吃音改善のコツ
管理人の私が実践してきたコツをかいてみました。ご興味のある方は、ご覧下さい。
1、どもりそうなときは、わざと初語を少しどもりながら、発語する。
難発で言葉が出ないときってありますよね。
そういうとき、わざと最初の言葉をどもりながら言うと、すんなり出てきます。
うまく言おう!どもらないで言おう!と思えば思うほど、どもりますよね。
逆説的ですが、どもりながら言おう!って思うとうまく言えることが多いです。
2、注意転換法は控える。
注意転換法は、言葉に向かっている意識を他にそらすことで発語しやすくなる
・・っていうものなのですが、これを繰り返すと、随伴症状になって、変な癖になっていきます。
ちなみに、私の場合は、難発で言えないときは、足で床を蹴ってました。
蹴ると・・なんか力が抜けて・・言葉が出てくるんですよね。
だから、学生時代はそれを繰り返していました。電話で名前を言うときは特に。
注意転換法は・・即効性があって便利ですけど・・
何度も繰り返していくと、効果は薄れていきます。
そしてそれを何度も繰り返していくと・・・それが変な癖になっていきますので
注意転換法は控えた方が無難です。
3、ゆっくりとどもる、冷静にどもる、明るくどもる
上記1と関連してますが、どもりそうなときは、
ゆっくりと、そして冷静に、明るくどもれるよう意識してみるといいです。
これも、逆説的ですが、ゆっくり冷静にどもることを意識すると
案外うまく言えることが多いです。
4、環境を整える
吃音が維持・強化されている外部的要因を調整します。
例えば、周囲の人の中で「どもりはおかしい」という考えをもっている人がいれば、そういう人とは距離をとりましょう。
家族の人でも同様です。
ちなみに私は、父がそういうタイプだったとで、距離をとって、できるだけ顔を合わさないようにしました。
また、自分にとって有効と思える人とは、しっかり密な関係ととるようにしましょう。
5、どもってもいい場所・人を探す
安心してどもれる場所・人を探すといいと思います。
言友会など吃音者の集まる場もいいと思います。
どもっても大丈夫な人がいると、とにかく安心して会話ができます。
話す練習にもなるし。
特に未婚の方は、恋人をぜひ探しましょう。
もちろん、どもっても大丈夫な相手にはなりますけど。
恋人との楽しい会話・温かいぬくもり・・などなど、吃音にはとっても効果的だと思いますよ。
6、どもってしまったときの対応
どもってしまったときは、「別に普通ですけど」みたいな態度をとるようにしましょう。
吃音で他人からの指摘の中で多いのが「なんで、オドオドしてるの?」という指摘。
心理学では、コミュニケーションは
「話の内容」よりも「話している人の雰囲気」の方が圧倒的に伝わる、そうです。
まぁ、話の内容よりも、話している雰囲気が大事である、という意味です。
どもってしまっても、別に相手は何とも思いませんよ。
それよりも、オドオドしている雰囲気の方が断然伝わってしまいます。
ですから、動揺せず、落ち着いている雰囲気がでるようにするといいです。
7、吃音と安心の再学習
「吃音=安心」という関係ができるように、意識しましょう。
どもってしまったときの、相手の反応をよく観察できるようにしましょう。
最初はなかなか、どもってしまっているとき、周りの状況が観察できないことが多いと思いますが、
どもってしまったときの、周りの状況を観察できるように、冷静に慣れるように、意識しましょう。
うまく言える練習よりも、
「うまく言えなかったけど、大丈夫だった」そういう教訓の方が有益です。
「うまく言えなかったけど、案外通じた」
「うまく言えなかったけど、なんとかなった」
「うまく言えなかったけど、面接に受かった」
「うまく言えなかったけど、恋人が出来た」
「うまく言えなかったけど、昇進した」
などなど、
「どもっても大丈夫。」という教訓が得られるよう、いろいろな体験・経験をしてください。
すべては、貴方の生きる糧なります。
「どもらない練習してうまくいった」という体験・経験だと
「次はどもってしまうかも?」って不安が生起して、吃音の悩みはず〜っとなくなりません。
「どもっても大丈夫だった」という体験・経験を積んだ方が
「次もどもるかもしれないけど、大丈夫だろう♪」となって、吃音予期不安は起きませんし、
吃音の悩みは、どこかへ吹っ飛んでいきます。
ただし、そういう教訓を意図して経験・体験する以上、
ある程度の戦略は必要ですので、注意して下さい。
がむしゃらになんでもやるのではなく、
自分の今の成長・状況にあったものを自分で取捨選択してください。
8、どもらないようにすればするほど、どもってしまう理由
人は打ち消しの言葉に対応できません。
例えば「白いクマ」をイメージしないで下さい、って言われたら、貴方は何をイメージしますか?
まずは、白いクマを頭の中でイメージしますよね。
そして、それを消していく、イメージ。
でも、これだと、結局最初に「白いクマ」をイメージしてしまうことになるんです。
つまり、「どもらないように」って意識すればするほど、
「どもっている自分」を何度もイメージすることになるんで、結局どもるんです。
ですから、「どもらないように」ではなく、
「こういう感じで話すように」と話し方そのものをイメージすると良いと思います。
ちなみに、私がお勧めするのは、「ゆっくりどもっているイメージ」です。
吃音者の場合、うまく言えているイメージが少ないと思います。
ですから、うまく言えているイメージがなかなか描けない。
なので、ゆっくりどもっているイメージの方が描きやすいと思うんです。
そういう意味で、「どもらないように」ではなく、
「ゆっくり、冷静にどもるように」っていうイメージだと、イメージ通りに行動できることが多くなると思います。
9、薬物療法はほどほどに
吃音不安になってどうしようもなくなると、心療内科に行かれるケースが多いかもしれません。
心療内科では、ご存じの通り、薬が処方されます。
その薬は、不安を和らげる薬です。
つまり、吃音症状そのものへの薬はないので、不安を和らげる薬しかない、ということです。
この薬は、体がその効用に慣れてしまうと効かなくなってきます。
そうすると、より効果が高い薬へと移行していきます。
そして、薬の量がだんだん増えていき、薬物依存みたいな状況になっていきます。
そうなってしまうと、薬物により副作用が出てきます。
場合によっては体重増加とか。
ちなみに、私の知人(吃音の女性)は、出会ったころは奇麗な女性でしたが、
薬の副作用により、どんどん体重が増えていってしまい、まったく別人のようになってしまいました。
しかも、精神疾患になり、自殺未遂など、精神が病んでいってしまいました。
彼女は、薬は万能だと信じ、その心療内科の先生を信じていました。
しかし最後は、自ら命を絶ってしまいました。
薬は万能ではありません。
自分で行動し、いろいろなことを体験・経験し、そこから学習し・教訓を得ていかないと
人は成長できないと思います。
薬で一時的に不安を和らげても、その不安はなくなりません。
不安を消去するには、「どもっても安心だ」という教訓を得ないいけません。
薬はほどほどにした方がいいと思います。