7.4 時制集合


GALにはそれ程集合に関する拘りはありませんが、
時間に関しては、集合に関する記号を使用すると、
より内容が分かりやすくなります。
ここで使用する記号は、以下のものです。
    ・∩記号 共通部分を示す
    ・∪記号 和集合を示す
例えば、絶対時制における和集合は、以下のようになります。
    20xx年.(8/3∪8/10∪8/17∪8/24).I.go(→Next.Town)
        「20xx年の8/3,8/10,8/17,8/24に私は次の街へ行く」
これを主題化して相対時制にすれば、
    <20xx年.(8/3∪8/10∪8/17∪8/24)>.I.go(→Next.Town)
となります。
日本語での表現は、現在がいつかにより変わってきます。
同様に、絶対時制における集合の共通部分は、以下のようになります。
    20xx年.((8/3→8/10)∩(8/7→8/14)).I.go(→Next.Town)
上記は以下のことです。
    20xx年.(8/7→8/10).I.go(→Next.Town)
また、以下のように共通部分の存在しない文は、単にナンセンスな文です。
    20xx年.((8/3→8/7)∩(8/10→8/14)).I.go(→Next.Town)
ここで注意すべきは、いかなる絶対時制といかなる相対時制も、
その共通部分は空集合にはならないという事です。
それと同様に、
現在感覚のレベルが異なる相対時制同士についても、
その共通部分は空集合にはなりません。
過去未来時制を例にとって、考えてみましょう。
    <†<‡>>.I.go(→Next.Town)
これを∩記号で書けば、
    <†∩<‡>>.I.go(→Next.Town)
ですが、この文はナンセンスではありません。
一方、仮に上記を以下のように記述すればナンセンスです。
    <†∩‡>.I.go(→Next.Town)
まず、一番外側の「<>」により、相対時制の現在感覚での表現になります。
次に、「†」は、現在よりも過去であることを示します。
この2つにより、相対時制過去「〜だった」となります。
次に、内側にある「<‡>」により、相対時制未来「〜するつもりだ」となります。
そして、ここで絶対時制と相対時制の共通部分が抽出されるわけですが、
絶対時制はいわば「現在」がいつかを示すのに対し、
相対時制は、「現在」から見た内容という現在感覚を示すので、
必ずこの共通部分は存在することになります。
したがって、この場合は、過去における相対時制未来「〜のつもりだ」は、
相対時制過去未来「〜のつもりだった」という表現になるわけです。