サンゴ礁のギャラリー青 砂 工 芸 館

                    (せいさこうげいかん)

 
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伊禮義信陶芸展

 

会期:2007年6月5日(金)〜17日(日)

会場:青砂工芸館 AM10:00〜8:00(会期中無休) 

 

  

 沖縄本島南部なら大抵どこでも掘れば下層にはクチャが埋まっている。この硬い土を意味する沖縄語、クファ(硬い)と、ンチヤ(土)がひとつになってクチャと和名でも呼ばれる土は、灰色で文字通り硬い。なぜか陶土として不向きなのか、昔はあまり用いられなかったようだ。理由は、大型の土木機械が無かった時代に下層に埋まった土は使い難かったと思われ、しかも硬いので割って細かくする必要があり、さらに悪いことには陶土として水ひ作業が簡単にいかない。クチャ単味での轆轤成形は土自体に腰が無いので容易ではない。焼成すれば白化現象に悩まされ、苦労して出来上がっても石灰の小さな粒がはじけて傷になる。使うには難問だらけの土だが、陶器としての表情は実に豊かなものがある。伊禮氏にとっては、この悪条件を克服し美しい陶肌を実現するという課題に挑戦することは、やり甲斐があり、陶工魂を揺さぶられたようだ。

 このクチャにさんご礁の塊を立てかけたり引っ掛けたりして焼くと、大変せまい幅の焼成温度の下で美しい黄色が発色することは、中川伊作先生の南蛮の仕事で知られていた。この黄色を焼き締め陶の肌に自在に表現するという夢を可能にした今回の展覧会は、伊禮氏の技術力の高さと見識の深さを証明している。この優雅で沖縄独特の南蛮陶の誕生は、実に画期的で、制作上のさんご傷や石灰はぜも景色として楽しみたい。  

 安元 實

 ぜひともご高覧下さいますようご案内申し上げます。

 

「作者略歴」

1954年 沖縄県浦添市生まれ

1974年         愛知県瀬戸にて修業

1975年         石川県金沢にて九谷焼修業

1984年 金城次郎窯にて長男、敏男氏に師事

1988年         南条市玉城船越にて独立、陶房いれい

1994年         青砂工芸館にて個展、以後毎年開催

     金沢、千葉などで個展開催

 

タイトル  黄南蛮・伊禮義信陶芸展

会期: 200765日(火)〜17日(日)

会場: 青砂工芸館 AM1000PM8:00(会期中無休)

 

 

青砂工芸館

     住所  : 沖縄県那覇市久茂地3丁目17−5

         美栄橋ビル1F (モノレール県庁前駅より徒歩5分)

    お問い合わせ先

                  TEL&FAX: 098−868-9338

                    E-mail :seisakougeikan@yahoo.co.jp 

 

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