時々清四郎は眼鏡をかける。
私は眼鏡をかけた清四郎の顔が大好きだ。
生徒会室でのいつもの放課後。
優雅なティータイム。
清四郎はさっきからパソコンに向かい、キーを打っている。
眼鏡をかけている。
どうしよう・・・。
目が離せない。
顔が火照る。
美童が含み笑いでこっちを見る。
とりあえず睨み返しておく。
「可憐、なんか顔赤いぞ。熱あんのか?」
「あら本当ですわ。大丈夫ですの?」
清四郎がちらっと私を見る。
「ちょっと熱いだけ。なんでもないわ。」
周りに気付かれるなんてちょっとまずいかも。
「紅茶入れなおしてくる。」
私は立ち上がり、給湯室に向かった。
「では今度はぼくに茶葉を選ばせてください。」
そう言いながら清四郎もついてきた。
給湯室に入るや否や強く唇を重ねてくる清四郎。
誰かに見られちゃうかもしれないのに・・・・。
清四郎の腕の中でどこまで私は理性を保つことができるだろう?
「冷蔵庫にプリン残ってなかったっけ?」
悠理の声がする。
「今は行かないほうが良いと思うけど・・・・。」
「えーなんでだよ美童。」
そ〜っと薄目を開けてみると悠理がこっちを見て固まっている。
「どうしたんですの?悠理。」
「おまえ何呆然としてんだよ。」
「あ〜あ、だから言ったのに・・・。馬に蹴られるよ。」
私は悠理に向かって軽くウインクするとまた目を閉じた。
それにしても清四郎、全部聞こえてるはずなのに動じないわね・・・。