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▲月◎日月曜日
今日父さんが帰ってきたらいきなり俺を巻き込んで耳コピ作曲に突入してしまった。
なんでも週末に高校時代のライヴァルと会うらしい。
それならなぜいきなり作曲かと聞けばそのライヴァルとやらは今母校の女子高で高校教師をやっているらしく、その週末は学園祭らしい。
そしてなぜか外部からの参加ということでライブをするらしい。
俺からの耳コピということでアルバムのパンク系?はやらないと思うが、これは十分女性ボーカルの曲なのだが。
というかライヴァルってやはりHENTAIさんなのだろうか。
とりあえず某東中出身な人が出てきたりするやつの「神は知る」やバサラな曲をピックアップしておいた。
▲月$日火曜日
耳コピをしていたらまた夜更かしになってしまった。
おかげで今日の学校も眠い。
例の如く午前中は自主睡眠をとることにする。
そしていつもの如く昼休みに金髪ちゃんに説教される。
とりあえず昨日は耳コピ作曲をしていたと答える。
そしたら是非とも演奏して歌って聞かせろとせがまれた。
というか命令された?
音源が完成してないし自分ひとりじゃギターひとつだけになってしまうから無理というと月村がキーボード、金髪ちゃんがヴァイオリンをやってくれるらしい。
将来的にはぜひともバンドをやってみたかったから即決OKを出したが、問題は高町だ。
一人わー、と拍手していたのでとりあえずジーっと3人で見つめてみると慌てて「カスタネットならできるよ」といってきた。
お前はどこのウンタンだといってやりたい。
他の2人も呆れ顔だった。
涙目になってきたので妥協案を出してみる。
バンドをやるのに必要なドラムがいないのでドラムはどうだと聞いてみる。
高町の家でやっているらしい剣術は二刀流というからきっと大丈夫だろう。
なにせ人一人を軽く飛ばすくらいの技術があるようだからな。
高町家に行ったときに一度庭でやっているのを見たことがあるが下手なハリウッドより速かった。
というか剣筋見えないってどんだけ〜。
とりあえずなにが言いたいのかというとあれだけの剣捌きのできる高町家の高町ならドラムも華麗にやってくれるだろうということだ。
ということで提案してみたが本人はドラムがどういうものか分からないらしい。
月村がシンバルを叩いたり太鼓を叩いたりするんだよっていうと「ああ〜、なるほど。わたしでもできそうだね」とやるーっって返事してた。
だか今の返事を聞くとどうしても高町がドラムではなくて、シンバルや太鼓を叩くおもちゃのサルみたいにシンバルと太鼓を叩いているイメージしか湧かないのだが大丈夫なのだろうか。
▲月#日水曜日
翌日、通学バスに乗ってるとと高町がどんよりした顔をしてバスに乗ってきた。
話を聞くと昨日帰ったらわけを話してドラムを買ってーとかいったらしいのだが、想像していたドラムと違った上にさすがに高すぎるといわれたらしい。
そりゃあそうだろう、というかやはり勘違いしていたようだ。
もう少しでシンバル叩きなのはができるとこだったのか。
話を戻して、いくらお金持ち私立とはいえ普通の太鼓やシンバルは置いてあってもドラムは学校においていない。
そもそも個人で所有するには少々大きい買い物なのだ。
しょうがないのでほかの楽器にしたらということになった。
まあ、すぐに始めようとか思っていたわけでもないわけだし良いだろう。
ドラマーは将来募集するということで決定した。
じゃあ、何をやるかという話になったら、俺と同じギターをやるといった。
なんでも昨日はなしたとき、高町のお父さんのお古のギターがあるらしい。
なんでも昔旅をしていたとき路上ライブをしていたらしい。
その話をしていたときお兄さんが遠い目をしていたらしいが。
そのギターも聴く限りライブに使うタイプではないようだが、練習用にはなるだろうということで高町もこれからはお父さんと練習を始めるらしい。
とりあえずの配役も決まったので昨日コピーしておいた楽譜を配る。
多芸な母さんがキーボードパートとヴァイオリンパート用に作ってくれたものだ。
ドラムパートもあったのだがこれは将来用で保存しておくことにする。
各自練習用に渡して来週ごろに一度演奏してみることになった。
正直言うと少々楽しみにしている。
一人楽器の弾き方からスタートしなくてはいけない高町だけ脹れていたがしょうがあるまい。
▲月■日木曜日
今日は金髪ちゃんの家で遊んだ。
例のごとくの学校横付けリムジンで金髪ちゃんの豪邸へと向かう。
豪邸についてから案内されたのは本邸に比べると小さすぎるが、一般住宅と比べるとほぼ同じかそれより少し大きいくらいの庭に作られた家だった。
前回来たときもこの庭は見たが確かにここにこんな家はなかったと思うがと聞いてみたら、金髪ちゃんのお父さんにおねだりしたら一晩で建ててくれたらしい。
どこのジェパンニだといってやったら、鮫島さんがおどろいて「知っていらっしゃるのですか?」と聞いてきた。
マジで存在しているのか、ジェパンニ。
いえ、そういうフレーズをどっかで聞いたことがあるんです。って苦し紛れに言うとなぜか納得した顔で「彼も有名になったものです」と頷いていた。
なんでも執事養成学校の後輩らしい。
いろいろと突っ込みたかったが引っ張る金髪ちゃんに負けて聞けずじまいに終わってしまった。
中にはいるとなかなかに豪華な設備がそろっていた。
ティーセットに豪華なキッチン、完全防音。全室クーラー完備。
リビングには大型液晶テレビにスタジオにはビデオカメラに音響設備。
泊まれるようにとベットも部屋に分けていくつか。
さりげなく男用・・・というか俺用なのかベッドではなくてお布団が用意された部屋がひとつ端っこに用意されているのが憎らしい。
はっきりいって娘のおねだりひとつで立つような家ではなかった。
いや、家ではあるのだがそんじょそこらの家よりよっぽど豪華だった。
さすがブルジョワ、ぽんと一晩で立てられる金髪ちゃんのお父さんはすごい。
なにげにドラムがあったので高町に叩かせてみたが届かないならともかくバチがドラムを叩く前に手からすっぽ抜けた。
もう一回やろうと振りかぶるが今度は後ろに飛んでいった。
2回目今度は叩けたが叩いた瞬間そのままバウンドしててから抜けて頭に命中。
高町涙目。
3回目はまたバウンドして今度は金髪ちゃんのほほを掠めていった。
高町はとてもよい笑顔をした金髪ちゃんにひきづられて隣の部屋に行ったようだ。
しょうがないので月村と二人でお互いの準備をしていたら二人が戻ってきた。
金髪ちゃんの顔は当社比較約2倍の笑顔を浮かべていた。
高町はなぜかガタブルだった。
金髪ちゃん、いったいなにやった。
それで結局高町は練習用のギターを握らされていた。
金髪ちゃんはアンプにつなげれる電子ヴァイオリン?を使うらしい。
さっそく昨日渡した楽譜に沿って3人で弾いてみる。
歌はなしでお互いの錬度も低い上に初めてなので途切れ途切れなのはしょうがないが、引き終えた後はなかなかの達成感だった。
あまりの達成感に何度もやっていたら今度は高町が脹れてわたしもやりたいって、文句を言ってきた。
とりあえずその日は高町にコードをおしえて終わってしまった。
帰るときに高町は使っていた練習用のギターを重そうに背負っていた。
なんでも買うまで借りるらしい。
なんというブルジョワ、そのまま買えばいいと思うが恐らくあのギターも練習用とはいえそんじょそこらのギターより高いのだろうとおもった。
事実高かったがな。
▲月!日金曜日
我が家に遊びに来た3人に明日、件の文化祭に行くことを言ったら自分たちも行きたいと志願された。
さっそくバンドに興味を持ち始めたようで3人も実際のバンドが気になるご様子。
父さん母さんに相談したらOKサインがでたので明日は一緒に行くことになった。
だが、父さんのライヴァルらしいからむしろ期待できないというかまだまだ純情な3人には見せたくないような。
そんな顔をしていたら母さんがフォローしてくれた。
なんでも父さんのライヴァルとやらは母さんの大親友でもあるらしく、その人が顧問を勤める軽音部は普通にライブをやるらしい。
ちなみに言えばそこは女子高だから父さんのようなキモかわいいはでてこないわとかいわれた。
安心感より母さんの趣味への疑惑が完璧に露見した瞬間だった。
3人は?を頭に浮かべていたが苦笑いで話をそらした。
はっきりいって、身内の恥を露見したくない思いひとつだった。
というか父さん。
俺からの提供がなかったら女子高であのパンク?ライブやる気だったのか?
聞いたら問題あるか?とか聞かれた。
自分が親は選べないんだなと嘆いた一日だった。
▲月○日土曜日
日記なのではじめに言っておこう。
この日はまさに運命の日だったというざるを得ない。
電車を乗り継いでたどり着きました桜ヶ丘高校。
どっかで聞いたことのあるような名前だった。
まあ割りと普通の名前だし昔のどっかの地名だろうと思っていた。
はいるとすぐに女性の人が寄ってきた。
その人を見ると母さんと父さんが反応した。
何でもこの人がそうらしい。
楽しそうに話している。
3人は昔話に花を咲かせるようなのでお小遣いをもらって屋台を回ることにする。
お約束のフランクフルトにポップコーン片手にお化け屋敷に出し物をまわる。
昔は共学の文化祭ならともかく女子高の文化祭なんて行ったことがなかったからとても新鮮というか少しドキドキ感があった。
3人も今の歳だと女子高生というのは憧れるものらしくキラキラとした顔で回っている。
しばらく回っているとギターを背負った人がいた。
バッテンの髪留めをつけた人でなんとなくぽやぽやしてそうな人だった。
せっかくだから軽音部の人かと聞くとその人と話していた人も軽音部らしくいろいろと話してくれた。
自分たちも今バンドを組んで軽音楽をやろうとしていることを伝えたらとても驚いていた。
まあ、こんな小さい小学1年生がやるといったら普通ピアノとかヴァイオリンだろう。
実際に内2名はやってるが。
話をしていると部室を見せてくれるらしくせっかくなのでついて行くとなんと言うかそこは部室には不相応な品のよいテーブルと椅子、戸棚には十分すぎるティーセットが。
なぜかソファーまで置いてあった。
何でもこの部活は廃部寸前だったらしく新入生である4人で構成されているらしい。
ここは本当に部室なのだろうかと思う。
ついでにいえばとても見たことがあるような気もした。
そう言えば昔・・・。
そういうことなので改めてお互いに自己紹介するとやっぱり聴いたことのある名前でした。
具体的に言えば昔見たアニメ・・・ある意味俺が軽音始めたきっかけ的な。
少し感動に浸っていると少し変な目で見られた。
そんなこんなでライブ本番。
父さん母さんに3人娘たちと仲良く並んで先輩方のライブを聞いた。
正直感動した。
ミーハー的な意味ではない。
もちろんメイド姿にはぐっときたが。
演奏もCDとかで聴くプロと比べれば正直錬度も低いと思う。
しかし、こうやって生で聴くと本当に楽しそうに演奏しているのだ。
見ていてなんかきらきら輝いている先輩達を見ているとの心というか情熱が伝わってくるのだ。
音楽は好きだが演奏することに楽しんだりはしたことがなかった。
しかし先輩達のライブをみて音楽に楽しむということを教えてもらった気がした。
事実隣の3人娘もそれを感じていたと思う。
有意義な時間をすごせたと思う。
流石は原作キャラ。
で感動して終わるかと思ったら荘でもなかった。
曲が終わったあと先輩がこけておもいっきりパンチラ。
金髪ちゃんに物理的に目潰しを受けてムスカ大佐をしてしまった。
くそ、金髪ちゃんめ。
刹那しか見えなかったから白いなにかにしか見えなかった。
そしてこのあと友達先生がきて3人娘を席に残して俺含む3人が連れられてこられたのは舞台裏。
もちろん先輩たちもそこにいる。(真っ赤な先輩乙)
どうかしたのかと聞かれるがむしろこっちが聞きたかった。
が、後ろで楽器の準備をしている父さん母さん+先生の姿を見れば大体分かるだろう。
そういえば学園祭に行くといったときにライブするとかいってたもんなぁ。
しかし、このときは歌うのが俺だとはおもわなかった。
そのままなぜかしら用意されていた俺のギターを持たされて幕の閉じた舞台の中央に立たされる。
先生は横でベース、母さんはキーボード、父さんはなぜかドラム。
流石にびっくりした。
そして心の中で泣いた。
父さん、豚骨だったのか・・・。
落ち込んだ俺を見て父さんが少し首をかしげながらドラムの調整をしていた。
このとき今更ながらに気づいたんだが普通に耳コピ曲についてこられる先生は事前に楽譜を受け取っていたのだろう。
自分がなぜここに立っているのかだって思えば歌の練習にギターのメインパートだって俺ばっかが練習していたし。
最初からこの面子でやるつもりだったのだろう。
俺に残されていた手段は歌って発散しかなかった。
司会者が俺たちのバンドの紹介をする。
先生が学生時代の友達を連れてバンドをやると聞いてみている生徒からちらほらと歓声が上がる。
チューニングも終わって深呼吸しているところで司会者からバンド名が伝えられた。
「ではホーリーデスメタルです。どうぞ〜」
そこで俺のテンションがガク落ちした。
なんと言う厨二で矛盾しまくったな名前なんだ。
パンクとは言えひどすぎた。
ブザーとともに幕があがると座ってた席のところで3人娘が驚いていた。
驚くよなと思う。俺が一番驚いてる。
他の観客も驚いていた。
ボーカルにあからさま小学生が立っているのだから。
とてもじゃないが恥ずかしくて心臓バクバクだったが父さんがドラムを叩いて始めてしまったので覚悟を決めた。
最初の曲は某団長がバニーで歌った曲「神は知る」。
もちろん俺は私服だが。
まだ声変わりが来ていないので俺の声は頑張れば女性ボーカルの声にも聞こえる。
だんだん観客もノってくれて中盤には原作並みにみんなノってくれた。
ついうれしくて2曲目はバサラな曲で魂の限り歌ってしまった。
後悔はした。
反省はしていない。
大歓声の中見送られて退場した。
恐らくこのときの俺の顔はりんごの如く真っ赤だっただろう。
先輩たちにもよかったと褒められた。
ドサクサに抱きつかれて役得だったといっておこう。
席に戻ってから3人に褒められた後責められた。
自分たちもやりたかったらしい。
早くドラムを見つけてみんなでバンドを組みたいものである。
▲月★日日曜日
今日は昨日の疲れが残っているなか金髪ちゃんの豪邸に呼ばれた。
昨日得た情熱が冷めないうちにみんなで弾きたいらしい。
流石金髪ちゃんバーニングだわ。
燃え上がる金髪ちゃんをよそに鮫島さんじゃない執事さんがなぜか恍惚とした顔でおやつになぜかメロンパンを用意していた。
あとでなぜメロンパンなのかときいたらアリサお嬢様だからです。と言われた。
アリサお嬢様がお好きだからですとかじゃなくて?
それはともかく金髪ちゃんと気持ちは同じだがいかんせん高町のレベルがまだ弾けるレベルじゃないだろうといったらなんと高町が得意げに自分のパートを弾きだした。
まだすらすらではないが十分加われるレベルだった。
なんでも家で猛特訓した上に昨日のライブが後押ししたらしい。
どうやら高町はできる子だったらしい。
ドラムがいないがせっかくなのでやろうとしたがなぜかボーカルは俺にされてしまった。
月村はキーボードで金髪ちゃんもヴァイオリンだからしょうがないとしても高町がいるだろうといおうと思ったが思えば高町は音楽でいつもボエ〜な奴だったことを思い出した。
納得した顔で高町を見たら不機嫌そうな顔で何と言ってきたのでボエ〜っていって
やったら頬を膨らましてぽかぽかパンチを放ってきた。
演奏のほうはまだグダグダだったが達成感はなかなかだった。
その後何回かやって疲れたのでおやつタイムとした。
メロンパンをかじりながらバンド名について話した。
今日はいいのが出てこなかったので保留とした。
金髪ちゃんがむくれていたがアリサと愉快な仲間たちはお約束過ぎだ。
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