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☆月○日月曜日
うちの学校は私立でお金持ちで進学校なせいか小学校の癖に中間テストがある。
おまけにどっかの企業がつくったカラーなテストじゃなくて先生お手製のテスト。
ということで今日は中間テストがあった。
いくら進学校とはいえまだまだ余裕で制限時間50分のうち30分残して終わらせて念のための見直し3周して寝た。
金髪ちゃんがやけに自信たっぷり気に今日こそは俺に罰ゲーム決定ねとかしゃべっていたがこういうときに限ってケアレスミスするのが金髪ちゃんだから今日のテストは俺の勝ちだと思う。
金髪ちゃんもそろそろフラグを理解したほうがいいと思う。
ところでフーミンのテストにはなぜか左上にデフォルメされたフーミンにフミちゃんとかかれた絵があった。
なんという無駄で涙ぐましい努力。
代わりに今度のライブでは久しぶりにフーミンしようと思う。
☆月$日火曜日
ニュースで来月超有名シンガー来日とあった。
もちろん俺が一目惚れならぬ一聴惚れした歌手である。
是非ともコンサートに行ってみたいが同じニュースでS席がうん百万、立見席でさえうん十万のオークション値がついたといっていた。
ゲームのために貯金したお金を崩しても余裕で届かないのであきらめた。
そもそも小学生のおこずかいでは全然足りなくて貯金計画も順調に進んでいない。
なんだか悔しくなってきたので金髪ちゃんちで熱唱してストレス発散した。
カラオケより安上がりで気持ちがよかった。
☆月#日水曜日
テストが帰ってきた。
予想通り金髪ちゃんはケアレスミスをして1点差で俺の勝ち。
もちろん俺は満点なので金髪ちゃんも99点で成績優秀なのだがそれはもう悔しがっていた。
昔いたなぁ。
テストで95点以下とって「やべぇ、欝だ」とかいってたやつ。
もちろん普通の公立の学校でだ。
ということで今日も金髪ちゃんに罰ゲーム。
特に思いつかなかったので今度の新曲は金髪ちゃんのヴォーカルで行くことにした。
恥ずかしがっていたがあからさまなセクハラで嫌がらせな罰ゲームではない。
なんて紳士なんだろう。
曲は何にしようか。
電波曲がいいのだろうか。
そういえば金髪ちゃんがいつもの如く癇癪を起こしたとき懐かしいデジャブーを感じた。
あれは何だったのだろうか。
俺の勘がそれを思い出せば一獲千金だと叫んでいるのだが。
☆月●日木曜日
そういえば俺たちのバンドには名前がついてなかったことに気がついた。
まあ、いまだにドラムがいなくて別音源のSAMEJIMAドラムに頼っている状態だが。
ちなみにこの別音源のSAMEJIMAドラムとは鮫島さんが叩いたドラムを録音したものだ。
あの執事さんめちゃくちゃうますぎる、があの人、撥を持つと人が変わるのだ。
かろうじて父さん寄りではないのだが、しいていうなら最高なホルモンの人たちみたいな激しい奴。
あそこまでハイになるとは思わなかった。
初めて見たときは思わずみんなで硬直してしまった。
もちろん硬直している間は熱演していた。
今でも金髪ちゃんちで練習するときに差し入れをもって来たときの鮫島さんはドラムを見てプルプル震えている。
それはもう仲間にして欲しそうな目でこっちを見ているスライムの如く。
初老の人にそんな目で見られてもキモいだけなのでスルーしたが。
話を戻して、バンド名をどうしようかと思って先輩の先輩にメールしてみた。
先輩とは以前学園祭のときに会ったとき以来のメル友で作詞作曲は基本先輩がしているらしくよくお世話になっているのだ。
曲の交換もいくつかしてる。
今年は軽音部に新入生が一人入ってきたらしい。
それで聞いてみると先輩のバンドにも名前がついてなかったらしい。
先輩もすっかり忘れていたといってた。
それで明日でもみんなで話し合ってみるといっていた。
夏休みにでもLiveでもしましょうと返して改めてバンド名を考えようと思ったが、ドラムが来てからでも遅くないかと思って考えるのをやめた。
きっと他の姦し娘たちならもっといいのを考えてくれるだろう。
金髪ちゃん達に適当にメールを送って寝ようと思う。
☆月▽日金曜日
学校でフーミンライブをやった。
クラス内だけの小さな放課後ライブのつもりが他のクラスからも人が来て満員の熱狂ライブになってしまった。
やヴぁい、癖になりそう。
3人も満更でもなさそうな顔だった。
もちろんラストは助けてフーミン。
一応監督でいたフーミンがわたしの努力がとかなんとか呟きながら廊下の端で泣いていた。
何がいやなんだ。
いいじゃないかフーミン。
これからの聖祥小の伝統になりそうなくらいなのに。
感じ的には1代目フーミン2代目フーミンみたいな。
☆月★日土曜日
高町の家で遊んでいたら高町のお母さんが話していた電話を置いてため息を吐いていた。
何事かと聞いてみると明日のホールのバイトの人が数人風邪で休んでしまうらしい。
高町をいれてもまだ足りなくてそれで困っていたらしい。
ちなみにお兄さんは最近月村のお姉さんとデートで美由希姉さんは女友達と遊びに行くらしい。
なんという格差と美由希姉さんが泣いていた。
そういうことなら俺はどうでしょうとここぞとばかりに自己推薦してみた。
昔は飲食店関係のバイトをしていたからそれなりにはできると思うし、自営店の喫茶店で働くのは昔からある意味夢でもあったし、もらえるならバイト料も欲しいし。
やんわり断られるかと思ったが高町のお母さんは喜んで了承してくれた。
俺がやるということならわたしもということで金髪ちゃんと月村もバイトに加わった。
明日いきなり入るということで今日はそこでお話を切り上げてお客さんがいないうちに簡単な研修に入った。
流石にいきなりキッチンは無理なのでみんなホールになった。
少し練習して具合はというと俺はとりあえず新人さんレベルくらいには。
金髪ちゃんと月村は初体験なのかとりあえずギリギリ手伝えるくらいには。
二人のことだから恐らく帰ってからも練習するだろうから明日には及第点レベルには達しているだろう。
高町に関しては教師役をしてたくらいだからもちろん十分だった。
ちなみにお給料は時給400円におやつにケーキセットがつくらしい。
小学生の待遇には十分すぎるだろう。
正直明日が楽しみすぎる。
☆月*日日曜日
人気店の休日ラッシュを嘗めていたといわざるを得ない。
朝、俺達用のホールエプロンを渡された。
デザイン・監修、俺の母さん、製作、バニングスさんらしい。
まさか1日でここまで用意してくるとは思わなかった。
着替えた後4組の家族によるフラッシュが眩しくてたまらない。
特にバニングス&高町の父たち、もう少し自重して欲しかった。
キッチンのバイトさんたちに呆れられてると思ったらニコニコしながら写メを撮られていた。
どうやらキッチンのバイトさんたちも同類のようだった。
仕事が始まって俺も含め予習をしてきた4人の動きはそれなりに動けていたが、開店1時間もしないうちに満席になった。
翠屋はケーキやシューだけでなくランチもおいしいと評判でケーキの持ち帰りの人も多いがランチの人も多い。
4人のコンビネーションを持ってでもギリギリ、フォローもいくつか入れてもらってやっとピークが過ぎておやつ休憩に入れた。
俺を含め4人とも疲れた顔をしていたがみんな少しの達成感を持っていたと思う。
そのまま無事にバイトを終えてバイトも終わりお礼を言われながら今日の給料をもらった。
初めて自分で働いて稼いだお金なのでみんなうれしそうだった。
高町もおこずかいとはまた違った感じでうれしそうだった。
これを機会にこれからもバイトをできないかを交渉したいと思う。
それにしても閉店最後まで居座っていたわが父母ははもう少し自重して欲しいと思う。
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