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%月!日月曜日

 

待望の冬休み前日の終業式。

 

校長先生のクソ長い話を聞いて荷物をまとめ、成績表をもらっておうちに帰る。

 

帰る前にはもちろんお約束の成績表の見せ合いっこ。

 

といっても小学生の成績なんぞ特に興味はなかったけどね。

 

さりげなく帰ろうと思ったがやっぱり金髪ちゃんに捕まってしまった。

 

俺の成績表は5段階評価で予想通りALL5。

 

生活態度には「よくみんなのことを観察している」「よくみんなの先頭に立っている」「授業中居眠りしてはいけません」「先生の悪口を言ってはいけません」。

 

心外な。

 

金髪ちゃんは基本強化はすべて5、体育は4、生活態度も美辞麗句。

 

まさにパーフェクトガールだった。

 

それでも微妙に悔しそうだったがな。

 

All5取れなかったのはもちろん、生活態度に「授業中は居眠りしてはいけません」とある俺に負けたのが悔しかったようだ。

 

月村は算数に図画工作、体育は5。

 

他はだいたい4だった。

 

高町は算数は5、ほかは3か4。

 

なぜか、道徳が2で、生活態度に「手よりまず口を出しましょう」とあった。

 

高町家はそんなにヴァイオレンスなのだろうか。

 

ちなみに明日は翠家でパーティー。

 

明日の営業はクリスマス用のケーキだけでその後は閉じてしまって貸切らしい。

 

準備はめんどくさいが翠屋のケーキがたくさんってのは正直嬉しすぎる。

 

プレゼント交換もあるらしいがそんなの目じゃない。

 

正直ケーキのほうが楽しみすぎるというかメインだっていったら金髪ちゃんに叩かれた。

 

高町に月村は苦笑するだけだったのになぜだ。

 

 

 

 

 

%月○日火曜日

 

朝起きたら雪が降っていた。

 

だが、雪を見て外に出て飛び跳ねるほど無邪気になれる年じゃない。

 

雪だったらコタツに入ってみかんを食べながらのんびりゲームでもしていたいお年頃なのだ。

 

ということでのんびりこたつむりをしていたら金髪ちゃんがリムジンで強襲をかけてきた。

 

なぜか月村に高町付だ。

 

なんでもこれから雪合戦した後にパーティーのときにやるライブの練習をやるらしい。

 

俺は眠いからパスといったが金髪ちゃんに引きずられて金髪ちゃんちへ強制連行された。

 

金髪ちゃんちの広い庭で雪合戦。

 

ちっちゃい子供はこういうときに年齢に反比例して体力がありすぎて困る。

 

3人ともはしゃいで雪合戦をしている。

 

適当に雪だまを作っていたら金髪ちゃんに大玉を当てられたので大人気なく逆襲。

 

大人気ない行動は大人がやるから大人気ないというのだ。

 

雪だまをもって金髪ちゃんに近寄り適当に投げながら木の下に誘導する。

 

手持ちの雪球が尽きたと思わせて金髪ちゃんの足を止め、そのまま金髪ちゃんに走りよってスルーし、思いっきり木を蹴って雪を降らす。

 

見事に金髪ちゃんにどっさり雪をかけてやった。

 

同じくらい俺にもかかって動けなくなったがな!

 

雪を払い落とした後、ライブハウスでパーティーまでのんびり練習。

 

時間が着たらリムジンで翠家に向かう。

 

翠屋はすでにケーキや料理の準備ができていた。

 

月村のお姉さんや金髪ちゃんちのご両親やうちの両親も参加するので結構な規模だ。

 

全員席に着いたところで高町のお父さんによる乾杯でパーティースタート。

 

さっそく料理に手をつけるまえにケーキに手をつける。

 

今日は高町のお母さんの特性ケーキがホールで5個もあるので食べ放題も同然だ。

 

こういうとき、料理を食べ過ぎてデザートが食べれなくなることなんてざらだったので今日はケーキがメイン、料理がデザートだ。

 

口いっぱいにほおばってたら美由紀姉さんに苦笑された。

 

時間は過ぎて子供たちのプレゼント交換タイム。

 

4人でまわすのも微妙だと思ったが3人がとてもやりたがってたのでジングルベルを歌いながらまわす。

 

月村には金髪ちゃんからのかわいいシステム手帳。

 

高町のところには月村からの髪飾りとブレスレットのセット(俺に来てたらどうするつもりだった?)。

 

俺には高町からのコンパクトな鏡と櫛のセット。

 

俺にどうしろと?

 

金髪ちゃんには俺からの魔法少女変身キット。

 

どうせ俺には来ないと思い切って選んだ一品だ。

 

金髪ちゃんが喚いたがスルー。

 

こういうのは普通に勝ったら面白くないのだ。

 

それにこれはあくまでウケ狙いのおまけでメインはちゃんと横にかわいいけど落ち着いたデザインのお財布が着いていたので問題なし。

 

金髪ちゃんもこれを見たら渋々納得してくれた。

 

プレゼント交換も終わりパーティーも佳境に近づいてきた。

 

美由紀姉さんにケーキを勧められたのでそれを食べながらウキウキとお話をしていたら金髪ちゃん達が俺のプレゼントにあったウケ狙いの魔法少女変身キットで変身していた。

 

金髪ちゃんそれお前のキャラじゃないだろうと呆然としていたら3人とも恥以外で顔が赤かった。

 

どうやら小学1年生の分際で飲酒しているようだった。

 

それ以前に1着しかないはずの変身キットがなぜ3着もあるんだと思ったら高町のお母さんがもう1着もってこっちを身ながらにじり寄ってきていた。

 

一瞬でさとって逃げようとしたが美由紀姉さんと月村のお姉さんに捕まってしまって裏に連れて行かれた。

 

その後は正直思い出したくない。

 

3人とも酔っているせいでノリノリでポージングなんか決めてしまうし、親たちはみんなカメラでとりまくりだし。

 

なぜかこの格好のままでライブをやることになってしまったし。

 

まだ体がガキンチョなせいで女装しても女の子に見えてしまうのは救いだったのかどうかは分からない。

 

 

 

 

 

%月&日水曜日

 

今日は自己嫌悪で一日寝込んだ。(自主的に)

 

枕元にはゲームソフトがサンタクロース的な意味で置いてあったがやる気が起きない。

 

おやつの時間になって目が覚めるとゲームソフトが増えていた。

 

どうやら昨日のことはそれなりに罪悪感を感じているらしい。

 

まあ、俺が買ったプレゼントの情報なんて父さん母さんくらいしか知らないはずだしな。

 

今日はせっかくのクリスマスプレゼントで一日を過ごして終わった。

 

ニートな生活も悪くない。

 

 

 

 

 

%月$日木曜日

 

今日もニートな生活をしてすごそうとしたら金髪ちゃん達の襲撃を食らった。

 

今日は先日のクリスマスでおうちでもらったプレゼントの見せ合いっこらしい。

 

小学生は物好きなもんだと思いつつ自分のゲームソフト2本を見せる。

 

高町は新しいギター。

 

これでもう金髪ちゃんに練習用でギターを借りずにすみそうだ。

 

月村はノートパソコン。

 

よく見ると会社のロゴが入っていない。

 

かといって見る限りはかなりの高性能。

 

自作だろうか?

 

金髪ちゃんはお化粧セット。

 

これも聞いてみれば海外有名ブランドのものらしい。

 

チラッと母さんのほうを見るととても欲しそうな顔をしていた。

 

それにしても最近の小学生のクリスマスプレゼントはいいものばかりもらえるもんだなと感じた。

 

俺なんか今はともかく昔はお菓子の詰まった長靴ばっかだったのに。

 

 

 

 

 

%月▲日金曜日

 

今日で父さんも仕事納めらしい。

 

帰ってきたらいつもは晩御飯を食べてから晩酌するのに帰って即効でビールを開けて母さんに怒られていた。

 

そういえば父さんは仕事何をしているのだろう。

 

前聞いたときはサラリーマンといっていたが実は父さんああみえて電子機器はぜんぜん使えなかったりする。

 

最近のサラリーマンはパソコン使えなくても仕事ができるのだろうか。

 

家に仕事を持ち込んでいるところは見たことないし。

 

残業で帰りが遅くなることも今のところなかったはずだ。

 

一緒にお風呂にはいるとさりげなく腹筋割れてるし、細マッチョだし。

 

この前聞いたときは営業ばっかやっているといっていたがそんなに鍛えれるものなのだろうか。

 

父さんへの疑問がひとつ増えた一日だった。

 

 

 

 

 

%月■日土曜日

今日は家の大掃除。

 

自分の部屋を掃除したり他の部屋を片したり。

 

倉庫のものを整理していると父さんの学生時代らしきアルバムが出てきた。

 

またパンク?っぽいのが出てくるのかと戦々恐々としながら開いてみると白黒写真で小学校の門で父親らしき人と写っている写真だった。

 

よく見ればなんとなく父さんの面影のある真面目そうな子だった。

 

ページをめくると一回り大きくなった子が友達らしき子とピースしている写真だった。

 

まためくるとさらに一回り大きくなった子が変な顔をしている写真だった。

 

次の写真は中学校らしき門で小太りになった少年と両親らしきひとと撮った写真。

 

その隣には太った牛乳瓶眼鏡な少年が汗びしょぬれになっている姿。

 

ページをめくると急にやせて眼鏡も変わった少年の姿。

 

同じような写真が数枚続いてページをめくるとそのページには写真が一枚も貼ってなかった。

 

さらにページをめくると少年が運動会?でブリーフパンツ一丁で旗を持って恍惚とした表情で独走している姿。

 

他にも似たような写真が回りに貼ってある。

 

俺はそこでアルバムを閉じた。

 

あの空白時代。

 

父さんに何があったのだろうか。

 

怖くて俺はそのアルバムを封印することしかできなかった。

 

 

 

 

 

%月★日日曜日

 

朝ポストを見ると父さん宛に同窓会のはがきが来ていた。

 

高校名を見るとアレクサンダー流忍者学校と書いてあった。

 

父さんに聞いてみると一時期そこの学校へ留学していたらしい。

 

父さんいったい何者だ。

 

あからさまに怪しすぎる名前、というか忍者学校って・・・。

 

写真を見せてもらうとクラスメートは日系だが教師は全員外人だった。

 

バンドはどうしたと聞くとここであのバンドスタイルと奇跡的な出会いをしたと返してきた。

 

こんな学校で何を学んで帰ってきたのだろうか。

 

父さんの職業が改めてとても気になった日だった。