質修復経路を刺激すること でALS治療効果を発揮すると考えられています。 |
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| 出典 | 科学技術振興機構 | URL | http://www.jst.go.jp/pr/announce/20060214/index.html |
神経変性疾患を引き起こす緩慢な神経細胞死メカニズムを解明 (転写抑制により生じる新しい神経細胞死のかたち) 神経細胞におけるDNA上の遺伝情報を読み取り、RNAを合成する段階(転写)を特異 的に抑制したときに起きる神経細胞の変化を解析することで、 1)転写を抑制された神経細胞は極めてゆっくりした細胞死を生じること、 2)その形態学的・生化学的特徴が従来の細胞死の概念に当てはまりにくいこと、 3)新規分子が新しい細胞死に関与していること、 4)新規分子によりショウジョウバエモデルでの神経変性を抑えられること、を明らかに しました。 今回の成果は、神経変性疾患の進行の緩慢さを説明できる新しい細胞死モデルを提唱する もので、神経変性疾患の新しい治療法開発につながることが期待されます。 平成18年2月14日 |
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| 出典 | Yahoo! ニュース | URL | http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/italy/ |
神経成長因子が恋する感情に作用=イタリア研究者チーム [ローマ 29日 ロイター] イタリア・パビア大学の研究者チームはこのほど、学 会誌「精神神経内分泌学」で、人の恋する感情は神経成長因子(NGF)という分子の働 きが影響している、とする研究結果を発表した。 研究者チームの調査によると、最近激しい恋に落ちた58人のNGFの血中濃度は、交 際相手のいない人のグループや長期間交際をしている人のグループに比べ、かなり高かっ たという。 ただ、同じ恋人との交際期間が1年を超えると、NGFの血中濃度は他のグループと同 程度まで低下した。研究者チームは、恋をすると、なぜNGFの血中濃度が高くなるのか ははっきりしないものの、交際が始まる前の「社交上の相性」にNGFが大きな影響を及 ぼしていることは明らかだとしている。 (ロイター) - 11月30日13時22分更新 |
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| 出典 | 毎日新聞 | 関連URL | http://www.togo-nou.nips.ac.jp/publication/5R2005.html |
○<抗がん剤>治療法ない神経難病に効果 名古屋大大学院 名古屋大大学院医学系研究科の祖父江元教授(神経内科学)らは、有効な治療法がない 神経難病「球脊髄(せきずい)性筋萎縮(いしゅく)症(SBMA)」に、開発中の抗がん 剤「17―AAG」が効果があることを動物レベルの実験で明らかにした。アルツハイマ ー病やパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など、多くの神経変性疾患の治療 にも期待できるという。11日付米科学誌「ネイチャー・メディスン」電子版で発表され た。 SBMAは、10万人に1、2人とされる遺伝性疾患で、男性のみ発病。運動神経が次 第に衰え、飲み下しや呼吸などに障害を起こす。男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体 遺伝子の異常で、神経細胞の中に不要なたんぱく質がたまり、細胞が死滅するのが原因だ とされている。 祖父江教授らは、抗生物質の一種で、抗がん剤として現在、欧米で治療試験が行われて いる「Hsp90阻害剤」の一つ、17―AAGをこの病気のマウスに投与。その結果、 運動機能の衰えを抑え、生存率の低下を食いとめることができた。この際、細胞内に蓄積 される不要なたんぱく質の量が2分の1〜4分の1に減っていることを確認。病原性の高 いたんぱく質を、薬が取り除いていることが分かった。 他の神経変性疾患も、同様に神経細胞の中に不要なたんぱく質が蓄積し、細胞障害を引 き起こすと考えられており、同教授は「神経難病の進行を抑える新たな治療法になるだろ う」と説明している。 (毎日新聞) - 2005年9月12日13時46分更新 ●分子標的薬剤「17―AAG」 開発はアメリカ国立がん研究所が中心です。まだ認可されていません。現在は、アメリカ とイギリスの5カ所の病院で臨床試験中。まだ、副作用が本当にないかなど、臨床試験の 初期段階(フェーズ1)段階です。 現在試験の対象は、肺がん、大腸がん、乳がん、卵巣がん、前立腺がん、大腸がん等。 ※「17−AAG」は、「ゲルダナマイシン」の分子構造に手を加えて変更し肝臓への毒性 を減らしたもの(誘導体)で、複数のがんの治療薬になる可能性を秘めた分子標的薬剤で す。 参考:http://owada-dr.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_fa7b.html |
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