時々清四郎は眼鏡をかける。

私は眼鏡をかけた清四郎の顔が大好きだ。

清四郎は、ずるい。

私が清四郎の眼鏡姿に弱いことに気付いている。

最近は必要ないのにかけていたりする。

しかも、みんながいる時にわざと・・・・。

私の反応を見て楽しんでいる。

なんてやなやつなの!

そんなの無視すればいいのに。なのに!

私ときたら見事に引っ掛かってしまう。

そんな私を余裕の顔で観察しているあいつ。

そしてそれをまた面白そうに眺めている美童にも

腹が立つ。

私ばっかりが清四郎を好きと体全体で訴えてしまう。

清四郎の眼鏡をかけた横顔がかっこいいと思った瞬間、

体の奥から熱い思いがじわっと溢れる。

抱きしめられたら、学校の中でも、生徒会室の中でも、

もっともっとと欲情が沸き立ってきて大変なことになる。

それを清四郎は冷静な瞳で見透かす。

くやしい。

この可憐さんが恋愛初心者の清四郎に振り回されるなんて。

だったらやってやるわ!

 

みんながお茶の時間を楽しんでいる生徒会室の

午後のひと時。

清四郎はまた眼鏡をかけて私を挑発している。

乗ってやろうじゃないの。

今日は思う存分に、本能の赴くままに。

清四郎は立ち上がり、本棚へと進む。

私も立ち上がり清四郎の前に立ちはだかった。

「可憐?」

私は手を伸ばし、清四郎の眼鏡を外し、背伸びをしてキスをした。

びっくりする清四郎の瞳。

他のメンバーの固まる気配。

でもいい。

一回口を離すと、今度はもっとずっと濃厚にキスをした。

舌を絡める私に、マジで焦っている清四郎。

困っている顔にますます感じる。

「可憐、なにをするんですか。」

清四郎が私を引き離す。

でももう遅いわ。

私には分かってしまった。

あなたの体も私に反応していたことに。

私のキスで本当はこんなにも欲情していたことに。

しばらく皆の方には向けないわね。

ざまあみろ。

清四郎は私を睨みながら小声で囁く。

「このお返しは嫌というほどしますからね。覚悟してください。」

その言葉でますます腰砕けになる私にはやっぱり勝ち目はないのかも・・・・・。

 

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