「ねえ清四郎、あたいのこと好き?」

清四郎は本から顔を上げ

「ええ、好きですよ。」

悠理は満足げに頷いた。

「ねえ魅録、あたいのこと好き?」

「えっ・・・まぁ・・その・・そうだけど。」

「なんだよ、はっきりしないなぁ。」

「ああ、もう、分かった!好きだよ!」

「だよねー。」

悠理はこれまた満面の笑み。

魅録はブスッとして

「なんなんだ?いったい。」

「さあ・・・・・。」

清四郎と魅録は目を合わせて首をかしげた。

「ねえねえ!じゃあ2さ、人であたいを巡って決闘とかしちゃう?!」

「はぁぁああ〜?!」

「なんですか!?それは!?」

「だってさ〜清四郎も魅録もあたいのことが好きなんだろ?

だったらどっちが勝つか決闘じゃん!!」

清四郎はこめかみを指で押さえ、

「まったく意味が分かりませんな。」

「おまえ、何言ってんの?」

悠理はプクッと頬を膨らませて

「え〜やんないの〜?」

と残念そうに言った。

清四郎はやれやれといった顔で

「僕ら2人がそんなことをするわけないでしょう?

いったい誰に入れ知恵されたんだか。まあ見当はつきますけど。」

「じゃあさ。どうやってどっちがあたいと付き合うって決めるの?」

清四郎はさらにやれやれといった顔で

「別に決めませんよ。そもそも僕らが決めることではありませんよ。」

「??」

「悠理が選ぶんですよ。もちろん僕ら以外の男性も含めてね。

あなた自身が愛する気持ちが芽生えたら、その人が選ばれたことになりますよ。

悠理の気持ちが無いのに魅録と僕が争ったって無意味です。」

「悠理〜おまえ俺と清四郎が本気でやったらどうなるか見たいだけだろ?

そんなことするかよ。バーカ。」

「バカって言うな!」

「とにかく」

清四郎は魅録の目を見ながら続ける。

「今は僕らはこのままですよ。あなたが女性になるまではね。ね、魅録?」

「今の悠理はお子ちゃまだからな〜。まあこの先長そうだなぁ。のんびりいきますか、清四郎。」

清四郎と魅録はお互い軽く笑みを交わした。

そんな2人の様子に悠理はちょっと不満げに

「な、なんだよ〜。あたい仲間外れじゃないか〜。」

それを見た2人は満足げに微笑んだのでした。

 

 

 

 

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