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さて、月日がたつのも早く、気がつけば東京へ引っ越していた。
んっ?なに?展開早すぎ?
じゃあほんのすこしだけダイジェストで・・・。
・ちょっ!?なにこれ、ショルダーバッグな機械はw・・・ってこれ受話器ついてるぅ。
まさかこれが噂の携帯電話!?
・たこやきウマー。
・親父の女癖パネー。
・人って肉塊になるんだね・・・。
・そして肉塊から人型に戻れるんだね。
後半は初めて見たときはつい吐いちゃったぜ。
お袋も吐いた俺を見つけたときは流石に心配してくれたが親父を肉塊にすることはやめなかったんだよね
ちなみに幼なじみな銀ちゃんと夏子ちゃんは近所にいたぜ。
ちなみに成実と同い年。
銀ちゃんも夏子ちゃんも「普通」でかわいかったからつい実の妹より妹扱いしてかわいがってしまった。
かわいがるのに夢中で成実のエロガキ進化を止めなかったせいなのか成実のYOKOSHIMA化がいっそう進んでしまった。
1週間に一回は女の子たちにつるし上げを食らっているらしい。
まあ、ハブかれているわけでもなく一応クラスとの仲は良好らしいので心配はしなかったが。
ちなみに男子には英雄として崇められていると聞いたときはずっこけてしまった。
まあそんな感じで今はもう中学生2年生。
そういえば世間には塾というものはすでに割とあるが俺はいってない。
学生として十分な成績を取っていたし、親父とお袋による社会の裏の一歩手前勉強を少しうけていたので十分なのだ。
ちなみに社会の裏の一歩手前勉強は聞くだけならチートフラグに聞こえるが別にそんなことはなかったぜ。
親父連れ回しによるキャバクラ巡礼中で裏話を聞いたり、セール中の買い物途中に仕事時代を思い出したお袋によるスーパーなど店の裏事講座とかだ。
何が言いたいかというと実に知識が偏っててただの雑学にしかなってないってことだ。
まあのちのちのフラグになりそうな伏線はおいといて、最近の俺には悩み事がある。
それはだな、
「横島さんのお兄さんっ!
また横島さんがっ!」
またか・・・。
「またオマエの妹ちゃんか。
こりねーなー」
「むしろ何でオマエは普通なのかが不思議だよ。
普通逆じゃね?」
「俺が知るか。
とりあえずあれはうちの親父の遺伝だ。
きっとあれだ。
俺はお袋の血を濃く受けついでんだ」
「あぁ、あのスーパーマザーな人か。
この前商店街の八百屋さんが泣いてたぜ。
これ以上値引きできませんって」
「あぁ、そのせいか。
八百屋にお使いに行ったときにやけに戦々恐々とした目で見られてると思ったら」
「あの、横島さんのお兄さん?
そろそろ、来て欲しいんですが・・・。
でないと・・・」
『やわらかいなーーーーっ、やわらかいなーーーーっ!
おっじょーーさーーーーんっ!!』
『『『キャーーーッ!!チカンーーーー!!ヘンシツシャーーーーー!!』』』
『『『おぉっ!!我らが英雄が降臨したぞーーーー!カメラの準備だっーーーー!』』』
『『『キャーーーーッ!!』』』
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「あのっ、できたら早く・・・」
「はぁ、幻聴だったら良かったのに・・・。
せっかくの昼休みが」
「まぁ、なんだ。
がんばれ」
「ほら、あれだ。
妹があれだけ変態だったらおうちで眼福だったり・・・」
「女捨ててるとしか思えないあいつにそんなの感じると思うか?」
「スマン、いくら想像してもお前の妹から色気が感じられない」
「俺もだ」
「遙か昔はもっとかわいげがあったんだけどなぁ」
「想像できないな」
「おなじく」
「あの、横島さんのお兄さん。
被害が広がってるので早く」
「あぁ、ごめんね。
最近ため息ばっかでさ。
ほんとごめんね、うちの馬鹿が迷惑かけて。
さっさと鎮圧しに行こうか」
「あっ、はい」
そういって広げた弁当を手早く包んで席を立つ。
「じゃあ、いってくるから次の授業遅れたら妹鎮圧してるっていっといて」
「あいよ」
「全国探してもオマエくらいだぜ。
妹鎮圧するから授業遅れるっていって先生に納得されるのは」
「やめろよ、悲しくなるだろ」
「はいはい、いってらっしゃい」
弁当を一緒に食べていたダチと別れ、妹の同級生に連れられて1階下の妹のクラスへ行く。
騒がしい教室を見てUターンしたくなるが心配そうな後輩を見て覚悟を決める。
がららら〜〜〜。
「やっわらかいなーーーっ、きっもちいなーーーっ!」
「キャーーーーっ!!」
バキッ!!
「ヘブゥッ!」
「「「おぉぉぉ、A子さんのマル秘写真ゲットーーーーーっ!!」」」
「「「きゃーーーっ!男子なにとってるのぉーーーっ!!」」」
目の前で空中遊泳をしている最近の悩みの種を見て再びため息をついた。
最近の悩みの種、それは完璧にYOKOSHIMA化を果たした妹、成実のセクハラだ。
小学校のころはただのいたずら程度ですんでいたのだが中学にあがってからはその行為はエスカレート。
同姓のスカートめくりから尻をなでるはもちろん、胸を揉んだりとどんどんセクハラ親父化が進行しているらしい。
コイツの兄ということで最初は俺の方まで疑いがかかった。
あのころの女子生徒たちの冷たい目が未だに忘れられない。
最近は馬鹿を鎮圧するたびに冷たい目から同情の目が増えてきた気がする。
最近は鎮圧するために授業に遅れても先生に何も言われなくなったどころかねぎらいの言葉までもらうようになってしまった。
最初こそ悲鳴を上げるだけだった女子も最近では叩く殴る蹴るなど反撃ができるようになり、男子はこれ幸いとカメラを常備する馬鹿が増えてきたらしい。
そしてこれだけやらかしていながら成実はクラスから孤立してるわけでもなく普段はいわゆるお笑いキャラが定着しているらしい。
どうやらこのクラスもだいぶ染まったようだ。
現実逃避から帰還して状況を把握する。
一緒に来た後輩はまだ初心?なのかおろおろしながらその様子を見てるし、教室のみんなはヒートアップして誰も入ってきた俺に気づかない。
いつの間にか回復した愚妹は次の獲物を定めたのかカメラを持った男子に攻め寄ってる女子の背後にそろりそろりと匍匐前進しながら近づいている。
愚妹がターゲットらしき女の子まであと5m位になったのでため息をつきながら後ろから近づき背中を踏んでやる。
「へぷぅっ」
なんか愉快な音が聞こえたようなきがしたが無視する。
愉快な音でこちらに気がついたのかクラス中の視線が潰れたカエル状態の愚妹、そしてその上にいる俺に気がついたようだ。
「うぷぷぷっ、げぱぁっ。
ちょっと誰がさっきから私の上に乗ってるんじゃーー。
さっさとおりろーーーっ、ってあれっ、みんなどうしたの?」
女子たちの安心したような表情と男子の怯えるような表情でどうやらこの場がおかしいことにようやく気がついたらしい。
「どうやらずいぶんとお楽しみだったようで・・・」
ピシッ。
何かひび割れたような音が足下から聞こえたような気がした。
成実は錆付いたロボットのようにギギギッと首を回してこちらを見上げた。
その顔はなぜか非常に青かった。
なぜだろう、さっきまであんなに楽しそうだったのに・・・。
そんなに俺の顔が怖いのかな?かな?
今の俺の顔はとっても笑顔なはずなのに。
「いやいやいやいや、逆にその笑顔が怖すぎるからっ、ほら周りの男子たちも怯えてる」
あれ?何で俺の考えてることが分かるのかな?
どうやって・・・、しつけようか悩んでたとこなんだけど。
「いや、思考だだ漏れだからっ、めちゃくちゃ声に出しちゃってるから、あにき。
っていうかそのしつけっていう前の沈黙何考えた!?」
「んっ、なに?そんなにききたい?」
「いいえっ!ききたくありません!」
「まあ、いいや。
さて、今日という今日も騒ぎを起こして俺の至福の昼食時間を削ってくれたんだ。
もちろん覚悟できてるよね?」
「いいえっ、もちろん覚悟できてませんっ!!
それにつきましてはいくらかの交渉を持ちたいのですがいかがでしょうかっ!!」
「めんどい。
お前に死・・・なない程度に制裁を与えてそれで終了だ」
「何で今言いよどんだ?!
なになに、私死ぬの?死ぬの?
いやじゃーーーーっ!!
どうせ死ぬなら武道館でかわいいネーチャン達に溺れながらジョニー・B・グッドを歌いながら腹・・・」
ズドンッ!!
シーーーンッ。
「さて、この馬鹿を少し躾けてきますんで。
あと今後ろ手にカメラ隠した男子どもはそっちの女子達で処理しといてくれるかな?」
「「「ハイっ、わかりました!」」」
「「「えええーーーーっ」」」
「なんか文句あったかな?」
「「「No,Sir!!」」」
「よろしい」
見事な敬礼を返してくる男子達を一顧して馬鹿を引きずりながら教室をでた。
あっ、チャイム鳴った。
はぁ、また授業遅刻だよ。
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