愚かな人の住処


 

 

  

○月■日月曜日

 

 

今日も代わらない学校生活。

 

最近なんとなくマンネリ化してきたので4人でスクイズごっこしてみた。

 

金髪ちゃんと高町には不好評だったが月村には大好評だった。

 

てかハマりすぎる月村が普通に怖かった。

 

フーミン先生にみられて今度の文化祭の劇はこれで行こうとかいわれた。

 

先生は昼ドラとかドロドロなヤツが大好物に違いないと思った。

 

 

 

○月×日火曜日

 

 

先生が真面目に・・・いや不真面目なのか?・・・あのスクイズごっこを文化祭の劇の題目にあげやがった。

 

しかもみんな分かるわけないから俺たち4人で実演させられた。

 

一部を除いてひかれた。

 

俺だってひく。

 

ただ、本当に一部・・・月村の空鍋で恍惚そうな顔を浮かべてた奴。

 

今後のつきあいを考え直そうと思った。

 

ヤン怖い・・・。

 

ちなみに案はクラス参謀権限で却下した。

 

 

 

○月☆日水曜日

 

母さんに劇の題目で良いのがないか聞いたら「昔書いた小説よ」と本を渡された。

 

タイトルは昔どっかで見たことあるようなギャルゲのタイトル。

 

具体的には「永遠はあるよ」とかいったりする泣きゲーと噂だった奴だ。

 

俺はやったことないからあらすじしか知らないけど。

 

まあ、なぜこれがここに!?とかは「かあさんだし、」の一言で納得できたが中身が酷かった。

 

中身は伏せるが具体的に「 YOUがWISHするETERNAL 」だった。

 

永遠は永遠だが永遠はなかったZE的な?

 

違うか・・・。

 

ともかく中身は思いっきりBAD ENDだった。

 

せっかく前半はいい感じに進んでいたのに気づいたら看護婦さんに拉致監禁服従エンドとか笑えない。

 

最後の方を執筆するとき母さん機嫌でも悪かったのだろうか。

 

というか小学生がやるには重すぎる。

 

トゥルーにしたら少しはましになるだろうか、それとも永遠はあった方がいいのだろうか。

 

とりあえず両方明日3人に渡して様子を見ようと思う。

 

 

○月*日木曜日

 

夢でなぜか月村に拉致監禁服従エンドされる夢を見た。

 

金髪ちゃんや高町にクラスのみんなにまで冷たい目で見られて追い込まれた。

 

なぜか父さんと母さんは逃げてきた俺を嬉々としてロープで縛って月村に引き渡していた。

 

真夜中に目を覚ましたけど今度はそこから恐怖で眠れなかった。

 

母さんがあんな本を渡すからだ。

 

朝、バスで月村とはどうも目を合わせられなかった。

 

金髪ちゃんに怒鳴られて追求されたから吐いた。

 

内容を読んだ後で「私ならそういう包囲網じゃなくて逃げれるのに逃げれない包囲網ひくけどな」とか小声でつぶやいたような気がしたのはきっと昨日の夢の影響からきた幻聴だとおもう。

 

ちなみにふーみんにはBADENDルートを絶賛していたが勿論参謀権限で却下した。

 

 

○月日金曜日

 

劇の題目がなかなか決まらないところをクラスの子が、お父さんが書いてくれたシナリオとやらを持ってきてそのままそれに決まった。

 

形としては大正時代の歌劇団が裏で武装してこの世の悪と戦うらしい。

 

小学生が歌劇を行う歌劇団を演じるなんてなんてハイレベルすぎるのだろうか。

 

勧善懲悪が入っているとはいえ捻りすぎている気がする。

 

というか歌劇も演じるとか無理すぎる。

 

普通にバンドチームにすれば楽だったのに。

 

そういえばこういう設定どっかできいたことあるような?

 

 

○月日土曜日

 

一晩寝て思い出した。

 

確か舞台は大正じゃなくて太正な時代の蒸気と霊力で動いちゃう華檄団だ。

 

3人がいたときに思い出して声を上げてしまったから、思いついたと言うことにしてすべて話させられた。

 

気づいたら細かいシナリオが巴里編になっていた。

 

まあそれなら金髪ちゃんは髪の色そのまま使えそうだし、月村はおしとやかそのままGOだし、高町はおっちょこちょいなとこが嵌りすぎだし・・・。

 

・・・ひさしぶりにぽかぽかパンチみたぜ。

 

まあ、巴里編のダンスとかは覚えてなかったのでせっかく持ってきてもらった最初の案を使わなきゃと説得してまずは2な方になってくれた。

 

それにしてもまた俺が脚本かくのだろうか?

 

 

○月日日曜日

 

金髪ちゃんの家へ遊びに行ったらデザイナーの人がたくさん来ていた。

 

なんでも金髪ちゃんの舞台ドレスをつくるらしい。

 

流石ブルジョワ。

 

学芸なのに一個人が介入しすぎる。

 

月村や高町のドレスも一応作ろうとしていたがどれだけお金をかけるつもりなのだろうか。

 

ちなみに俺の方もサンプルをとられた。

 

・・・とられただけだと思いたい。

 

金髪ちゃんが「あんたも加わりなさいよ」の一言で劇の内容を話していた俺にデザイナー達の血走った目が殺到した。

 

普通に男物の服ならばいいのだが図面を見るとどう見ても女物のドレスばかりで正直怖い。

 

脇役なら絶対に女形がやらされる可能性大過ぎる。

 

なんとしても主役の座をとって女形をやらないようにしなくてはならないのだろうか。