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■月○日月曜日
今日は大雨。
もうそろそろ梅雨の季節のようだ。
雨の日は服がぬれるから少々苦手だ。
そういえば、金髪ちゃん達3人は毎日毎日傘に雨がっぱをお互いに見せ合ってきゃいきゃい言ってるようだ。
ふっ、若いな。
そういう俺はひそかに購入した特性雨がっぱ。
背中に二刀流の剣士の影、その上にドンッ!と御神とプリントされた雨がっぱだ。
この前フリマで偶然見つけた一品だ。
実は他にも背中に大きく『不破』と描かれた不破Tシャツもある。
これらに出会ったのは本当に奇跡だったと思う。
休日に家族みんなで出かけようとしていたところ父さんが急に仕事が入ってしまってしょうがなく母さんと二人で朝新聞に挟まれていたチラシあったフリマに行ったのだ。
あらかた商品を見終えて帰ろうと会場の出口から出ようとしたところに出口近くの隅っこで寂しく正座しながらプリントシャツ等を売っている人がいたのだ。
そしてこの人が並べていたシャツ類こそがこの御神雨がっぱと不破Tシャツだったのだ。
ここに並べてあった商品はどれも古着に見えなく男の人に尋ねると、副業でデザインTシャツを始めてみたのだが一向に売れなく、大量に残った在庫を処分するまで帰ってくるなと奥さんに追い出されたらしい。
思わずほろりときてしまったが改めてシャツを見てみると実に俺好みのデザインで、しかもTシャツだけでなくなぜか子供用雨がっぱのデザイン雨がっぱまであったのだ。
ちょうど雨がっぱをそろそろ買う予定だったので母さんにお願いしてこのTシャツと雨がっぱを購入したのだ。
帰ってきてからお手伝いをしまくったがそれだけの価値はあったと思う。
できれば『SHIZUMA』や『SHIRO』、特に『MIYUKI命』とかも欲しかったのだが流石に母さんがよい顔をしなかったので妥協しておいた。
そういえばこのかっぱを高町の家にきていったとき高町のお父さんが驚いていた気がする。
もしかしたら高町のお父さんもあの人のデザインTシャツを買ったのかもしれない。
■月△日火曜日
今日は月村の家に遊びに行く。
学校からそのまま行こうという話しなのでそのまま話しながら学校の門を出るといかにも高級感溢れる外車が停まっていた。
この学校には金髪ちゃんみたいなご令嬢もたくさんいるし、そんな人のお迎えかなとおもっていたらドアが開いて中からショートの美人さんが出てきて月村に挨拶した。
なんでもこの人は月村の家のメイドさんらしい。
促されるままに車に乗ってついた家は金髪ちゃんの家ほどでもないが大豪邸だった。
やはり月村の家も大金持ちだった。
ついでに猫屋敷。
視線を向ける先々に猫が最低1匹はいる気がした。
テラスでおやつを食べてても普通にひざに乗ってくるし。
なんという猫ランド。
正直かわいかった。
それはさておきいつかの月村の絵で見たお姉さんらしき人物がいた。
まさに月村をそのまま大人にしたような人で忍さんというらしい。
是非ともお近づきになりたかったが、既に高町のお兄さんにロックオンらしい。
確かに高町のお兄さんはいまどきいないちゃらちゃらしていないかっこいいお兄さんだったが・・・、やはり妬ましい、パルシィ。
俺も昔は・・・やめておこう。
なお、メイドさんはもう一人いてそっちの人もかなり高ランクだったといっておこう。
■月×日水曜日
今日の体育は運動測定という名のかけっこ。
俺の順位は・・・、上の下といったところか。
やっぱ運動一本やっている人は強いよね。
金髪ちゃんはまあ普通だった。
高町は・・・、走ってないのにこけた。
スタート位置につくために歩いていたところを何もないところでこけたのだ。
何だ奴は。
歩く萌え要素でもやりたいのか。
ちなみに一番ぽやぽやしててのろまそうだった月村は上の上だった。
つまるところクラストップ。
どうやら隠れアスリートだったらしい。
腕相撲して見事に負けた。
4時間目は寝てすごした。
別に悔しくなかったわけじゃないやい。
■月◎日木曜日
なんでも3人は塾に行き始めるらしい。
翠屋、高町んちの喫茶店でお茶をしていると高町が言ってきた。
どうやら俺もどうかという話らしい。
だが、はっきりいって小学校の勉強なんぞ塾に行くほど困ってない。
さらっと断ってやったらプンスカ言ってきたのでテスト100点以外とったことないしとさりげなく嫌味を言っていったらショックで机につっぷっしてしまった。
だが、小学生の勉強ごときで間違えていたら逆にこっちがショックだ。
なら音楽の習い事はどうかと月村にいわれた。
なんでも二人はお金持ちらしくピアノにヴァイオリンを習うらしい。
なるほど、確かに音楽を習うのは良いかもしれない。
なら何が良いだろうか。
■月▲日金曜日
父さんと母さんになにがいいか聞いてみたら父さんがいいものがあるよと部屋を出て行くと、ちょっと色あせたギターを持ってきた。
なんでも昔は軽音部だったらしい。
というか、父さんが学生時代の頃に軽音楽は流行っていたのだろうか。
聞いてみるとなぜかさっと目をそらされた。
母さんに聞いてみても苦笑して教えてくれない。
まあ、ギターをやってみるのも良いかもしれない。
そういえば、昔そういうアニメがあった気がする。
それをみて次生まれ変わったらこんなバンドやりたいなと思ったものだ。
父さんもそんな輝かしい青春時代を送ったからこそ俺にギターを勧めたのかもしれない。
これから暇な時間は父さんにギターの基礎を習うことにする。
中学か高校にはバンドを組んでみたいなと思う。
■月$日土曜日
さっそく父さんにギターを習う。
コードを習ってさっそく弾いてみようと思うがせいぜいかえるのうた位しか楽譜が分からない。
落ち込んでいると父さんがわざわざアンプをもってきて演奏を聞かせてくれた。
正直にうまかった。
指も残像が見えるほどに早く動いている。
聞いているだけで心の奥底からなにか震えるものを感じたくらいだ。
だがどう聞いてもその音楽は重低音たっぷりのヘビメタにしか聞こえなかった。
父さんも超ノリノリだったし。
その日の稽古は俺に深い沈黙を残したまま終わった。
ちなみにこのあと、父さんのノリノリライブが5時間続き、母さんに怒られた。
■月#日日曜日
今日は高町の家で遊ぶ。
翠屋には何度も行ったことがあるが家に行くのは初めてだ。
今度は普通の家だ。
いや、二人と比べる自体間違っている。
そんなことを思ってた時期が俺にもありました。
家にはいって美由希姉さんに案内されて家の中を歩くと庭には道場が。
中から打ち合う音が聞こえてじっと見ていると扉が吹き飛んで中から高町のお兄さんがぶっ飛んできた。
3人で唖然としていると中から高町のお父さんが両手に真剣らしきものをもって出てきた。
血はついていなかったからとりあえず殺人事件ではないようだ。
お父さんの顔も殺すという顔でなかったし。
俺たちが呆然としているのをよそに高町はのびているお兄さんのところへ駆け寄って行った。
高町の家は893の家だったのだろうか。
どうやらここは金髪ちゃんと月村の家とは又違ったぶっ飛んだ家らしい。
流石の金髪ちゃんと月村も泣き出してしまった。
かくいう俺も若干ちびっていた。
このなかで一般人は俺だけかもしれない。
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