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C−1 エントリーNo.019 ヒ(ーロー) 漫才/枕投げを軸とした修学旅行 |
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2人:どーもー 上科:上科です 井金:井金です 2人:2人合わせてヒ(ーロー)です 上科:いやー、THE CHOUBUNですよ 井金:ですね 上科:THE CHOUBUNはネット上の戦いですからね、文字だけでネタの面白さを伝えられる文才も必要ですね 井金:なるほど 上科:文才といえば直木賞ですよね。ところで皆さん、直木賞ってどうやって受賞者を決めてるか知ってます? 井金:そりゃあ本の面白さとか… 上科:それは素人の考え方。いい間違え方だ、ありがとう 井金:お前いつから玄人よりになってたんだよ 上科:実はですね、本を投げても落ちずに綺麗に返ってきたら直木賞受賞なんですよ! 井金:んなわけあるか! ブーメランかよ! 上科:まさに、なおき賞、 “な”げても “お”ちずに “き”れいにかえってきたら受 “賞” だね 井金:無理やりだよ! 特に「かえってきたら」周辺が余ってるよ! 漫才やめちゃえよっていうぐ らいの下手くそさだよ! 上科:俺これだけで漫才卒業かよ… 井金:うん。卒業といえばもうすぐ中学卒業だね 上科:うん、もうすぐだ 井金:でもその前に1個デカい行事あるね 上科:あぁー、尿検査ね 井金:尿検査…ではない 上科:避難訓練か 井金:避難訓練でもない 上科:あぁー、入学式ね 井金:全然違ぇよ!! なんだお前かすりもしねぇな! ベタに地味な行事で固めてきたと思ったら入学式って…そりゃあ学校に入んなきゃ卒業出来ないけれども! そうじゃなくて修学旅行だよ、修学旅行! 上科:そっちかぁ…。俺は入学式違うなら最悪、元服だと思ってたけど… 井金:ホント最悪だよ、いつの時代の行事だよ! 修学旅行ってさ、旅館いいよね。ウチの学年の生徒達と先生が泊まるのは12〜14階の部屋だから景色もいいよ。 それに旅館は部屋での友達とのやりとりが楽しいよね 上科:え? 何々? 井金:枕投げとか 上科:あぁー、あれか、あの友達に向かって枕カバー… 井金:は投げない 上科:投げない? 井金:枕カバー単独では投げない。何故ならば当たってもダメージ0だから。 投げるのは枕本体。何故ならば当たるとダメージがあるから 上科:成る程、枕、ね…キラーン☆ 井金:…やな予感しかしないな…。行くぞ、おりゃー(投げる) 上科:いって! やったな〜(棒状のものを振り回す) 井金:お前抱き枕で戦ってない!? 上科:抱き枕じゃねぇよ…枕木だよっ!! 井金:…枕木って…線路の!? あの枕木? だったらまだ抱き枕であってほしかったわ… 上科:(枕木を振る)まくらぎりぃ 井金:下手くそだよ、再び漫才やめちまえ、って思うくらい下手くそだよ。 あと切る動作って枕「投げ」としては有り得ない動作だよね!? 上科:じゃあ枕木ちゃんと投げるよ 井金:それはそれで危ないんだよ! 木材が飛んでくる恐怖!! 上科:(投げる)(投げる)(投げる)(投げる)(投げる)(投げる) 井金:枕木何個抜いてきたんだよ!! 線路ガッタガタになるわ! 列車脱線して困るわ! 上科:修学旅行だから大目に… 井金:見ねぇよ! 修学旅行そんなに万能じゃねぇんだよ!! 上科:枕木はダメだと… 井金:そうです。何故ならば百害あって一利なしを煙草よりも体現してしまっているからです。 枕を投げるんだよ! 上科:持ち合わせがない場合は「枕草子」でも? 井金:よくねぇよ! なんで枕草子を持ち合わせてた!? 本は投げるな! 上科:じゃあ清少納言を投げるよ 井金:とばっちり感! 上科:いけ、清少納言! うぉりゃー(力一杯投げる)!! おりゃー(投げる)! ぽーい(下投げ)。えいっ(指でピン!) 井金:清少納言何人いるんだよ! そしてドンドン小さくなってる! 上科:ナゴリョーシカだよ! 井金:マトリョーシカみたいにいうなよ! 上科:(開ける動作に合わせ)清少納言、清大納言、清中納言、紫式部、清小納… 井金:なんか1人ライバル混ざってたーっ!!?? 枕を投げろよ! 上科:枕草子いけーっ!(投げる) 井金:だから枕草子は投げんなって!(避ける) 上科:(枕草子を目で追う→返ってくる→キャッチ)取れた!!!! 井金:直木賞ーっ!!?? 投げても落ちずに綺麗に返って来やがって! なんで1000年の時を経て枕草子が直木賞なんだよ! 上科:(開ける動作)おめでとう、紫式部! 井金:相手が間違ってるよ! よりによってナゴリョーシカに唯一混ざってたライバルを出すとかどんな現象だよ! 枕投げの世界観広げすぎ! ただ枕を投げるだけの話だよ!? 上科:この場合の枕ってのは最悪、膝枕でも… 井金:絶対ダメだよ!! どうやって投げるんだよ 上科:脚を投げ出して座るんだよ! 井金:みたび漫才やめちま…もうめんどくさいわ! 脚を投げ出して座ると膝枕できないからな! 上科:じゃあちゃんと腿から膝まで投げますよ!! 井金:大惨事だわ! 脚を失ってまでやる競技ではないんだよ。普通の、寝る時使ってる枕を投 げぃ! 行くぞー(投げる) 上科:いって! ちくしょー…(枕を持ち上げようとする)…ん?…ぐぬぬ…重い… 井金:? 上科:…ぐぬぬー! ダメだ、流石に大きい石は重い! 井金:何投げようとしてんだよーっ!!?? 殺す気かーっ!!?? 上科:いや、俺普段から石を枕にして… 井金:いつの時代の住人だお前は。元服だの石の枕だの! 上科:常識にとらわれるな…中国の古語にもあるだろ? これこそまさに「水に漱ぎ石に枕す」 井金:…なんも捻れてねぇじゃねぇか! 「石に漱ぎ水に枕す」だよ! 水で漱いで石を枕にしたところでノーマルなんだよっ! 上科:言ったな? 石を枕にしてもノーマルなんだな? ならば投げる! (持ち上げようとする)ぐむむ……… 井金:投げる投げない云々の前に持ち上げてから言え! そろそろ普通にやろうよ、なんでできないかなぁ!? 上科:わかったよ!(投げる) 井金:(避ける)(投げる) 上科:いって! ちくしょー(投げる) 井金:(避ける)(投げる) 上科:いって! お返しだ! 枕草子!(投げる) 井金:…。(避ける)(投げる) 上科:いって! (返ってきた枕草子をとる)よし。いけ、ナゴリョーシカ!(投げる) 井金:……。(避ける)(投げる) 上科:いって! ちく… 井金:お前弱いなぁ!? 避ける、ってことはしないんかい! 枕草子再びキャッチかい! まぐれじゃなかったんかい! 直木賞手堅いな! ナゴリョーシカまとめて一辺に投げてくんな! 大中小わけて投げろよ! っつーか枕投げろや! 上科:お前俺に枕を4回当てたな? 井金:そうですケド 上科:じゃあデットボール4回で俺に1点入るだろ! 井金:違うスポーツのルール適応させんな! あと避ける気なかったからデットボールにはカウント されないんだよ! 上科:避ける気なかったんじゃないんだ、避けたくなかったんだ 井金:余計たち悪いわ! 気持ち悪さも帯び始めてきたもの! 上科:気持ち悪いだぁ? もっと言ってく… 井金:重度の、じゃねぇか! 頼むからお前もちゃんと枕を投げてくれ 上科:承知しましたごしゅ… 井金:口調変えてんじゃねぇよ! 上科:(投げる) 井金:(投げる) 上科:(投げる)…ん? (窓を開け、下を見る)…おい! もう消灯時間過ぎてんだろ! どこ行ってたんだよ、さっさと部屋戻れ!! 井金:俺達教員サイドなのかよ! だとしたらお前はよく恥ずかしげもなく生徒に注意出来たな!? 上科:子供心を忘れてないんだよ 井金:範疇じゃねぇよ! 子供心忘れてないどころの話じゃおさまらねぇよ!? 上科:さっさと部屋に戻りなさい!(枕を窓の外に投げる) 井金:生徒に向かって投げるな! 上科:ひゅー…どぉぉおん!!!!!!!!! 井金:お前さては石枕落としたな!? 上科:頭上からの落下物からの避難訓練になったな! 井金:卒業式前にデカめのあったーっ!!?? 上科:ひらひらひらひら 井金:枕カバーはいらねぇんだよ! 落ち方がムササビ以下だもの! 生徒サイドでやろうよ 上科:なんだあのセンコー、枕落として来やがって… 井金:このクダリに関してではねぇよ! 枕投げを生徒でやろう、って話だよ! 上科:(投げる) 井金:(投げる) 上科:…よし、そろそろあがるか。のぼせちゃ… 井金:なんでお風呂で枕投げしてんだよ! 枕ビッショビショだよ!! 上科:(シャワー(水)を枕カバーにかける) 井金:何してんだお前? 上科:水で濡らした枕カバーでビシッ!!! 井金:やめろやめろ。それかなり痛いだろ! 上科:「痛い」だぁ? 男の癖に「痛い」だぁ!? 井金:なんだよ 上科:…いいなーっ! 井金:お前1回前世の前世からやり直して性根叩き直してこい! 上科:前世の前世がなんだったか覚えてねぇよ! 井金:前世は覚えてるのかよ! 上科:アリストテレスだよ! 井金:輪廻転生の残酷さ! 前世から現世までの休憩時間の長さの割りには生まれ変わり成功しな かったな!! 上科:なんで枕投げからこんなに飛躍すんだよ! 井金:こっちのセリフだよ! もう枕投げやめやめ。仕切り直そう。他にも旅館の部屋で楽しいことあるよね 上科:そんなにねぇよ! 井金:むしろ何かしらはあれよ! 上科:強いて言うなら家とは違う枕カバーを眺… 井金:ならもうなくていいよ! なんもなくていいから! お前枕カバー大好きか!? 上科:いいフォルムだろーが! 井金:フォルムねぇだろ! 形決めてんのはカバーじゃなくて枕本体なんだよ! 上科:枕も好きだよ? 俺、足・尻・頭の三ヶ所に枕敷いて寝るもん! 井金:もはやただのバカだよ! 身体W字に曲がるよ!! 他にも楽しいことあるだろ 上科:そうかぁ? だって朝起きたらよ、どうせ言われるんだよ、 「何お前布団濡れてるじゃん」 「しかも場所が場所じゃね!?」 井金:なんで漏らす前提の話なんだよ… 上科:濡れた枕を尻に敷いて寝たからだよ! 井金:ややこしいわ! なんで枕濡れて…枕投げ風呂でやったからだわ!! 上科:それでも信じて貰えず皆にバカにされ… 井金:まぁイレギュラーすぎる事態だからな… 上科:その罵声が俺を喜ばせる 井金:お前アリストテレスに戻れっ!! 前世に留まれよっ!!!! 上科:…なるほどこの定理は難しいな…難しい…んー…嬉しいーっ!!!! 井金:前世からそんなんだったんかい!! 現世に残す要素間違えたな!? もうこの話やめやめ! 楽しい修学旅行の話がなんでこうなるんだよ! 上科:修学旅行って楽しいかぁ? 移動もつまんないじゃん。 楽しいことって言ったら新幹線の座席についてるカバー=ヘッドレストカバーのフォルムを見るこ… 井金:地味だわ! そして理由はどうせ枕カバーと同じような感じだからだろ!? 上科:おー、わかってるねぇ 井金:その何ヲタかすらわからん謎の趣向に仲間入りさせるな! 座席のカバーの名前すらさっき初 めて聞いた分類なんだよ! 上科:移動で何が嫌かというと新幹線が脱線する点 井金:かなりの低確率だよ! 上科:枕木が抜けてレールがガッタガタなんだとよ! 井金:だとしたらお前のせいだよ!! 他の誰のせいでもねぇんだよ!! 上科:ほら修学旅行つまんないじゃん! 井金:大半お前のせいなんだよ! …あ、観光は? 旅館・移動つまんなくても観光は楽しいんじゃない? 京都自由行動とか楽しそうじゃない? 上科:俺方向音痴なんだよ! 井金:地図を見ろ! 上科:地図読めねぇんだよ! 井金:あ!? …段々アリストテレスがさほどでもない人だと思えてきちゃってるわ! 上科:班の奴らと一緒に迷っちゃう… 井金:…それもいいんじゃない? 迷ったりして班の友達とより思い出が作れる的な。やってみようぜ? …なぁ、迷っちゃったな… 上科:(地図を見ている)…うん… 井金:道合ってんの? 上科:これヨーロッパの地図帳 井金:捨ててしまえそんなもん(投げる) 2人:(目で追う→返ってくる) 上科:パシッ 井金:直木賞ーっ!!?? なんなんだこの話は!! 1回頭冷やせ! 上科:だからさっき水で枕濡らしといただろーが! 井金:そこと繋がるんかい! さぁ頭冷やして迷子の話に戻すよ。1人が怪我してさ、疲れてんのにおんぶとかしてあげたりとかすると青春っぽいだろ? 上科:なるほど。…ダメだ…俺はもう歩けない。 井金:しょうがないな。おんぶしてやるよ 上科:わりーな 井金:足どうしたんだ? 上科:枕投げのときに投げちゃった… 井金:膝枕ーーーっ!!?? 自分で歩けバカたれが! 上科:…はー…はー…あっ!! 旅館だっ! 井金:やっとついたー… 上科:もう23時だよ 井金:迷いすぎだねぇそれは 上科:…ん!? 巨大な石が落ちてきた!! 井金:何故だーっ!!?? 上科:消灯時間過ぎてんだろ! 井金:さっきの石枕落としこれか!! 血も涙もねぇ、心配してろよ! 上科:危ないなぁ…。うん、もっと。 井金:もう来世に期待します! |
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予選55位(1次予選敗退)
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○フォルムねぇだろ! 形決めてんのはカバーじゃなくて枕本体なんだよ!
・面白いボケがことごとく面白い。発想がとても好きです。 ・ボケが散在している感じがします。ボケとボケ、話と話の繋ぎ目が雑かなあというのが一点、余計なボケまで詰め込んでしまっているのがもう一点、かな。ぶっとんだボケが多いというのもあるかもしれないけどそれは好きです。 ナゴリョーシカなどセンスを感じるボケもあるし、天丼を多用した構成にも見どころもありますが、書きなれていなくて損をしている印象です。 冒頭の直木賞のくだりが入りもボケも強引なら、そこから「卒業といえば」っていうジョイントも強引でいきなりつまづきました。 >井金:うん。卒業といえばもうすぐ中学卒業だね >上科:うん、もうすぐだ >井金:でもその前に1個デカい行事あるね (略) >井金:全然違ぇよ!! なんだお前かすりもしねぇな! ベタに地味な行事で固めてきたと思ったら入学式って…そりゃあ学校に入んなきゃ卒業出来ないけれども! > そうじゃなくて修学旅行だよ、修学旅行! このくだりですが避難訓練はまだしも、尿検査は行事とは言わないと思います。 「ベタに」が、地味な行事で固める「ボケ」と「地味な行事」そのもののどちらに掛っているのかわかりませんが、どちらにしてもピンとこないし、 いったん受け入れているから入学式へのツッコミも矛先も鈍くなっています。 そして、修学旅行だと答えを言うわけですが「もうすぐ」卒業のもうすぐがどれぐらいかわからないから、ツッコミが入ってもスッキリしませんでした。 中学に限定しているのは二人が中学三年生って設定だから(違ったらすみません)だと思うんですが、そのことも触れた方が親切だと思うので、 >井金:僕らこの春から中学三年でもうすぐ中学卒業なんですよ。 >上科:もうすぐですね。 >井金:でも、中学三年生といえば、卒業の前に一個デカい行事あるから楽しみですよね。 というフリの方がよかったと思います。 本編の枕投げのコントは、掛け合いは荒削りで発想も玉石混交なものの、 ベタな連想ボケである「枕草子」からナゴリョーシカというナンセンスなボケに発展させたり、いまいちだった直木賞と上手く組み合わせて面白くさせていてよかったです。 同じようにボケそのものはベタなスカシである「実は教師だった」というボケはそれまでのやり取りが長かったから盲点をつかれて笑いました。 そこからの生徒側を演じる流れも自然で、オチへのつなげ方も上手くてよかったです。 だからこそ、唐突にデッドボールを持ち出してきてからの安易なSMなど石の部分がどうしても目立ったのが残念です。 特に風呂場以降は無理なボケが多くて、前世のくだりは浮いているし、直木賞の天丼も二回目はくどくて不発で後半にかけ盛り下がりました。 また、タイトルどおり枕投げが主軸すぎて、観光から先のくだりが蛇足とまではいかなくてもバランスが悪過ぎるのもなんとかしてほしかったです。 まだ磨き足りないものの、素質は悪くないので、ボケを厳選したうえで掛け合いが自然になるよう作ってもらえたらなと思います。 これ以上の点数はつけられませんが、もっと面白くなれるはずなので期待しています。 なんか初めてネタ書いた時のこと思い出した。一生懸命書いたんだろうなって伝わってきた。何年かしたら化けそうで怖い。 粗い。長い。だけど時々凄く光る物を感じます。 枕草子や枕カバーなんか使い古されたボケなので「今更何を…」って思って冷めたんですが、 後半になってああもテンドンしてくるとまでは思いませんでした。 ツッコミもポイントがズレていたり言い回しが不自然だったりとぎこちなさが残るんですが、 「身体W字に曲がるよ!!」「前世に留まれよっ!!!!」のように時にボケを上回る笑いを掻っ攫いました。 色々と詰め込み過ぎた結果、修学旅行(しかも9割方枕投げ)という一つの設定を引っ張る漫才にしては かなり長くなってしまってるので、直木賞、枕カバーを濡らす、自由行動あたりはバッサリと切った方が、 もっと面白さが濃縮された漫才になると思います。 上科:(投げる)(投げる)(投げる)(投げる)(投げる)(投げる) ↑これは意表突かれました。 ボケの面白さは十分伝わるものがありました。特に直木賞からの広がりがよかったです。 ただ、文章の雑さとはまらないものもありました。 特につかみとオチの雑さが非常にもったいないです。 (※「ジャンバト+」の第38回放送にて審査済みのネタですが、再度ネタを読んでから改めて審査を致しました。ご了承下さい) 悪くはないのですが、決して良かったとも言えないです。 伏線張りと回収はうまいこといっていましたが、個々の伏線の張り場所と回収場所が散らばり過ぎていて、うまくまとまっていなかったように感じました。 ボリュームがあるのは結構なのですが、薄い内容がだらだらと続いてしまっているような印象もあります。 要所要所でインパクトの強いボケを挟み込むことで、漫才全体が締まって見えようになると思います。 ボケの大半が小ボケレベルで、小さくまとまってしまっているように思えたので、もっと枠を取り払ったダイナミックなボケに期待したいところです。 |
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C−2 エントリーNo.096 0月0日 コント/「容疑者Xの献身」と聞いて思いついたネタ |
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探 偵:…今回の事件をまとめてみましょう。 今日昼過ぎ、あなたが私のもとに訪れ、依頼してきた。 『謎の犯人から宣言文がきた』と─。 宣言文には【“Y”を頂く】と書かれていたそうですね。 私は必死に考えた。果たして“Y”とはなんなのか。 “Y”…“Y”…。 私は色んなことを考えましたよ。 例えばこれはYouの略、つまりこの脅迫状を受けた依頼主、つまりあなた自身を誘拐するということなのではないか─と。 依頼主:はぁ…。 探 偵:私は必死に考えました。決め台詞は『ヤツは大変なモノを盗んでいきました。それはあなたの心です』でいこうかな─とか。 依頼主:他に考えることあっただろ。パクリだし。 探 偵:あーぁ、ダリいな…。今日はパチンコに行こうと思ってたのに─とか。 依頼主:もはや雑念じゃねぇか。事件のことを考えとけよ。 探 偵:テメェでどうにか解決しろよ、ボケェ!─とか。 依頼主:お前よくそれを俺に言えるね!? 探偵向いてないからやめちまえよ、もう無職になっちまえよ。 探 偵:やったっ、毎日パチンコと競馬だ! 依頼主:メンタル鋼かバカやろう! 探 偵:しかし私は考え直しました。 この“Y”はYouではない。こんな見た目が糞汚いおっさんの心を奪ってもな〜んにもメリットがないし─と。 依頼主:お前本性表しやがったな! 傷つくからやめて! 探 偵:私は考えました。そういえば昨日競馬でいくら勝ったっけ…? えーっと… あ、もしかしたら、“Y”って¥のことか─と。 依頼主:邪念が見事なアシストを決めた珍しいパターンだっ! っつーかお前競馬もやってんのかよ、ザ・ダメ男かよ! 探 偵:しかし私は考え直しました。 いや、こんな冴えないおっさんから盗れる¥なんて雀の涙ぐらいだろうから、金目当てな訳がない─と。 依頼主:君、ちょいちょい失礼なこと言うね。もしかしてゆとり世代? 探 偵:もしカネメのものがあるなら私が盗みたいわ─と。 依頼主:どーせその金もギャンブルにつぎ込まれるんだろうな。 探 偵:私はとりあえずカネメのモノを犯人から守るため、バッグに詰められるだけ詰めました。 依頼主:下心しか感じないわ! 今すぐ返せ!! 探 偵:よし、これで¥の線は消えたな…。 依頼主:いや、¥が消えたんだよ、お前のせいでな! 探 偵:私はまた思いついてしまいました。明日は競艇にお金つぎこめるぞ─と。 依頼主:おそらくつぎ込まれる金は俺のなんでしょうな! 探 偵:今から心が躍るわぁ…♪ Yeah! 依頼主:とりあえず裁判したら勝てると確信した 探 偵:私は思いついてしまいました。“Y”ってYeahのことなのか?─と。 依頼主:言うと思ったよ! 他人のYeahを盗もうなんて、ラッパーでも思わねぇよ! 探 偵:よし、決め台詞は『奴は大変なものを盗んでいきました。私の躍る心です』にしよう。 依頼主:是非とも盗まれちまえよ。そして無心で推理しろよ。 探 偵:Yeahの線は消えませんでしたが、他の可能性を考えることにしました。 依頼主:元からそんな線現れてねぇよ。 探 偵:“Y”ってY染色体のことじゃね?─と。 依頼主:遺伝子関係ねぇだろ! Y染色体盗んでどうするんだよ! どうしても男の子が欲しいやつでもそんな愚かな行動とらないと思うよ!? 探 偵:確かに、コイツの遺伝子を手に入れて培養すれば、遺族として遺産相続に関われる…! 依頼主:どこまでも金の亡者か貴様は! 探 偵:こういう色んなことを考えていたら、いつの間にか事件はおこってしまったんですよ。 依頼主:もうアホとしか言いようがない。 探 偵:ぶっちゃけ私探偵じゃないんですけど、大失態です。 依頼主:うん、うすうす気づいていたよ。 探 偵:そうでした。私自身が“Y”でした。そして依頼を口実に私に近づいてきたあなたに誘拐された。それを気づいたのはあなたに縛られてから6時間後でした。 依頼主:全ての場面において愚かさが滲み出ているな。 探 偵:そんな中、私はあなたをカッコよく説得することを試みるっ! お願いします! 助けて下さい! まぢで! 土下座をすれば許して頂けるのならば喜んで土下座致します! 目的はお金ですか? それはちょっと困ります! お願いです! どうにか土下座しなくても許して頂けないでしょうか! というかもっとお金を下さい! 依頼主:お前何が言いたいんだよ! どこまでも金にセコいな! 心臓剛毛か! 最終的には土下座も渋ったな! 探 偵:私になんの恨みがあるんですか〜。 依頼主:お前、以前に俺とあったこと有るだろ。そのとき…。 探 偵:あったことが有る…? そういわれてみれば…あなたは確か…、金融会社の受付の方では…? 依頼主:じゃあ多分人違いだわ! 金融会社勤めたことないわ! なにお前借金もしてるの!? 探 偵:ちゃんと半分は返しましたよーだ! 依頼主:ちゃんとしてねぇじゃねぇか! 圧倒的にアウトだわ! 探 偵:じゃあ…取り立てに来た人?(ぷるぷる) 依頼主:違うし怯えすぎだろ! だからお前ん家に依頼で行ったときなかなか出てこないで10分後に怯えながら様子見的な雰囲気で出て来たのか! 探 偵:じゃああんた誰だよ! 依頼主:思い出せないのかよ! 俺は、3年前、お前と連立方程式のアルバイトをやった、“X”だよ! 探 偵:あ、あの、真面目に働く気があった頃の私と一緒に働けるという貴重な体験をした方…。 依頼主:今のお前のモチベーションなんか知らないけどな! 貴重でもなんでもないしね! 今、探偵として(違法だけど)働いてるじゃねぇか。 探 偵:ノリで殴り書きで表札に「探偵事務所」って書き足して勝手に探偵をやってたのは3年も前の話。 今はなんも仕事はしてないんだな、それが! 依頼主:そうだったのかよ! だから今日依頼したとき、『依頼…依頼…?…んー…あぁー』っていうなあなあな反応だったのか! 探 偵:私も忘れてましたよ、探偵とかやってたこと。それをまー今さらになってノコノコと。 依頼主:なんで俺が悪いみたいになってんだよ! 「探偵事務所」の5文字消せばいいのに。 探 偵:とにかく、あの時の“X”が何のようですか 依頼主:俺はお前に恨みがあるんだ。お前が本来3なのに、Y=2などと求まったために、俺は1なのに「37分の7」などという糞汚い姿になってしまったんだ! 探 偵:あーぁ、どーりで糞汚いおっさんだな、って思ってた訳だ。ま、口には出さなかったケド。 依頼主:思いっきり口に出してたケドね!? 俺は、お前に復讐するのだ。 探 偵:うわーぁ大変だなーぁ、と。 依頼主:お前ここに来て落ち着き取り戻したな。土下座とかするかと思ったのに。 探 偵:あなた、私にそんな強気なこといっていいんですか? 依頼主:ど、どういうことだ…っ! 探 偵:あなたと一緒に連立方程式のアルバイトするときに、あなたの身元を調べさせて頂きました。 依頼主:貴様…っ! 探 偵:すいませんね、職業病ですよ 依頼主:いや、職業とは言い難いだろうが! 探 偵:するとどうでしょう。あなたの周りで不思議なことが起きてるじゃないですか。 そう、あなたの親友の“Z”が何者かによって殺害されたそうですね。 しかも! 彼には大量の保険金がかけられていた…。 依頼主:そんなこと、俺には関係ない! 探 偵:確かに、あなたのアリバイは崩されなかった。 ちょうどその時間、列車に乗ってアルバイトをしていたんですってねぇ。 依頼主:あぁ、そうだ 探 偵:あなたは点Aから点Bまで移動していた。 そう、問8の「四角形ABCDの辺AからB→C→Dと毎秒1cmで進む点P」に乗り、 「Pが動き始めてからX秒後の三角形PDAの面積Yとするとき、XとYの関係性を式にし、グラフにしなさい」という問題のアルバイトをするという名目でね! 依頼主:あぁ、確かに俺は点Pに乗っていた。 探 偵:確かにあなたがそのアルバイトをしていたなら試験時間的に“Z”は殺せない。 そしてあなたは、キチンとそのアルバイトをしはグラフは寸分も狂いなく完成し、解答者は見事正解した。 そうですよね? 依頼主:あぁ。 探 偵:しかし、このアリバイは崩せるんです。 依頼主:なにっ!? 探 偵:この場合、点PがBC上を動いている間は三角形PDAの面積は変わらないんですよ。 A┌──┐D │ │ B└──┘C 依頼主:だから何だ? 底辺×高さ÷2だからそうなるに決まってるだろ。 探 偵:つまりアナタは、Pが点Bについた瞬間に面積を求めれば点Cまで仕事をしなくても、変わらない面積をグラフに記入できるんですよ。 依頼主:! 探 偵:アナタはここで点Pから離れ、真下の問9にいる“Z”を殺しにいったんです。殺し方はいたって簡単。“X”、つまりあなたを十字架にして“Z”を磔にしてしまえばいいんです。 依頼主:そんな斬新な殺し方しないだろ普通! 殺す側もなかなかにつらいだろ! 探 偵:そうです。そんな殺し方はあなたはしませんでした。 あなたは気づいた…。“Z”ってどうやってXにはりつければいいんだ?─と! 依頼主:!! 探 偵:あなたは殺し方を変えました。つまり、他人を装い、商品販売と偽って、毒を盛ろう─と。 依頼主:何を言ってるんだ、俺と“Z”は親友だ…他人のフリなんて…! 探 偵:そこが盲点なんです。あなたは“Z”に近づき、自分のことを『エッキス』と名乗ったんです。 依頼主:!!! 探 偵:これで“Z”はあなたを他人と勘違いしてしまった。 “X”を『エッキス』なんて読むのはウザいベテラン教師ぐらいですからねぇ。 そして“Z”に毒の入ったドリンクをすすめた。しかしバレてしまった。 そう、ドリンクの瓶にドクロマークが描いてあったんです。 依頼主:そんなアホみたいなミスを犯人がするわけ…。 探 偵:私も驚きました。あなたは必死にそのドクロマークを隠すために自分の体からX線を照射してマークを透過してしまおうと思ったんです。 しかし透過出来なかった。X線にそこまでの効力はないですからねぇ。 依頼主:X線なんて出せる訳…っ! (スクリーンに写るYの骨格(ただし、骨格でみても形はかわらない)) 探 偵:そこでアナタは最終手段に出た。アナタは再び名乗ったんです。『私はバツです』と─! 依頼主:!!!! 探 偵:主に方程式のアルバイトをしていた“Z”にとって、バツをつけられてしまうのは過酷なことでした。 そして“Z”はショック死しました。 依頼主:な、なんでそんなに詳細まで知っているんだ。 探 偵:私は、その日、面積“Y”を担当していたんです。 そして、サスマタを手に、血走った目であなたと同じタイミングで“Z”の元に移動した。 そのとき、あの現場を目撃したんです。 依頼主:さてはお前も殺しに来てただろ! 探 偵:確かに殺しに行ったけどなんで知ってるんだ! はったりだったら今の発言撤回して言い逃れようと思う! 依頼主:もうムリだろ! 探 偵:このようにして、あなたはアルバイト…いやアリバイトをしながら“Z”を殺したんです。 依頼主:言い直してまでわざわざつまんないこと言うなよ…。 探 偵:さぁ自分の罪を認めろ! 依頼主:あぁ、そうだよ! 俺が殺したんだよ! 探 偵:認めるんだな。 依頼主:いや、目撃されてたんだから言い逃れとか不可能だろ。 探 偵:狙いは保険金か。 依頼主:そうさ。金が欲しかったんだ。 探 偵:いーなー! 依頼主:お前も保険金狙いだったんかい! 探 偵:懺悔しろ! 依頼主:お前に言われても説得力がないんだよ! 探 偵:いいか。昔、田舎のお母さんがこんないい話をしてくれたんだ。 〈むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯にいきました。〉 依頼主:それ只の昔話だろ! 探 偵:〈すると、川の上の方からどんぶらこ、どんぶらこと縦にラインの入った球体が流れてきました。 おばあさんは言いました。 『…おや、珍しい。川上から「2細胞期の受精卵」が流れてきたわ』〉 依頼主:本当に珍しいな! 川から受精卵が流れてくるってどういう現象なんだよ! よくばばあは見つけられたな! 探 偵:〈一方その頃山のおじいさんは。 『よし、受精卵を流したぞ。これで男の子が生まれれば研究成功じゃ』〉 依頼主:Y染色体っ!? ここに来てY染色体っ!? 研究の仕方が乱雑なんだよ! 探 偵:〈2細胞期の受精卵を家に持って帰ったおばあさんは、帰ってきたおじいさんにそれを見せた後、包丁で切り込みを入れていきました。4細胞期…8細胞期…〉 依頼主:匠の技だな、をい! 自然の理を乱しに乱してるよ! 成長を待てよ! 探 偵:〈そして、遂に、数時間後、子供が産まれました〉 依頼主:早すぎるわ! 切れ込み強制してたし、それ以降もリンゴ飴方式に子供をつくりあげていったんでしょうね!? 探 偵:〈そうして、その子供は、自分の遺伝子に含まれているY染色体を利用し、どっかのおっさんの遺産を貰おうとしましたが、断られました〉 依頼主:お前のそういう発想は母親からの遺伝なのな、きっと 探 偵:〈子供は犬・猿・キジ…課金してスキュラ・キングコング・ラドンを駆使して遺産を貰い、遺産以外も貰い、幸せに暮らしました。めでたしめでたし〉 依頼主:なんでGREEのシステムなんだよ! 脅しかけてんじゃねぇよ! 探 偵:お前にもお母さんがいるだろう! 依頼主:あの話からそうはならないだろうが! なんも心に訴えかけれねぇよ! 探 偵:だから俺の縄を解いてくれ! 依頼主:そうも繋がらないだろうが! 探 偵:お願い! 助けて! 俺のバックに入ってるお金あげるから! 依頼主:だからそれ俺のお金だろうが!!! 探 偵:………バツ! 依頼主:なに…!? バツだと…ぐむむ…うえーん。(ガクッ) 探 偵:なんかよくわかんないけど、勝った! ……でも逃げれない! 誰か助けてー! そしてあわよくばお金ちょうだーい! |
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予選78位(1次予選敗退)
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・ゆとり世代はまだ探偵やるような年ではないだろう、という部分で違和感を感じました。
・うおおなんだこれ。面白いぞ。なんちゅう世界観で普通にコントやってんのよ! ・Zを磔に…のところにだけツッコミが入っていたのが変でした。(すでにツッコミどころがいっぱいあるから) あなた直木賞大好きか。 それはいいとして、それぞれの会話が一方通行過ぎて入り込めませんでした。 まず序盤から「どうして依頼人が醒めているんだろう」って疑問が強すぎてコントの世界に入っていけません。 あとから逆算すれば理解できなくもないんですが、最初に読んだ段階で壁ができてしまうので、あきれるならあきれるでもう少しリアクションがほしいです。 ダメなキャラクターを押して展開しているんですけれど、導入の時点で乗れないのに加えて、 最初からダメ人間で期待されていない人として描かれるので裏切りがなく、ボケもダメ人間から想像できる範囲内でした。 もうちょっと一見ちゃんとしているけれど……というフリを作って、なおかつパンチのあるものを入れてほしいです。 後半からは連立方程式のバイトと数学のテストの殺人という超日常な設定になるわけですが、その前に >探 偵:あなたと一緒に連立方程式のアルバイトするときに、あなたの身元を調べさせて頂きました。 >依頼主:貴様…っ! >探 偵:すいませんね、職業病ですよ >依頼主:いや、職業とは言い難いだろうが! このやりとりがわかりづらいです。 職歴は「連立方程式のアルバイト」→「働く気がなくなって自称探偵」だと思っていたので、 そもそも、いくら(自称)探偵とはいえアルバイトの同僚の身元を調べるということが不自然で、 コントのキャラクターとして探偵が好きすぎて好きあらば個人情報を探るっていうボケは成立するんですけれど、 そう言った説得力があるキャラクターでもないから 連立方程式のアルバイトと殺人についてはいかんせんイメージしづらいですし、 作者が自由に設定できる高い中で「あれが違う」「これはやめた」と言われても、すごく都合よく作られていてここもやはり乗れないです。 そして、前の漫才と同様、終盤で別の話題になってからが長くてダレました。 受精卵に切り込みを入れて子供を誕生させる狂った発想は好きですが、全く関係ないから削った方が完成度は上がったと思います。 どこをメインにしたいのかを見据えて作ったらよくなると思います。 発想は買う。でもこれで勝負するなら前半いらないですよ。いろいろやろうとしないってのは大事なことだと思います。 依頼主が「X」という事を明かすまでは、これと言ったボケが無いままずるずると話だけ引っ張ってるように見えました。 しかし、依頼主の正体が分かると、途端に世界観に惹き込まれて、 「アナタはここで点Pから離れ、真下の問9にいる“Z”を殺しにいったんです。」 のセリフでノックアウトされました。「何言ってんだオマエはwww」と。 さらにエッキスやバツ、受精卵と前半と打って変わって強力なボケが次々と繰り出された後半は笑いっぱなしでした。 強いて苦言を呈すなら、昔話に入ってから受精卵に全部持ってかれたせいで、 それ以外のボケやツッコミの印象が薄まったことでしょうか。 タイトルやネタ中に面白そうな雰囲気はあったものの雰囲気だけで終わってしまい非常に残念でした。 とくに突然の数学の問題の切り返しには意表を突かせるところがあって、 全作品を見てもなかなかの切り返しのように思います。 しかしネタ中に感じたのは非常に説得力に欠ける。ボケ自体に笑いに変えるだけの力強さが感じられず、 無理矢理押し通した結果、かえって混乱に陥れてしまったように思います。 個人的にこれに説得力が加わったら大化けすると感じています。 独特な世界観をうまくネタに活かせはしていたものの、おもしろいかどうかと問われると、あまり……。 とりあえず「容疑者X」は分かりましたが、「献身」はどこにいったのでしょうか……。 数式を殺人事件・誘拐事件に見立てるネタの発想自体は悪くないのに、それ以外のどうでもいい部分が冗長すぎて、結果的に間延びした印象を受けませんでした。 なんでもかんでも詰め込めばいいというものではなく、必要なボケの取捨選択をし、全体を洗練していくことも大事だと思います。 このネタに関して言うならば、印象的なボケも少なく、うまいことやろうとして結果的に説明っぽさが先行してしまっていた感じがしました。 |
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C−3 エントリーNo.102 H-imagine ショートショート/20行や50行ネタを集めてみました。 |
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『(20行)ドン!/オープニング』 ナレ:富、名声、力―。 親の脛の全てをかじった男“VIPPER”ゴール・D・ロジャー。 彼のニート卒業の際に放った一言は人々をアキバへ駆り立てた。 『おれのコレクションか? 欲しけりゃくれてやる。探せ! この世の全てをそこに売ってきた!』 ヲタク達はまんだらけを目指し、妄想(ゆめ)を追い続ける。 世はまさにアイドル戦国時代。 〜オープニング〜 一味:♪ありったけの金をかき集め 捜し物(限定品)を探しに行くのさ High price! ナミ:♪就活なんて リストラのもと 熱意失い 自宅警備さ チョッパーとロビン:♪ホコリかぶってた フィギュアの数も 確かめてみたら フルコンプじゃない ルフィ:♪批判的な荒らしは ネットの 匿名性に乗っかって ブログ荒らせばいい! 一味:♪3次元の女を 諦めて 2次元に 探しに行くのさ ♪ツンデレにロリ それに "You wanna be my wife?" ♪We are,We are in the net 2D(ツーディー)! あらすじ:コレクションを眺めて、フルコンプじゃないことを知ったルフィは2ちゃんで仲間達を募り、 “伝説のVIPPER”ゴール・D・ロジャーが売った限定品を買うため、 秋葉原でのオフ会を計画し、まんだらけを目指した。 しかし彼らにはお金がなかった… 第147話「無職のかがみ! 夢を売る女と最低借金王」 (ここはネットの世界。) ルフィ:あー、金がない…。就職でもすっか。 (麦わらのルフィ。自称ゴムゴムの実の能力者。借金3000万) ナミ:そうね。でも、就職なんてできるでプか? (泥棒豚ナミ。ボン・ボン・ボンのダイナマイト(をお腹に巻いてるんじゃないかと疑いたくなうような)ボディ。現実とは所詮そんなものです。) ベラミー:w就w職wとwwかw正w気wかwおwまwいwらw (ハイエナ・ベラミー。自称バネバネの実の能力者。借金5500万) ゾロ:誰!? ルフィ氏、ナミ氏、あばばばばば…人見知りなんですよ俺は。 (海賊狩りゾロ。世界一の剣士を目指してると親には言っている就職できないニート) ベラミー:いいか…新卒が重宝される時代は終わったんだ!! 3高!? 企業戦士!? オフィスラヴ!? アイドルの恋愛禁止に目が眩んだ俺たちは峯岸の合コンに気がつかねェ…!! このアイドル戦国時代に誰よりもCDを買う俺たちがあたりもしねェ握手券に振り回されて飢えていく!! 追っかけの俺たちはこう言われるのさ。 「あいつは、キモい!!」 ハハッハ…!! 国の為にバカみたいに働いている負け犬の戯事だ!! そういう夢追いのバカを見てると自宅警備員の俺ァ虫酸が走るんだ!! ルフィ:ゾロ、ナミ、このケンカは絶対買うな!! 通報して、名言版に逃げよう ベラミー:おい豚、俺がお前を買ってやる。もも肉だけでもいいんだが、いくらでついてくる? ナミ:残念、アンタみたいな小物に、私を全部は食べきれないわ(ブヒ (名言板へおちる3人) 黒ひげ:“就職口”はあるぜ…。 ナミ:詳細キボンヌ(ブヒ 黒ひげ:アイツらの言う“自宅警備”ってのはニートだ。 新卒が重宝される時代が終わるって…!!? えェ!!? オイ!!! ゼハハハハハハ!! ヲタクの妄想は!!! 終わらねェ!!!! そうだろ!!? 笑われていこうじゃねぇか。 就職を目指せば書く履歴の見つからねェ人生もあるもんだ!! ゼハハハハハ! ゾロ:…いくぞルフィ(剣を刺す) 黒ひげ:オオ。邪魔したみてぇだな。つけると良いな“職”によ。ゼハハハハ!!! ナミ:あ、ねぇ…。あいつ“面接”について何か知ってたのかも…何者かしら。 ゾロ:…“黒ひげ危機一髪”だ……。たぶんな。(剣を刺す) 黒ひげ:ぽん☆(飛ぶ) ベラミー:これがバネバネの実の能力! 黒ひげ:ほんまかいな (冒険は続く!) * * * * 『(50行)漫才/歴史』 暇:俺ってかなり頭いいじゃん 人:さぁお客さんからのイメージが完全にマイナスからのスタートになりました。 暇:そんな俺が一番好きな科目が歴史なのよ。 人:そうなんですか、としか言いようがない 暇:楽しいじゃん。 「おすなよ? 絶対おすなよ?」 ドンッ! 「(押されて落ちる)あーーーッ!」 …一の谷の合戦である 人:嘘つけよ! 鵯越でも逆落としでもなんでもねぇよ! ただの熱湯風呂だろ 暇:燃えたぎる平氏の櫓とお風呂 人:やっぱり熱湯風呂じゃねぇか 暇:平氏は海と氷に逃げました。 人:熱湯風呂じゃねぇか! 暇:壇ノ浦の戦いでは大量の平氏が海に沈みました。世界的に海の水位があがった 人:そんなにあがるわけねぇだろ! 砂糖の山に砂糖3粒ぐらい上乗せしたぐらいの違いだよ! 暇:そして、ツバルが沈んだ 人:平氏と共にツバルも滅亡しちゃった! どんだけ水位あがったんだよ! 暇:勿論、日本も沈んだ 人:なにやってくれてるんだ源氏はよぉ! なんで平安時代で日本が終焉を迎えたんだよ! 暇:以降、日本の歴史は竜宮城で展開される 人:されねぇよ! お前は今、このネタが魚達の舞の中でお送りされているとでも思ってるのか? 暇:そして時代はいっきに戦国時代を迎える 人:無かったことにされた北条・足利氏の皆さん、裁判を起こす準備をしましょう 暇:比叡山延暦寺は信長を誹謗中傷した 人:語弊が生じる気もするが、そうですね 暇:信長やその家臣は怒りのコメントを記し、延暦寺ブログは炎上した 人:焼き討ちが現代的なんだよ! なにネットの力を利用してくれてんだよ! 暇:織田信長はほんのウジで死んだ 人:本能寺だよ! 蛆虫にビビる信長じゃないと思いまっせ 暇:秀吉は全国を統一した。次の目標は地上奪還 人:そういえば海底だったな! 暇:朝鮮侵略を試みたらミサイルが大量に海底に撃ち込まれた 人:ただ北朝鮮のミサイルが失敗して海底に破片が落ちてきただけだよ! 暇:豊臣軍は千利休にお茶を北朝鮮の近くの海に混ぜさせ復讐した 人:地味! 復讐の仕方がただただ地味! 暇:豊臣秀吉は病死した。ツバル人の怨念はまだ消えていないのだ 人:呪詛の力かよ! 怖いな! 暇:ここに来て呪怨で平清盛も病死した。 人:時代背景滅茶苦茶じゃねぇか! ざっと500才近くじゃねぇか! 暇:しかし竜宮城なので5日ぐらいです 人:そうだったな! 暇:清盛は熱が凄まじく、海の水が熱湯になった 人:また熱湯風呂出てきちゃったよ! 暇:それだけにとどまらず海の水が清盛の熱で蒸発した 人:凄まじいな! おい! そんな内容なら大河ドラマ視聴率あがっただろうに! 暇:そして、地球は壊滅した 人:だからお前今どこで漫才してると思ってるんだよ! もういいよ、お前がバカだということはわかったから 暇:しょぼーん * * * * 『(20行)漫才/♪坊や〜よい子だ寝んねしな(寝てる間に素敵な国にいけるよ)』 暇:昔話で『金太郎』ってあるじゃん。 今からそれを読もうと思うんだ 人:多分まともに読まれることはないだろうが、どうぞ 暇:●金太郎(キム太郎)● 人:もう題名から若干アウトやないかい 暇:〈昔々、ユーラシア大陸の半島にキム太郎という名前のジョンウンがいました。 世界中の人々に嫌われていたので、友達は、国の人民たちでした〉 人:アンパンマンと同レベルに友達の認識が危ういですが、不思議と可哀相だという感情がわきません 暇:〈キム太郎は毎日、人民たちの行進を見たり、人民たちと核実験をしたりして遊んでいました〉 人:あらなんてはた迷惑な権力者なんでしょうか、さっさと反政府デモ起こりなさい 暇:〈「どっかんどっかんどっかーん、ホワイトハウスどっかーん」〉 人:アメリカに立ち向かいたいのかどうかは知りませんが現実はごま1粒と銀河の違いです 暇:〈だけど勝つのはいつもキム太郎で、どんな人民でもキム太郎に勝つことがあってはいけません〉 人:さっさと国名から民主主義の4文字消せばいいのに 暇:〈なんとも大変お力の強いキム太郎ですが、強いだけでなく、とても優しいお方なのです〉 人:「お力」が父親、はたまた祖父の七光りなのは言うまでもありませんね 暇:〈ある日、高位の人民を連れて山道を行くと、国境線のところで人民たちが 「どうしよう? 鉄条網があるから、向こうへわたれないよ」 と困っていました〉 人:あんなクソだせぇ兵器に金かけられたら、亡命を謀るのは当然ですね 暇:〈「なんだてめぇら、韓国に逃げようとしてんじゃねぇよ」 というキム太郎様のご厚意でこの人民たちは一生一緒に仲良く炭坑で働くことになりました。 なんて優しい将軍様。〉 人:物は言いようを体現して下さいました 暇:〈キム太郎は南に広がっている整形大国を見つけると、 「よし、人工衛星を発射しよう」 と、いって、その大きなお腹を揺らしました。〉 人:キムは南に行って整形してきて貰いなさい。 いやそれ以前に髪型替えなさい 暇:〈すると大きなミサイ…いや、人工衛星は簡単に壊れてしまいました。 しかし、キム太郎がそれを「成功」と言うと、あっという間に栄光の出来上がりです。〉 人:言うまでもなく、偽りの栄光です。 暇:〈人民たちは表向きは大喜びで、キム太郎様が治めてくださる国で楽しく暮らしました。 めでたしめでたし〉 人:将軍家の頭以外めでたくもなんともねぇよ。もういいよ どうもありがとうございました。 |
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予選88位(1次予選敗退)
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○親の脛の全てをかじった男
1つめ:おもしろかった。冒険は続く!で終わってしまったの勿体無い。 2つめ:ちょっとぐちゃぐちゃしすぎてるかなあ…スケールの大きさは良い。 3つめ:「暇」が韓国って言わないほうがいいと。 結局ジョンウンの話を昔話的に話しただけだったので、そこからの捻りが欲しかったです。 寄せ集めだと印象が薄くなりがちなのを除いても三本とも浅いです。 一本目はパロディ元の知識が両方ともない(名言版がどういうものかわからないです)ことを除いても、 書き込みがゴチャゴチャしていて読みづらいし、オタク像も数年前のステレオタイプすぎて笑いよりも粗さの方が目につきました。 三本目はブラックなだけでいじり方に面白みがないというか、直接的で刺々しい割に批判するポイントがありきたりというか……。 この中だと二本目は捻った発想が見られてよかったんですが、掛け合いがぎこちないので笑いにつながらなかったです。 集めるより、1本長くして勝負した方がいいと思う。でもこうまでして3組出してくれたその心意気には本当に感謝したい。ありがとう。 これが金太郎一本のネタでしたら問答無用で90点あげてます。 ひっさびさに気持ちのいいブラックネタが見れました。 1本目の20行ネタと、2本目の50行ネタは……蛇足でした。 やりたい事やってるだけで、いっそ無い方がいいくらいです。 うーん、あんまりはまりませんでしたね。 特に後ろ2つはさっぱりでした。 ぽん☆の肩すかし感には不意をつかれました。 50行まで書けたのなら、もうちょっと頑張ればこんなまとめ買いセールみたいな形にせず、普通に個々を1本のネタとして完成させられたのではないでしょうか。 『ドン!/オープニング』→オープニングは、替え歌としてはまあまあ優秀な部類かなと思いました。 しかしそのあとの無職のルフィたちの物語は……工夫を凝らして作ってあるとは思いましたが、あまりおもしろいとは思いませんでした。 私自身あまりワンピースに明るいわけではないので、伝わっていない部分も多分にあったのではないかと思いますが。 『漫才/歴史』→今回収録されている3本のネタの中ではいちばん良かったように感じました。 1つのテーマに沿ってきれいにボケを重ねていくことができており、また繰り返しのボケもうまく活きています。 しかし個々のボケの印象は弱く、今ひとつ何かが足りない感じです。 『漫才/♪坊や〜よい子だ寝んねしな(寝てる間に素敵な国にいけるよ)』→まずこのネタのアイデアをきちんと形にしようと思った度胸に乾杯。 攻撃的な姿勢は伝わってきますが、正直テーマがテーマなだけに、審査員としてはコメントに困ります。 |
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C−4 エントリーNo.059 チキンハートブレイカーズ ゾンベイビー |
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医者:奥さん、あと3カ月くらいですね。 母親:ええ、もう待ちきれないくらいです。 医者:ほら!!急いで分娩室に!!早く!!このままじゃ赤ん坊が・・・!! 母親:はっはっ・・・午前中に3カ月待ちの話を聞いたばかりなのに・・・ よくわからないけど、ヒーヒーフー。 医者:カラムーチョのおばあちゃんみたい。 母親:あれはヒーだけじゃテメー。 医者:・・・・・・誠に残念ですが、赤ちゃんは・・・。 母親:ウッウッ、ああ私のかわいい赤ちゃん、ごめんね・・・・・・ 医者:・・・無事生まれました。予定よりも大分早かったですが、命に別状はありません。 母親:生きてた!?生まれたの!?誠に残念ですが、生きてた!?誠に残念ってどういうことだテメーうおおおお!!!!! 医者:お、奥さん落ち着いて!無事生まれたことは喜ばしいことです。 ですが、誠に残念ですが、赤ちゃんは・・・・・・ゾンビ化しています。 母親:・・・・・・はい? 医者:早産が影響したのか、ゾンビ化した赤ちゃんが、無事誕生しました。命に別状が無いというか、生きてると扱っていいのか、正直微妙です。 母親:・・・・・・はい? 医者:おーい山田さん赤ちゃんを保育器から持ってきてー。そう、その皮膚が灰色のやつ。 はい、抱いてみます?優しく持ってね、表面が腐っててもろいから。 母親:あー・・・・・・えーと、私のかわいいの赤ちゃん、はじめまして! 医者:母は強し、か・・・。健気だ。 母親:テメーな、さっきから一言一言うるせえんだよボケ!! ゾンビだって別にいいだろ!!灰色だからって何が悪いんだ!!母さんはもう慣れたから安心してね! 赤ちゃん:まーまー落ち着きや母ちゃん。 母親:!? 医者:!?生後間もないゾンベイビーが喋っただと!? 母親:いやゾンベイビーってなんだよ!!私の赤ちゃんに変な呼称付けやがって!! 赤ちゃん:ゾンビとベイビーでゾンベイビーか、気に入ったで。 母親:いやいやだからちょっと待って、あなた、もう喋れるの? 赤ちゃん:お腹の中で言葉は散々聞いとったからな。ワイも母ちゃんに話題振ってたんやけど、ことごとく無視されてしもたわ。まあお腹の中ではしゃあないか。 医者:ほほう、これはとんでもない天才児が生まれたものだ。骨少し見えてるけど。 母親:ああこの子ったら、ゾンビでさえなければっ、ゾンビでさえなければ天才として歴史に名を残したであろうにっ!! 方言までマスターしてるじゃない!親族に関西人はいないのに! 医者:世界初のゾンビとして、いやゾンベイビーとして名前を残すことは確実ですな。 母親:うるせえゾンベイビーお気に入りか!! 赤ちゃん:ほうほう、ワイは凄いんか、そうかそうか。 母親:そうなのよ、あなたは凄い子なのよ!!それなのにゾンビとして生んでしまうなんて・・・! ごめんねえー、こんな母さんでごめんねえええ!!! 赤ちゃん:まあまあ、また子ども作って産んだらええやん。ワイみたいなゾンビでなく、普通の天才児が生まれるかもしれんで母ちゃん。 医者:いや、彼女の偏差値から推考するに、再び天才児を生む確率は今すぐ太陽が爆発する確率よりも低いから無理でしょうな。 母親:テメー何を根拠に失礼な!!偏差値36だからってなめんな!! 偏差値36のくせに天才児を産めたのにゾンビ・・・惜しい・・・!! 赤ちゃん:まあまあそんなに自分を責めんなや・・・ウッ、ゴホゴホッ、ドバァ。 母親:ゲーッなんか青い液体を吐いた!!これ血!?ちょっとお医者さん助けて!! 医者:いや助けてと言われても、ゾンビ的には普通の現象なのかもしれないし、とりあえず開頭手術でも・・・。 どんな脳してるのか見てみたい。 母親:テメーとりあえずで、単なる知的好奇心で、そんな大がかりな手術しようとすんな!! 赤ちゃん:ゴホゴホ、ああ大丈夫やで。ちょっとむせて吐いてしもただけや。 母親:ちょっとむせると青い胃液を吐いてしまうのね!!分かったわ、母さん慣れるから!!努力するから!! そうだ!!お腹空いてない!?母さんのおっぱいあげるわ!! 赤ちゃん:いや男ならやっぱ肉やろ。肉喰いたいわ、馬刺し喰いたいわ。 本当は人間の首に喰らいつきたいんやけどなハッハッハ! 母親:なんとたくましい子!よく見ると歯も生えそろっているし、ていうか鋭い牙みたいなものがあるし、なんでもオッケーね!たのもしいわ! ちょっとお医者さん!馬刺しない!? 医者:いやお母さん、ここはどこだと思ってます?病院ですよ病院。病院にあるのは移植用の臓器くらいですよハッハッハ。 あとさっき吐いた青い胃液、サンプルに少しもらいたいんだけど・・・。 母親:せめて母親の前でくらい、ゾンビに対する興味を抑えろや!!馬刺し出せ!! 医者:いやお母さん、ここはどこだと思ってます?病院ですよ病院。病院食に肉なんて滅多に出ないんですよ? 出るとしたら馬肉でなく、腎臓の培養液付けくらい・・・ってそれ移植用ハッハッハ! 母親:移植用オチで2回も笑ってやがる、この人こわい。 赤ちゃん:この腎臓、超うめー。 医者:!? 母親:ヒィィィィィ!!・・・・・・い、い、いつか慣れるから!でもちょっとだけ母性が負けそう、頑張れ私! そうだわこの子に名前を付けなきゃ。どういうのがいいかしら、えーと・・・。 医者:ゾンベイビー。 母親:しつこいわ!!流行語でも狙ってんの!? 医者:存米美と書く。 母親:当て字感がすごいしベイビーつけてる時点で目先のことしか考えられないバカ親じゃねえかいい加減にしろ! 医者:偏差値・・・36・・・。 母親:いやいや私もバカかもだけど子どもの名前は真剣に考えるよ!! えーと、そうだ、こういう大事な部分は主人と相談しなきゃ。あのー主人と、いや父さんと連絡を取りたいんですが。 赤ちゃん:父ちゃんならそこにおるやん。 医者:!? 母親:!?・・・・・・まさか、まさかそんな・・・たった一度、魔がさして不倫してしまったあの時・・・! 医者:えっいやうーん、そんなはずないよねえ、うーむ・・・。 赤ちゃん:いや間違いあらへんで、卵子の中から見とったから。 いやあ、どきつい灰色の精子が一直線に卵子の中に入ってきたんや。ミサイルが着弾したかと思たわ。 精子ミサイルの通った後には、青い液体が線状に残っとったし間違いあらへん。 母親:くっそおおおおおゾンビの原因はテメーじゃねえかあああああ!!!!! オラッどんな風に責任取るんだくそったれがあああああ!!!!! 医者:主人じゃ物足りないからって誘ってきたのは奥さんあなたでしょう・・・・・・。 てか今はそっとしておいてくれ・・・・・・。俺がゾンビの原因てどういうことなんだ一体・・・・・・。 ・・・・・・クフフフフ、俺の脳味噌を研究してゾンビの謎に迫るぞぉ〜。 赤ちゃん:マッドになる前にワイの名前をはよ決めてくれんか? 母親:くっ、こうなったら仕方がない、オラッ!テメーも一緒にこの子の名前を考えるんだよ!! 医者:ゾンベイビー。 母親:だからそれやめろって!!種族みたいな名前をつけんなって!! 赤ちゃん:んじゃベタやけども、両親の名前から取るってのはどうなん? 母親:えーと、私の名前は腐身子(ふみこ)で、あいつは種太郎(たねたろう)だから・・・。 医者:ムムムッ!これはもう腐太郎(くさったろう)にするしかない!! 母親:テメー安直かつサイテーな名前をよくも思いついたな!!親の自覚ナシか!! 医者:君の親も大概だと思うがな。腐身子て、それこそゾンビじゃないか。だがしかし、親の自覚、か・・・。 えーい、腹はくくったぞ!腐身子さん!!僕と、結婚して下さい!! 母親:はあ?急になんなのよ!第一私には夫が・・・。 医者:じゃあ離婚して下さい!そして一緒に我が子を、くそったれ君を育てましょう!! 母親:さっき付けたばかりの名前を間違えんじゃねえ!! 赤ちゃん:ふう、先が思いやられるわ。 |
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予選24位(認定)
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○あれはヒーだけじゃテメー。
・みんなキャラ立ってておもしろかったです。 ・途中からゾンビ感(?)なくなっちゃって、そのまま終わってしまったのが少し物足りない。 ゾンベイビーの強烈なキャラクターを軸にして手堅くまとまっていて安定して面白かった(「腐身子」って!)ですが、 この手の「強烈なキャラの大ボケ」、「異常事態を平然と受け入れる中ボケ」、「振り回されてテンション高くキレるツッコミ」という図式のコントにありがちな内容だったかなと。 だからこそ手堅いという印象にもなるのですが、ここは三人のキャラクターを掘り下げて個性をだした方がよかったかなと。 具体的に言っていくと、 母親の我が子への愛情を持ったツッコミは目新しくなりそうな要素だったので、二面性というか二人それぞれへの態度の変え方をもっと押してもよかったと思いますし、 ゾンベイビーも抱きかかえられているからしょうがないとはいえ、動きが少なかったのでゾンビ要素を生かしきるようもっと暴れさせてほしかったし、 医者が父親だとわかってからの展開がやや駆け足でオチも急すぎたので、医者との馴れ初めや旦那のことをどうするのかでもっと遊んでほしかったです。 最後めんどくさくなったんかって感じです。尻切れトンボ感がすごい。終盤の名前の件でもうひと山ほしかった。 あー、安心する。ちゃんとトリオトリオしてるなぁ…って。 ゾンビの設定は肌の色の青い液体等身体的なものに限られててあまり活かされてませんでしたが、 関西弁や大人じみた発言、それと医者と母親の凸凹コンビの掛け合いでカバーされていたかなと。 自分が父親と知ってからも医者のキャラがブレなかったことで、飄々とした発言に深みが出ました。 ただ、ネタのタイトルでだいぶ損してるかなって気はします。 「ゾンベイビー」でなんとなく「ゾンとベイビー……ゾンビの赤ちゃんなんだろうなぁ」って予想できちゃったので、 本編での衝撃がかなり緩和されてしまいました。 結構その出オチ要素が重要なネタですので、なるべくゾンベイビーは隠した方がよいかと思います。 それと2人の名前が変というボケ、特に母親に関しては全く要らなかったかと。 母親は一方的な被害者のままでいさせた方がキレツッコミに迫力が増しますから。 ただただ、ゾンベイビーのキャラクターがツボ。 一番異質な存在なはずなのに凄くまともに見えてしまうギャップにやられました。 それとぶっきらぼうな母親のツッコミも好きです。 設定におもしろ味があり、楽しんで読ませていただきました。 ですがゾンベイビーをもっと強烈なキャラクターにすることができていれば、もっと良くなっていたかと思います。 せっかくのゾンベイビーという規格外の存在が、ちょっと人間味がありすぎて(赤ちゃんなのでそれはそれで異質なのですが)インパクト不足だった気がしました。 もっとゾンベイビー関連でいじれるところはあったのではないかと思いますし、せっかくの設定が見かけ倒しに終わってしまっていたように感じられます。 母親、医者、ゾンベイビーの三竦みでそれぞれのメンバーが良い味を出していただけに、個々のインパクトの弱さが見えてしまえました。 研究心旺盛な医者に、強い母親、ゾンベイビー。個々の個性を伸ばすことで、もっと良くなるネタではないでしょうか。 どうせコントなのですから、もっと派手に仕上げてきてもいいと思います。 |
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C−5 エントリーNo.069 ストライプ タイトルは結末に |
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栗原:どうも、ストライプです。お願いしまーす。 天谷:あたしですか?天谷です。えっと、えっと、一応医療事務やってます。 栗原:何、その自己紹介?合コンでずっと売れ残ってるババアみたいな。 天谷:まぁ、ぼちぼち頑張りましょうね。 栗原:いやぁね、最近心に余裕が持てないことが多くて。 天谷:あぁ、そうなんですか?私、耳かきすっごく得意ですよ。 栗原:売れ残りババアかって。ぐいぐい来るんじゃねぇよ。 天谷:得意料理は肉じゃがとおひたしです。 栗原:売れ残りババアかって。もうそれ言ったら鉄板みたいなババアの発想やめろって。 …いや、それで最近休みの日はカフェでまったり過ごすんですけど。 天谷:売れ残りババアか! 栗原:いいじゃねぇか別に!俺が休みの日キャラメルマキアート飲んでたってよ! 天谷:まぁ、でも確かに落ち着きますよね。 栗原:でしょ。で、今ちょっとお前と漫才すんのに心の余裕が無いからさ。 天谷:悲しい衝撃発言。 栗原:死ぬ前にここでカフェやってもらえるかな。今から。 天谷:あー、そういう設定でね。 栗原:そうだよ。死んじゃいそうだからちょっと頼むね。 天谷:じゃあ支えになってあげますね。 栗原:泣けるコンビ愛。 栗原:あー、心に余裕が無い。死ぬ前にカフェでまったりしてぇな。ここ入ってみるか。ガチャ。 天谷:あーちょっとお客さん、そこ窓なんで出入り口から入ってもらえます? 栗原:これ窓?!ガチャって開けたこれが窓?!玄関どこだよ? 天谷:そこです。そのちっこいサボテン置いてある横の。 栗原:こっちこそ窓だろ!すっごく小窓! 天谷:まぁ、窓としても使ってますけど。 栗原:使ってんのかよ。言ってる意味がさっぱりわからんわ。 天谷:共用部分ですね。玄関と窓と。 栗原:バカだろ。こんな堂々と取っ手がついた扉があるのに。 天谷:まぁまぁ、こちらへどうぞ。おっちょこちょいな泥棒さん。 栗原:やめろやその言い回し!どう考えても一般的な入口から入って来ただろ俺は! 天谷:依頼は? 栗原:いや、そんなでっけぇお願いごとするわけじゃねぇから。注文でいいよ。注文で。 天谷:注文は? 栗原:キャラメルマキアート頂戴。砂糖7つ。甘ぇの好きなんだよね。 天谷:…うどん? 栗原:いや、うどんじゃねぇよ、キャラメルマキアートだよ。 天谷:うどん? 栗原:いや、違う!だからキャラメ… 天谷:うどん? 栗原:耳腐ってんのかお前!食い気味に”うどん?”じゃねぇよ! 早くキャラメルマキアート持って来いって言ってんだろ!ここで死ぬぞ! 天谷:ウチ、キャラメルマキアートやってないんですよ。 栗原:そうなの? 天谷:何で知らないんですか。ウチがキャラメルマキアートやってないの有名ですよ。 栗原:存じ上げねぇわ。偉そうに言うな。 天谷:まぁ、作業工程も難しいんで。 栗原:何だよ難しいって。覚えろよそんなもん。 天谷:子供ならたくさん作れるんですけど。 栗原:鬱陶しいな。気持ち悪い。 天谷:恐縮です。 栗原:もうコーヒーでいいよ。コーヒーで。 天谷:かしこまりました。ホットかアイスかベロベロベがございますが? 栗原:…ベロベロベ?!ベロベロベ?! 天谷:はい、ベロベロベです。 栗原:何それ?!熱いとか冷たいとか関係ないの? 天谷:関係ないです。 栗原:関係ねぇのかよ。ベロベロベで頼んだらどうんるんだよ? 天谷:僕が「ベロベロベ〜!!」って叫びながらBOSS買って来ます。 栗原:怖ぇよ!ワケわかんねぇわ。ホットでいいよ。ホットで。BOSSじゃないやつで。 天谷:かしこまりました。 栗原:砂糖7つな。 天谷:ホット1つ砂糖7つでお願いしまーす! 栗原:…。 天谷:…かしこまりましたー! 栗原:1人で何やってんだお前!さっさと淹れろや! 天谷:コポコポコポ…。 栗原:…。 天谷:コポコポコポ…。 栗原:…。 天谷:コポコポコポ…。 栗原:…。 天谷:今からコーヒー淹れますんで少々お待ちください。 栗原:いや、コーヒー淹れてた音じゃなかったのかよ!!今のコポコポ!! 天谷:口癖です。 栗原:んなもん一言も言ってなかったじゃねぇかお前!! 天谷:いやコポ、お言葉ですがコポ、僕最初から言ってましたコポ! 栗原:コポコポ急にうるせぇな!語尾に付いたの初じゃねぇか! 天谷:お客さんこそ、おっぱいおっぱいやめてくださいよ! 栗原:今日まだ1回も言ってねぇよ。おっぱい好きだけど。確かに好きだけど。 天谷:…コポ(*^^*) 栗原:コポ(*^^*)じゃねぇよ!気持ち悪ぃな!早くコーヒー持って来いや! 天谷:(グビグビ)甘っ。お待たせしました。 栗原:のむなや俺のコーヒーを!甘っ、じゃねぇわ! 天谷:口癖です。 栗原:喉音だったじゃねぇか完全に!しかもホットをグビグビ飲みやがって。 天谷:黙って飲めよ!やかましいんだよ! 栗原:誰に物言ってんだよ!客だぞこっちは…(ずびび) 天谷:汚ったねぇ飲み方しやがって。 栗原:どう飲もうが勝手だろ。うるせぇな。(ずびび)あぁ、でも意外と美味ぇんだな。 天谷:そりゃそうですよ。ちゃんと豆使ってますから。 栗原:当たり前だわ。豆使うのなんざどこも一緒だろ。良い豆とかじゃねぇのかよ。 天谷:くっせぇ豆使ってます。 栗原:くっせぇ豆なんか使うんじゃねぇよ。バカじゃねぇの。 天谷:まぁいいや、美味ぇから。小腹空いたからナポリタンくれよ。 栗原:お前が言うなや!なぁ!勝手に話進めやがって! 天谷:お待たせしました!焼うどんです! 栗原:おいおいおい!待てや! 天谷:はい? 栗原:…頭がこんがらがるわ。注文したことになってるし。ナポリタン出て来ねぇし。 待たずとして焼うどん出てきたし。ほんでお前うどん好きだな。丸亀製麺で働け。焼うどんねぇけど。 天谷:たーんと召し上がれ。 栗原:黙れや!もう帰るわ!チェックしろチェック! 天谷:1550円ですね。 栗原:高過ぎんだろ!何でコーヒー1杯1000円以上も取られなきゃなんねぇんだよ! 天谷:焼うどんが1500円ですね。 栗原:焼うどん高っ!!コーヒー安っ!! 天谷:(ずるる)払わないと警察呼びますよ。 栗原:ずるるじゃねぇよ!お前が食ってんじゃねぇよ!バカ野郎!ほら1550円ちょうど。 天谷:ありがとうございますー。 栗原:じゃあな。まぁ、何やかんやで死にたい気持ちがなくなったから良かったよ。 天谷:よし、良かった良かった。今度は余裕を持って漫才やろう! 栗原:そうだな!どうも、ストライプです。お願いします。 天谷:あたしですか?天谷です。えっと、えっと、一応医療事務やってます。 私、耳かきすっごく得意ですし得意料理は肉じゃがとおひたしです。 売れ残りババアかって。もうそれ言ったら鉄板みたいなババアの発想やめろって。 …いや、それで最近休みの日はカフェでまったり過ごすんですけど。 売れ残りババアか!いいじゃねぇか別に!俺が休みの日キャラメルマキアート飲んでたってよ! まぁ、でも確かに落ち着きますよね。焼うどん高っ!!コーヒー安っ!! 栗原:いや、ちょっと…。 天谷:共用部分ですね。玄関と窓と。くっせぇ豆使ってます。 依頼は?黙れや!もう帰るわ!チェックしろチェック!バカ野郎! 存じ上げねぇわ。偉そうに言うな。汚ったねぇ飲み方しやがって。 鬱陶しいな。気持ち悪い。おっぱい好きだけど。確かに好きだけど。 のむなや俺のコーヒーを!甘っ、じゃねぇわ!たーんと召し上がれ。 恐縮です。今のコポコポ!!今のコポコポ!!今のコポコポ!! 怖ぇよ!ワケわかんねぇわ。BOSSじゃないやつで。ベロベロベ〜!! 栗原:うわー!!相方がおかしくなっちまったー!!死にたいー!!ベロベロベ〜!! |
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予選76位(1次予選敗退)
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・なにをやってるんだこの人たちは。なんて自由な漫才だ。
・ベッタベタなボケ多いけど、勢いに押されてなのかおもしろかったです。 ・窓と扉のくだりはボケの強さの割に長すぎると思います。 ツカミの売れ残りババアのあるあるがいまいちピンとこないせいで、ボケ・ツッコミがあいまいになっていまいち効果的ではないです。 コントに入って最初のボケが文章だけだと伝わりづらいこともあって出だしで失敗した印象なので、 そのあとの窓をドアだと言い張るボケへのつなぎだとしても、もうちょっとわかりやすく表現してあればと思いました。 それ以降はテンポよく進んで面白いは面白いのですが(ナポリタンのくだりが好きです)、テンポが良すぎて印象に残る部分が少なかったかなと。 軽めのボケが多かったので、一個所でもいいので爆発が欲しかったし、オチもぶん投げるならもっと派手に壊れてもよかったです。 よく考えたなって思った。これで関連したボケがもう少し強烈だったら申し分ないんですけどね。あとオチが誰にでもわかるようなツッコミが最後にあればよかったと思うんですけど。 …コポ(*^^*) ←これは流行る ホットとアイスと第三の選択肢、コポコポがコーヒー淹れてる音じゃなかった、コーヒー1杯で1550円、 喫茶店の舞台設定もこういったボケもかなりオーソドックスなんですが、 BOSSや語尾にコポをつけるといったフォローのおかげで単なるベタなボケでは完結しませんでした。 キレ気味のツッコミもまた良いアクセントとしてはたらいてます。 漫才コントはいいんですけど、漫才のマクラとオチにはどういう意図があるのかなと考えてしまいました。 売れ残りババアはカフェに繋がってるから構わないんですが、 その後の「心に余裕が無い」「死ぬ前に」というその切羽詰まった状況に追い込む行為は 本編にどんな影響を齎したんだろう…と。 余裕を持って漫才した結果がコレだよ、というオチも、セリフをダイジェスト式に並べただけで それが特別どうかしたというわけでもなく……。 「死ぬ前」設定をもっと大事に扱ったら一つ上のネタに昇華できると思います。 ユニットもタイトルを意図させるヒントになっているということでしょうか? まぁそれは置いておくとして、オチの為に作るネタっていうのは分かるものの、 やはり内容を伴ってなければその威力というのは発揮されないと思います。 個人的にこういうオチのネタはオチ以上に過程に重きを置きたくなります。 そういう意味ではオチに至るまでの過程というのは凄く淡白であり、 もっとオチのワードを引き立たせるような設定が捻りだせると思います。 栗原に天谷って……カープ? ストライプなのに、阪神じゃないんだ……。 まぁ、それは置いておきまして。ネタに関してなんですが、正直なところ、評価できるような部分がほとんど無かったです。 ボケの大半が安易なものや説明不足なものばかりであったり、ツッコミも平々凡々でおもしろ味がありません。 カフェコントの導入部の「そこです。そのちっこいサボテン置いてある横の。」「こっちこそ窓だろ!すっごく小窓!」というやりとりがありますが、これはカフェ内の情景が見えていない読者には、いまいち伝わりづらいボケであると感じました。 「ベロベロベ」や「くっせぇ豆」などは発想が安易です。おもしろそうなことを言えば簡単におもしろくなるわけではないところが長文ネタの難しいところですね。 オチの天谷さんがおかしくなってしまう部分も、前触れもなく急に来たものだから、ただひたすら困惑するばかりでした。 |
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C−6 エントリーNo.093 雷神舞踏組曲 漫才/免許 |
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斜陽:フォークリフトって御存知ですか?荷物の下にアームを差し込み、それを持ち上げて運ぶ便利な車です。 樹氷:知ってます、酒店とかで黄色いケースを運んでたりしますよね。 斜陽:こないだね、そのフォークリフトの免許を取得したので、ちょっくらウエイトリフティングの大会に参加したんですよ。 樹氷:ウエイトリフティングって・・・バーベルを上げるやつ? 斜陽:そう重量挙げの。優勝するのが簡単すぎて屁も出なかったですね。 樹氷:・・・ほかの大会参加者もみんなフォークリフトなの? 斜陽:いや、フォークリフト参加は自分だけだったかなあ。 免許取りたてなので、フォークリフトでブイブイ言わせたかったんですよ。 樹氷:よ、よく参加を許可してもらったね。 斜陽:そりゃあね、こっちは重機だから暴れたら大変だろうし、大会側としても刺激を与えるという意味で。 参加ゼッケンを運転席のドアに貼ってもらいました。 樹氷:・・・・・・はいどうも雷神舞踏組曲です。 相方の茶目っ気と重量挙げ大会運営の苦悶が垣間見えたところですが、宜しくお願いします。 斜陽:500キロのバーベルまで持ち上げることが出来ました。 本当はまだまだいけたんですけど、それ以上のバーベルが無いということで。 樹氷:本来は200キロ持ち上げたら大歓声なところですし。 斜陽:そのときの優勝カップ見ます?コレなんですけど。 樹氷:なんだこれ!?ベッコンベッコンにへこんでるじゃないですか。 斜陽:大会委員長が渡す直前にボコスカ殴ってました。 樹氷:委員長は結果にすごく不満があった模様。 斜陽:そのあとにね、表彰台で記念撮影があったんですけども。 2位と3位の選手が乗った表彰台をまたフォークリフトで持ち上げまして。 樹氷:みんなのヒンシュクを買うだけだよ!何がしたいのかもわからないし! 斜陽:その時の記念写真があるんですが、カメラのフラッシュが運転席のガラスに白く反射してしまい自分が写ってないんですよ。 樹氷:すべての報いとしか。あ、2位と3位の人も額に青スジが浮き出てる、かなり不満げ。 みんなが納得してない記念写真なんて稀ですね。 斜陽:でもまあ結果が全てですから、こういう大会で優勝したことなんて無かったのでうれしいです。 いや〜ほんとにフォークリフトの免許取って良かった!、と思えるようになりたいです。 樹氷:やっぱりうれしくなさそう! 斜陽:苦労して免許取った割にリターンが少ない気がするんですよ。まあこれからですね。 樹氷:フォークリフトの免許って簡単に取れそうなイメージがあるんですけど、実際は難しいんですか? 斜陽:それはもう厳しい試練でした。厳しい実技訓練でフォークがスプーンのように丸くなってしまうような、ね。 樹氷:・・・・・・・・・・・・ああ、そう。 斜陽:物凄く厳しい訓練に汗水・血を流し次々と倒れる受講生たち。 樹氷:そんな現場きついの!?倒れるってよっぽど。 斜陽:それをフォークリフトで医務室に運ぶ教官。 樹氷:ガサツすぎ!倒れてるんだしもっと優しく扱ってやれよ。 斜陽:医務室で倒れた受講生たちに無理やりアツアツのおでんを喰わせる看護師。 樹氷:一番えげつないのが医務室にいた!罰ゲームみたいなそれなんなの? 斜陽:ちなみにアツアツの土鍋はフォークリフト・ミニで運びます。 樹氷:鍋つかみのほうが早い!なにそのフォークリフト・ミニって? 斜陽:この教習所限定サイズのフォークリフトだそうです。 ブレーキが利かないので靴底をすり減らし止まりましょう。 樹氷:車両としてはどうかと思うけど、まあフォークリフトだしスピードは出ない・・・ 斜陽:ミニは最低でも70キロで走ります。ブイブイ言わせましょう。 樹氷:積荷のことを全く鑑みないスタイル!ヒイヒイ言うし、靴どころか足まで擦り減っちゃう! 斜陽:ここの教習所はですね・・・コースラインが真っ赤なんですよ・・・ 樹氷:人の血でライン引いてる!?受講生も血を流してたけど教官も血を流すシステム? なんとも頭が悪い教習所のようで・・・よくそんなところで免許取ろうと思いましたね。 斜陽:いえ、フォークリフト教習所としてはまだまだヌルいほうですよここは。 隣県の教習所では実技試験で崖からフリーフォールしますし。 樹氷:もはや何の免許を取りたいのかわからん。 斜陽:他には・・・ちょっとこれはあまりにも酷い訓練なので隠しますけども、某○○県と某○○道ではですね・・・ 樹氷:うしろの隠れてない。 斜陽:合同訓練として、素っ裸でカッチカチに凍ったリンゴを運ぶ訓練をするそうです・・・ 樹氷:青森と北海道、と確信に近い予想。あとやっぱり訓練で何が得られるかわからん。 斜陽:それでね、フォークリフトに乗るのも大変なんですよ。まずドアですが、取っ手がネチャネチャします。 樹氷:一体どういうこと!? 斜陽:私も気になって見てみましたら、薄気味悪いマカロンが赤・黄・緑と並んでおり、ああ信号をイメージしてるのか、と。 樹氷:取っ手に設置する必要性! 斜陽:他にも座席には生クリーム!ハンドルにも生クリーム!ミラーにも一面生クリーム!! さすがにクレームいれてやりましたけども。クレーム、いれましたけど! 樹氷:うるせえそれ以上言ったらしばくぞ。 斜陽:フォークリフトのフロントガラスにはチョコペンでハッピーニューイヤーと。 樹氷:デザートプレート感覚!家皿でやれ! スイーツ大好きな教官いるんか。 斜陽:ワイパーを動かすと一面茶色で前が見えなくなります、ここで教習スタート。 樹氷:チョコレート洗い流してから走れよ!ドライバーとしての常識が欠如してる。 斜陽:技能訓練は省略しまして。 樹氷:そこ一番気になるんだけど。大切なことも欠如してる。 斜陽:そして免許取得の懸かった試験に挑みました。 適性試験・筆記試験では60000人中45000人が不合格という難問揃い。 樹氷:難しいのに驚きだし、そんな受験者数を捌いてたってことにもびっくり!てかフォークリフト今ブームなの!? こんなにどっと受講者が押し寄せたらそりゃ講習もテキトーになるわ。 斜陽:一番難しい問題はフォークリフトなのかエグザイルなのか見分ける問題でした。 樹氷:難しい気配がしない! 斜陽:いや、フォークリフトは前リフトを上下させていましたし、エグザイルはくるくる回っていたので・・・ 樹氷:たとえそうだとしても根本が違いすぎる!視力がアホなやつばっかり! 斜陽:この試験を乗り越えた者はいよいよ実技試験へ。 フォークリフトで運んでいた荷物が爆弾だった、という設定で爆弾を解除する試験でした。 樹氷:フォークリフトあんまり関係ない!? 斜陽:そうかもしれませんがこの試験は受講者にとってオイシイんですよ。 ボイラー型爆弾を解除すればボイラー技士の資格も取得できます。 樹氷:日本のボイラーはこんなのでいいのだろうか。 斜陽:ボイラー技士100級の免許見ます? 樹氷:ああお前騙されてんだ、2級までしか無いわ。 斜陽:爆弾解除の時間が結構短かったので、私はフォークリフトをブイブイ言わせて高速クリアーしました。 樹氷:ブイブイ言うの好きですね。 斜陽:こうして私はフォークリフトの免許を取得しました。次は普通自動車免許を取りたいです。 樹氷:どう考えてもそっちのほうが先だ!乗用車は運転できないじゃん! なんでそこまでしてフォークリフトの免許を取ったんですか? 斜陽:・・・ウチにね、足腰の弱ったおばあちゃんがいるんですけど。 いつも部屋の中でお茶を飲んでいるからたまには縁側で外の風に当たらせてあげたい、なんて思いまして。 おばあちゃんを運んであげるときにフォークリフトを使おうと思ったんですよ。 そうしたらおばあちゃんは「コリャ!畳の上を走らせるんじゃない!」とか怒るんですが、 孫の心遣いに感謝しているんでしょう、説教とは裏腹に顔はほっこり笑顔なります。 そういう暮らしもいいなあ、と思い免許取得しました。 樹氷:・・・・・・・・・・・・おばあちゃん想いで素敵だった。フォークリフト、いいね。 |
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予選39位(2次予選敗退)
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・安定してたけど、そこまでのインパクトはなかった。
・本当に「どゆこと!?」って思うボケが、面白さとして入って来にくかったです。 非日常のナンセンス漫才。 フォークリフトで重量挙げに参加とか表彰台や倒れた受講生持ち上げて運んだりとか絵面がいちいちバカなのが面白い。 若干、回りくどいところもありますが一歩引いたツッコミもボケの面白さを際立てていてよかったです。 ただ、後半のお菓子のくだりがハマらず、そこからは話題転換も早くて盛り上がる前に次の話題に移ってしまったので、前半で山場が終わって尻すぼみになっていたのが惜しい。 数字ボケやEXILEとの見分けも面白いんですが、前半のような想像したときの絵面にインパクトがあるボケや合同訓練のようなバカバカしいボケが筆記試験以降にもあればと思いました。 おもしろいところはおもしろかった。でもなんか後半雑になっちゃっててそれが気になってしまいました。 フォークリフトという着眼点が真新しい上、ツッコミも言い回しが特徴的なのでなかなかに斬新な漫才でした。 なので結構楽しく読めたんですが、1回も爆笑はなかったなぁ…と。 題材は新しい、ツッコミも個性的、でもボケの使い方がいまひとつでした。 フォークリフトで重量挙げ、免許の取り方。その発想は面白いんですが、内容は期待を上回るものではありません。 うーん……どこか一つ歯車をはめたら見違えるように面白くなりそうなネタなんですけどね…。 余談ですけど、フォークリフトの免許は18歳以上なら実質金さえ払えば誰でも取れます。 みんなが手を出さないような題材ではあるものの、 やはり大事な部分(技能)が抜けた以上、ネタの限界を感じてしまわざるを得なかったです。 筆記試験のフォークリフトとエグザイルを見分けるとか想像して面白かったんですが・・・ オチはこれまでにないタイプで良かったです。 フォークリフトでうまく遊べており、なかなかおもしろかったです。 重量挙げに1人だけフォークリフトで挑むという導入部のやりとりで、ガッチリとハートを掴まれました。 もうそんな前提を提示されてしまっては、何を言われても面白く感じてしまいます。 ボケの発想の一つ一つにしっかりとしたおもしろさがあり、ツッコミでのフォローもきれいに決まっておりました。 教習所のくだりに入ってからはやや大雑把なボケが増え失速したようにも見えましたが、それでも十分におもしろいネタだったと思います。 「ワイパーを動かすと一面茶色で前が見えなくなります」とか「ボイラー技師」のボケが個人的には好きですね。 |
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C−7 エントリーNo.075 ハンバーグ フリップ漫談「こんなおかあさんといっしょは嫌だ!」 |
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※「 」の言葉はフリップにある言葉です。 どうも、ハンバーグです、よろしくお願いします。 今日はですね、日本を代表する子供番組である、 「こんなおかあさんといっしょは嫌だ」 Eテレの「おかあさんといっしょ」について、 対策を練っていこうと思います。 まずこんなのは嫌ですね。 「漢字で書くと『お義母さんと一緒』だ」 重たい! 共通のDNAを持っていないの? 子供の反応がよそよそしそうで嫌だ! あと、これも嫌ですね。 「深夜でしか放送しない」 子供見られない!! いや、もし見られたとしても昼夜逆転で、 成長の多大な影響を及ぼす! あと、あの番組と言えば、 やさしいお兄さんとお姉さんがいますが、 「お兄さんとお姉さんの目が笑っていない」 何か恐い! 絶対カメラの写ってないところで黒い出来事が起きている! そしてそんな彼らの言葉は絶対に子供に響かない! そして、スタジオにはたくさんの子供たちがいますが、 「スタジオの子供たちが何かにおびえている」 これ絶対カメラの後ろに何かトラウマ的なものがあるぞ! 若しくは、目が笑っていないお兄さんとお姉さんの正体を知ったのか? さらには、 「スタジオの子供たちの体のあちこちにあざが・・・」 その背景には間違いなく虐待の風景があるぞ! おびえていて、あざがあって・・・ これ公共の電波に乗っけていいのか!? あと、お兄さんとお姉さんに話を戻すと、 「うたのお兄さんとお姉さんが音痴」 人選ミスにも程があるだろ!! 子供のノリも微妙になるし、 番組のカオス具合が半端ないよ! あと、 「体操のお兄さんが筋肉痛で欠席」 運動しなさ過ぎだよ! 収録以外何もしてねぇだろそいつ! 体鍛えとけよ! それから、 「お姉さんがメイド服、お兄さんが執事服で登場」 何のニーズに応えようとしてるんだ! 間違った帝王学を養ってどうするんだよ! 「はみがきじょうずかなではみがきをしていた子供がえづく」 おっさんじゃねぇか!! 明らかに飲んだ翌朝のおっさんの風景だろ! あと、「おかあさんといっしょ」では、 きぐるみの劇がありますが、 昔あった「にこにこぷん」で、 「じゃじゃまる 必殺 ぽろり」 一人漢字の奴いる! たしかにあいつ3匹の中では最強だと思うけど! あと「ドレミファど〜なっつ」で、 「みど ふぁど AC そらお」 一人公共広告機構がいるぞ!! あと「ぐ〜チョコランタン」では、 「スプー アネム 煤 ジャコビ」 一人まっくろくろすけがいる!! そして 「緑色の恐竜の子供と赤い雪男が出ている」 チャンネル違う!! 緑の奴は色々挑戦させられている奴だな? 「流血シーンがやたらと多い」 何バイオレンスな要素を求めているんだ! 「下ネタ連発」 放送できるか! ちびっ子喜びそうだけど! 「最後はみんな粉まみれ」 どこのコントだよ! クリームパイも入れてやれ! 「エンディングの間に子供たちが一人ずつ消えていく・・・」 怖い怖い怖い!! フレームから去るんじゃなくて、 写ったままフェイドアウトってどこの魔法だよ! という訳で、以上、 「こんなおかあさんといっしょは嫌だ」でした。 どうもありがとうございました! |
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予選90位(1次予選敗退)
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・ガチャピンムックを出すのはアウトじゃなかろうか…
・ボケ単発だけ見るのは、長文としては厳しいな、と思いました。例えば実際に舞台でやるとして絵があると違うだろうし、あとはボケのあとの広げがないと長文では物足りなく感じます。 漫談形式のネタだとどうしてもボケが少なくなりがちで――実際、このネタも全部で17ボケしかないですし――、一発一発の威力やフォローでの追撃が必須なのですが、 ボケの種類が「おかあさんといっしょ」とかけ離れた要素を足すばかりで、そのボケもどこかしらで見たことがあるものが多かったのでちょっと物足りなかったです。 細かく挙げますと、序盤で「目が笑っていない」→「おびえている」→「アザ」と続くのは重すぎて笑えないです。 そして、ここでバイオレンスなボケを重ねているから終盤の「流血シーン」と被っていて、 もっと言えばその次の「下ネタ連発」ともども、二発目の「深夜でしか放送しない」と方向性が一緒なのでボケのインパクトが弱くなっていました。 そして、「何かにおびえている」と「音痴」の二つ。ここは抽象的とストレートの違いはありますが、いずれも幅が広すぎて笑いが弱くて物足りないです。 これで終わらせるのではなく、具体的な例をやたとえを乗せていればオリジナリティやボケのインパクトも増えたのでもっと掘り下げてほしかったです。 最後のボケおもしろかったですけど、それ以外はもうやりつくされた感がある。まあやり始めたのはハバさんたちなんだけど。 あー……THE CHOUBUNって凄いなぁ…。まさかこのスタイルのネタが見られるなんて…。 まるで本物の芸人のような喋り慣れた語り口が印象的です。 「必殺」のボケもあばれヌンチャクより先に考えてたんじゃないかと疑うほど歴あるんですよねぇ…。 ただ、このスタイルは今の時代には通用しないと思いました。 フリップ漫談をネット上でやろうと思うなら、 字体が統一されるためボケの強さが必要になると思います。 「」を付けて強調しようものならなおさらだと思います。 そういった意味では、なんというかまともに行きすぎてる気がします。 それと書き方が明らかに普通に舞台で披露するようなものをそのまま字に起こした印象を受けました。 フリップで出してくるフレーズに、ことごとくインパクトがありません。 見る者を強烈に惹き付けるようなものが無く、ただひたすらありきたりなボケを並べられただけだったように感じました。 フリップを出した後のコメントも単なる説明に終始しており、ネタの中で何のプラスにもなっていませんでした。 フリップで出したボケを補強できるような、もっとひねったコメントが欲しかったです。 やっていることが1人大喜利の域を出ておらず、大喜利の回答にしてもいまいちなものが多かったため、もっとしっかり考えてボケを出してもらいたく思います。 |
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C−8 エントリーNo.081 PARTY NOISE Base×Ball×Better |
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竹林鳴子:私達は神に選ばれし漫才師です。 神崎 駿:どーも、男女コンビのPARTY NOISEと申しまーす! どうぞよろしくお願いしまーす! 人間でーす! 鳴子:いやぁ神崎君、頑張っていきましょうね。選ばれていない者共を笑わせましょうね。 神崎:しょっぱなからオイタが過ぎるよー。第一印象が悪すぎるよー。 まぁスタートダッシュは大失敗だけどね、めげずに頑張ろう。 鳴子:そうですね、頑張っていきましょうね。 全盛期のジョゼフ・プリーストリーくらい頑張っていきましょうね。 神崎:どこのどいつだよー。初耳の外国人を目標にして頑張れないよー。 鳴子:ちょ、知らないんですか!? ジョゼフ・プリーストリーと言ったら、消しゴムの原理を発見した人じゃないですか! 神崎:存じ上げないよ、そんでもって詳細知った後もあんまり興味持てないよー。 鳴子:ジョゼフ・プリーストリーを知らないということは、 カール・ヴィルヘルム・シェーレとアントワーヌ・ラヴォアジエも知らないということですか!? 神崎:消しゴム関係者でまくし立ててこないでよぉ、知らん外人名これ以上聞きたくないよー。 鳴子:まあジョゼフ・プリーストリーの話はこれくらいにして。 今日はカバの倒し方の話でもしましょうか。 神崎:興味無いよー。今日鳴子ちゃんの口から興味無い話しか聞いてないよー。 鳴子:カバは一撃が強いですからね、まず盤石な重心を崩さなくては……。 神崎:勘弁してよー。もうこれ以上興味無い話耳に入れたくないよーっ。 そんなことよりさ、僕ね、憧れてるシチュエーションがあるんだ。 鳴子:へぇ。 やはり仕留めるなら目を狙うべきでしょうね、目は鍛えられませんからまず視界を……。 神崎:あしらわないでよー。こっちがどんだけ興味無い話聞いてきたと思ってんだよー。 鳴子:何ですかシチュエーションって。 どうせ自分の心の中の悪魔を追い出したいとかそんなんでしょう。 神崎:価値観が狂ってるよー。違うよ、僕は生まれ変わったらなりたい職業があってね。 鳴子:何言ってんですか、私達選ばれし者は死んだら神になることが約束されてるじゃないですか。 神崎:すっかり忘れてたよー。選ばれた覚えが無いよー。 鳴子:客!!貴様らのような選ばれていない者共はダンゴムシにでも生まれ変わることね!! 神崎:喧嘩になっちゃうよー。急に女王様みたいになんないでよー。 そうじゃなくてさ、僕は生まれ変わったらプロ野球選手になりたくてね。 鳴子:そのプロ野球選手の心の中の悪魔を演じればいいんですね? 神崎:望んでないよー。神とか悪魔とかさっきから宗教色が強すぎるよー。 鳴子:「フヘヘ、デッドボールじゃないのに当たりました感を出してやるー」 神崎:ショボいよー。悪魔のやり口が珍プレーの範囲内だよー。 聞いて聞いて? そんでね、プロ野球選手になったらやってみたいシチュエーションがあってね。 鳴子:なんですか、バットントン老子に会って伝説のバットを手に入れたいんですか? 神崎:どこのどいつだよー。そんなファンタジー望んでないよー。 鳴子:なるほど、つまり私はバットントン老子を演じればいいんですね!? お任せあれ! 神崎:どんどんシチュエーションが理想からかけ離れていくよー。 なんで嫁入り前の女の子が老子演じるのにノリノリなんだよー。 鳴子:「フヘヘ、バット作ってないのに作ってます感を出してやるー」 神崎:バットントン老子悪魔にとり憑かれてるよー。演技の幅が狭いよー。 そうじゃなくて僕がやりたいのは、難病で入院してる男の子にホームランの約束をするってヤツなの。 鳴子:へぇ。 そんなことよりカバの一番の脅威はですね、その重みによる圧力が……。 神崎:ここまできてそりゃないよー。最後まで付き合ってよー。 鳴子:そんなカバを倒すために一番効果的な武器と言えば、やっぱり伝説のバットですよね! 神崎:共感出来ないよー。伝説のバットの汎用性がハンパないよー。 鳴子:その伝説のバットを手に入れるためにバットントン老子に会いに行くわけですが、 バットントン老子を説得するためには彼の娘であるミットントンお嬢様に会わなければ……。 神崎:世界観を膨らませないでよー。僕そんな大冒険がやりたいわけじゃないんだよー。 とにかく今のシチュエーションがやりたいから、鳴子ちゃんに僕のファンの男の子を演じてほしいんだよ。 鳴子:男役やる自信なんてありませんよ。 神崎:何を今更ー。ノリノリでフヒヒとか言ってた女子の言葉じゃないよー。 鳴子:いや、やってもいいんですけどね? ちょっとシチュエーションがわかりづらいんですよ。 神崎:わかりやすいよ、カバを倒すためにバットントン老子に会うより遥かにわかりやすいよ。 鳴子:だから、やるのであればもう少し詳細な設定を教えてほしいんですよね。 神崎:詳細な設定って……例えばどういうこと……? 鳴子:まず、私が演じる男の子が少年野球チームに入っているかどうかですね。 神崎:どーだっていいよー。演じる上でさほど重要じゃないよー。 鳴子:何言ってんですか、少年野球をやってない子が野球選手に会いたがるわけないでしょう。 神崎:偏見だよー。やらないけど見るのは好きな子もめっちゃいるよー。 鳴子:少年野球やってないのに野球選手に会いたがる男の子は、もうその野球選手に恋愛感情抱いてるとしか思えません。 神崎:考えが凝り固まってるよー。日本の小学校がゲイで溢れかえるよー。 鳴子:要するにアレですか? 私はゲイにとり憑かれた少年を演じればいいんですか? 神崎:ゲイを悪魔みたいに言うなよー。色々な方面から怒られるよー。 鳴子:フフン、私ゲイ演じるの得意なんですよ。 神崎:女の子の特技じゃないよー。そのスキル今すぐ手放しなよー。 いいよ、じゃあ少年野球チームには入ってるってことで。 鳴子:なるほど。では次に、その男の子はレギュラーですか? 補欠ですか? 神崎:またもやどーだっていいよー。そこまで考えた上で話題切り出してないよー。 鳴子:それともまさか、3塁コーチャーですか? 神崎:少年野球でコーチャー専任の小学生いないよー。なんだっていいよー。 鳴子:何言ってんですか、わざわざ補欠に会いに行く野球選手なんているわけないでしょう。 神崎:いるよー。さっきから決めつけがえげつないよー。 鳴子:わざわざ補欠に会いに行く野球選手なんて、その少年を性的な目で見ているとしか思えません。 神崎:固定観念がかったるいよー。どんだけ球界が汚れてると思ってんだよー。 鳴子:要するにアレですか? 悪魔にとり憑かれたゲイを演じればいいんですか? 神崎:悪魔もゲイもこのコントにいらないんだよー。わかったよ、レギュラーでお願い。 鳴子:そのレギュラーというのは実力で勝ち取ったんですか? それとも誰かのケガによる抜擢? 神崎:もうしんどいよー。役に対する作り込みが気持ち悪いよー。 鳴子:ケガだとしたらそのケガは骨折、複雑骨折、剥離骨折、肉離れ……。 神崎:実力実力実力ー。ケガの内訳まで掘り下げる必要どこにも無いよー。 鳴子:ハッ、まさかカバに噛まれたことによる骨折!? 神崎:実力だって言ってんじゃんよー。野球少年がいつカバに噛まれるんだよー。 鳴子:そりゃあ、飛んでったボールがカバの口に入って、それを取ろうとして……。 神崎:どこで野球やってんだよー。なんでカバの近くで野球やってんだよー。 鳴子:アフリカの少年野球チームであればよくあることですよ。 神崎:日本の野球少年やってよー。ていうかアフリカでも有り得ないケースだよー。 鳴子:あなたがアフリカの少年野球事情の何を知ってるというのですか! 神崎:何も知らないけど有り得ないと言い切れるよー。そんな事件が頻発する地域は地球上にはないよー。 鳴子:えっと、つまり? 神崎君がアフリカを演じて、私が少年野球事情を……。 神崎:何を伝えたいんだよー。事情の擬人化コントなんざ前代未聞だよー。 もう、鳴子ちゃんは普通の野球少年! 実力でレギュラー取りました! 日本人です! ゲイじゃありません! 悪魔にもとり憑かれていません! わかった!? 鳴子:わかりました、最初からそう言ってくれれば良かったんですよ。 神崎:最初から「ゲイじゃない男の子やって」とか頼むヤツいないよー。 じゃあコント入っていい? 準備段階が長すぎたけれども。 鳴子:いいですよ、じゃあ私がジョゼフ・プリーストリーを演じるので、 神崎君はカール・ヴィルヘルム・シェーレを演じて下さい。 神崎:何もわかってないよー。まさか消しゴム周りの人々が再登場するとは思ってもみなかったよー。 鳴子:「カール……実は私は、手術を受けるのが怖いのです……」 神崎:奇しくもシチュエーションは望んでたものに近いよー。ジョゼフ難病を患ってたよー。 鳴子:「お願いですカール、私のためにホームランを打ってください!」 神崎:野球選手に頼みなよー。カールのこと知らないけど多分カールにホームランは荷が重いよー。 シチュエーションは物凄くいいからさ、「カール」をそのまま「神崎選手」に置き換えてくれない? 鳴子:「神崎選手、実は私は消しゴムの原理が上手く説明出来なくて困っているのです……」 神崎:あちらが立てばこちらが立たずだよー。そういえば鳴子ちゃんはジョゼフのままだったよー。 鳴子:「お願いです神崎選手、私のためにアントワーヌ・ラヴォアジエを倒してください!」 神崎:どういうことだよー。消しゴム周りの外人の間で対立起こってんのかよー。 鳴子:「お願いです、グアッ! は、早く……私の精神が悪魔に乗っ取られるその前に……!」 神崎:どういうことだよー。ジョゼフは一体何と戦ってんだよー。 鳴子:「早く、はっ、うあぁぁぁっ!! ……フヘヘ、何も発見してないのに発見しました感を出してやるー」 神崎:乗っ取られたよー。既視感ある悪魔が再登場だよー。 鳴子:「俺をジョゼフから引き剥がしたければ、その伝説のバットでカバを倒すことだな!」 神崎:カバとばっちりだよー。そんでもっていつの間にか伝説のバット手に入れてたよー。 鳴子:「頑張るのじゃ神崎よ、ワシの試練を乗り越えたお前ならきっとカバを倒せる……!」 神崎:バットントン老子が心の中に語りかけてきたよー。キャラ変わってるよー。 鳴子:「ま、負けたりなんかしたらミットでしばいてやるんだから!」 神崎:多分だけどミットントンお嬢様も語りかけてきたよー。まさかのツンデレだったよー。 鳴子:「少年達がカバに恐れずに野球出来るようなアフリカにしなければ……」 神崎:アフリカの少年野球事情まで語りかけてきたよー。精神大混乱だよー。 鳴子:「フヘヘ、さぁどうする神崎! 黙ってたら他の誰かが消しゴムの特許取っちまうぜ!」 神崎:……えー……ノりたくないよぉ……。 ……「僕がカバを倒したら、ジョゼフの体から出て行くんだよ?」 鳴子:「ああ、約束だ!」 ………これがやりたかったんでしょう? 神崎:クソだよー。クソだよー。とんだクソ芝居に付き合わされたよー。 なんなんだよー、この茶番劇見せられてお客さんどう思うんだよー。 鳴子:「へー、神に選ばれしコンビなんだー」 神崎:思うわけないよー。もういいかげんにしてよー。 2人:どーもありがとーございましたー。 |
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予選48位(2次予選敗退)
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○固定観念がかったるいよー。
・テンドンも上手くなってて、すごくよく出来てるんですが、めちゃめちゃ面白かった、という感じは受けなかったです。 ・なんでだろう。ツッコミの口調かな?これはこれでおもしろいけど強く押し出すものがなかったかな?ここまでくるともう好みでしょうかわからないです。 ・けうさんかな 掘り下げの面倒臭さなど光る部分はあるものの、 ボケ自体は電波なキャラクターにありがちでそこまでハマらなかったですが、あきれつつも付き合ってあげる優しくてゆるいツッコミがじわじわとツボでした。 必ず語尾を伸ばしているのがじわじわと面白くなってきて最後の方は早くツッコミが読みたくなりました。 終盤はそれまでのボケを伏線として回収している(あちらを立てればこちらが立たずのくだりは秀逸のですが)、飛ばしたボケが多いせいか少しくどく感じてしまいました。 なのでここはミットントンお嬢様やアフリカの野球事情のような伏線を回収しつつも新しい情報(キャラクターやボケ)をもっと入れてほしかったです。 ちゃんと女性である意味を作っている。たぶん笑えるかどうかってのはそこが境目なんだと思います。あとゲイ押しでクソ笑った。 おお…2人ともいいキャラクターしてますねコレ。 捻くれた鳴子さんに対し基本優しくツッコむ神崎さん。このコンビネーションがピッタリハマってました。 設定を事細かに決めていくくだりなんかその魅力が存分に発揮されていました。 しかしその後の一人コント漫才が蛇足になってしまったのが残念でなりません。 前半に出したボケを再び使うというのは漫才の常套手段ではありますが、 展開が非常に遅く口調に抑揚の無いこのネタでは、同じ事の繰り返しのようになってしまい逆効果でした。 なーんかもったいない。キャラ設定や一連の流れは悪くないと思いますが、 最初の結局「神に選ばれた」というのをあまり生かしてないように感じました。 それと緩さ一辺倒も悪くないのですが、もう少し意表をついてほしい所も感じました。特にツッコミ。 さすがは神に選ばれた漫才師ですね。めちゃくちゃおもしろかったです。 ボケの発想が斜め上過ぎて、まったく会話が前に進んでいかない感覚が心地よいです。 鳴子さんは自由にボケているようにも見えて、全体を通してみると、一つ一つが実によく計算されたボケだったんだなということが分かります。 そんな鳴子さんの質の良いボケをより上質に磨きあげているのが、神崎さんの優しく的確なツッコミですね。 思考回路が独特すぎる鳴子さんにしっかりと付き合い、時にひねった台詞を口にする神崎さんのツッコミはとても良いアクセントになっていました。 私はこちらのコンビのネタを拝見するのは初めてなのですが、一目で虜になりましたね。めちゃくちゃ良かったです。 |
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C−9 エントリーNo.078 バトルロワイR 会議の様子のコント |
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(ガチャッ) R:あ、どーもどーも。 ?:おはようございます! 今日の会議よろしくお願いします! R:はいはい、よろしくねー。 んじゃ、あらためまして自己紹介。 私がカリスマ袋デザイナーのアル山です。「中に土を入れて振ると、土が全て紫色になる袋」をつくったのも私です。よろしくねー。 ?:あれを作った方だったんですか!? R:そうだよー。 で、そちらは? ?:こちらハテナコンビニのレジ袋デザイン開発チーム代表のハテナーです。よろしくお願いします。 R:はーい。では早速、新しく第1号店ができるハテナコンビニのレジ袋のデザインを決める会議を始めるわけだけどさ。 事前にいくつかの案のサンプル品を送っておいたけど見てくれたかな? ?:はい。すべて見させていただきました。 R:お、それなら話は早い。全部すごく良かったでしょー? 全部自信作のデザインだからねー。私も良い仕事したなーと思ってるよ。 ?:そうですか。じゃあ、まずは一つ目のこれの話から良いですか? レジ袋の注意書きに普通1番目に書いてある内容はわかってますか? R:そりゃ、もちろんだよー。 「幼児や子どもが袋をかぶって遊んで窒息の恐れがありますので使用・保管には注意」ってことでしょー? ?:その通りです。 知ってらしたんですね。 じゃあ、何で レ ジ 袋 全 体 に タ イ ガ ー マ ス ク の 覆 面 の デ ザ イ ン が施されてるんですか! R:キャラクタープリントだよ。素敵でしょ? ?:こんなの子どもじゃなくても頭にかぶりたくなりますよ! 出来は素晴らしい! それゆえかぶりたい! R:だから、かぶった時に前が見えるようにちゃんと目のところに大きめに穴をあけてあるんだよ。 ?:そこもおかしいんですよ! この袋に試しに商品をいれてみたんです! 全部 穴からするりと落ちましたよ! レジ袋としての機能がないんですよ! R:ほら、買い物して袋を貰って、その後すぐにかぶって強盗をすると思えばさ。 ?:何を考えてるんですか! はいボツ! ボツ! ボツ! 一つ目の案はボツです! R:ちぇっ、あのタイガーマスク現象が再来してまた人々の心がぽかぽかする契機になればよいなと思ったんだけどなー。 ?:そのちょっと素敵な考えは他の方法で活かして下さいね。 じゃあ、2つ目のこれの話いいですか? レジ袋の注意書きに普通2番目に書いてある内容はわかってます? R:そりゃ、当然わかってるよ。 「突起物や重いモノをいれると破れることがあるから注意」でしょ? ?:その通りです。知ってらしたんですね。 じゃあ、何でこのレジ袋は 消 し ゴ ム の カ ス を 袋 の か た ち に 細 か く 編 ん だ も の なんですか! R:そりゃ、レジ袋は環境問題とも関わりが深いから リサイクルに重点を置いたんだよ。 ?:だからといって消しゴムのカスでつくることないでしょう! 細かく編んであるのはすごいんです! 消しゴムのカスを細かく編んで袋のかたちにするなんて、とんでもない技術です! R:でしょ? 手編みで苦労したんだよ。 ?:でも、強度が弱すぎるんですよ! 試しにビー玉をいれてみたんですよ! スコ―――ンとビー玉が穴をあけて落下しましたよ! 細かく編む技術でなんとか形状を保つだけの強度なんですよ! R:でも、これ私は1年に5個はつくれるよ。 ?:なんか誇らしげですけど、量産できないレジ袋なんて採用できませんから! オープンして最初の数人への限定配布になってしまいますから! R:しかし、使う消しゴムによってカラーバリエーション豊富だし、良いにおいのだって作れるよ? ?:素材の時点でアウトなんですよ! リサイクルにしても廃材感が出すぎなんです! はいボツ! ボツボツ! 二つ目の案もボツです! R:くぅ〜、二つ目もボツにされてしまいました ?:何も疑問は覚えませんね。 じゃあ、次のにいきますよ。 他にレジ袋の注意書きでどんなことが書いてあるかわかってますか? R:そりゃ、オフコースだよ。 「摩擦で衣服に色がうつることがあるから擦らないように注意」だろ? ?:そうです。やっぱり知ってるんですね。 じゃあ、何で 袋 の 外 側 に ド ロ ド ロ の 絵 の 具 が ベ ッ ト リ つ い て て 内 側 に は マ ッ チ の 箱 に つ い て る 点 火 用 の 赤 リ ン が び っ し り ついてるんですか! R:おふざけだよ。 ?:もうまともな言い訳もないんですね! サンプル品としてこれが送られてきたときはビックリしましたよ! 外側がドッロドロの絵の具でベットベトなんですからね! R:だろうね。 ?:摩擦がなくても衣服に色がベットリつきますからね! 私のお気に入りのスーツは今クリーニング屋にありますから! R:そりゃ、申し訳ないね。 ?:そして内側です! 単刀直入に言って何でマッチを擦らせようとしてるんですか! R:これは便利だと思うがね。 ?:無駄なコストを生むだけで実用性皆無です! これは真っ先にボツだと思いました! ボツオブボツです! ボツ of ボツ! あー言いにくい! R:まぁ、これは仕方ない。 じゃあ、最後の一番普通のレジ袋しか残ってないね。 ?:これは逆にビックリしましたよ! 狂気染みた品々の中に1つ普通のレジ袋が混じってたんですから! R:まぁ、オリジナリティーに欠けるという点がカリスマ袋デザイナーとしてのメンツにってのがあるけど。 ?:まともなのがこれだけなんではじめからこれの話だけで良かったと言えばそうなんですがね。 R:じゃあ、これで決定ということでいいね? ?:いや、これもボツです。 R:そんなバカな! 何故だい!? ?:レジ袋って「プラ」を矢印で囲んで、その下に「PE」って書かれたマークがついてますよね? でも、何でこれは 「 P.E.」になってるんですか! 体育じゃないですか! こういう小さな仕掛けがムカついたんでボツです! R:完全に君の個人的な感情じゃないかそれは。 さすがに遺憾だよ。 ?:そうですよ個人的な感情ですよ! でも、デザインしてるときのあなたのどや顔が浮かんできますし、現にあなたが「はっはっは、気づいたか」的な満足げな顔をしてましたし! R:ふむ。それに君はPhysical Educationの略で体育ととったようだが、Politics and Economicsで政治・経済のほうなんだよ。 ?:どっちでもボツにはかわりないです。 というわけで、会議は以上とさせていただきます。 当プロジェクトからアル山さんには外れていただいてチーム一同頑張ってうちのコンビニのレジ袋デザインを開発していきます。 R:打ち切られてしまったよ。 じゃあ、最後に一つだけ言わせてくれ! ?:何でしょう? R:こんなにも僕の案を たくさんの言葉で袋だたきにしなくても………… ?:カリスマ袋デザイナー帰れ! |
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予選52位(1次予選敗退)
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○おふざけだよ。
・もっと掘り下げてほしかったなあ。核のボケが少ないだけに。ただ3つめの「おふざけだよ。」が本当におもしろかったです。 自己紹介があまりにも説明ゼリフなのは引っかかりましたが、それはさておき。 題材もボケもオリジナリティがあって強盗が意図がわかりづらいのを除けばどれも面白いし、 改行や空白を駆使した絶妙の間にも笑ったんですが、出てくるアイディアが四つだけなのは物足りないです。 一つの注意書きで一つのボケ(アイディア)で終わらせるのではなく、改善策や代案を用意してもっと遊んでほしかったです。 最初おもしろかったのに、なだらかに落ちて行った感じ。惜しい。やっぱ後半で落ちると厳しいですよね。 大笑いするところ、クスっとしかこないところと、笑いにムラはあるものの、 マスクのようなレジ袋や、消しゴムで編み込んだレジ袋など発想がとてもユニークでした。 特徴や機能性について事細かにツッコミを入れているので、使っている場面を想像しやすく、笑いやすさを高めています。 大喜利の延長のような形式のコントなので、展開に一捻りあったらより面白くなると思います。 「中に土を入れて振ると、土が全て紫色になる袋」 ↑前振りで言っていたこれを超えるボケが少なかったのが残念でした。 P.E.の発想は凄く良かったですが、強調してる所がことごとく外れてしまったのが痛かったです。 毎回しっかりとネタを振ってから、着実に落としてくる。見事なネタだったと思います。 だって……ねえ!? レジ袋にタイガーマスクって、ねえ!? そんなん、絶対おもしろいじゃないですか! 外側が絵の具でドロドロのレジ袋が届くとか、想像するだに笑えてくるじゃないですか! 大ボケと大ボケを繋いでいる間のやり取りでも読者を飽きさせることがなく、最後までしっかりと楽しませてくれるネタでした。 ただ、「P.E.」からの体育という連想は、個人的にはちょっと疑問が残りました。 |
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C−10 エントリーNo.004 天体観測 漫才〜インフルエンザ |
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翔:はいどーも! 天体観測ですー! 道産子漫才師として頑張りますー! ミヤ:いきなりなんですけど、風邪引きまして。インフルエンザでした 翔:あらあら。気をつけてよ! 体調管理はしっかりした方がいいよ! ミヤ:おかげですっかり太ってしまいましたよ 翔:普通逆じゃね? 思いっきり痩せるのが普通じゃね? ミヤ:インフルエンザ以前に比べて30キロ増量しました 翔:尋常じゃないくらい太ったな! 実験にでも失敗したのかよ! っていうかそんな風には見えないんだけど……? ミヤ:私、着痩せするタイプですからね 翔:すげぇな、お前! 30キロ増量を隠せるのかよ! で、インフルエンザは大丈夫だったんですか? ミヤ:あぁ。インフルエンザのモンゴル型でした 翔:ねぇよ、そんなの! 香港型とかなら聞いたことあるけど! ミヤ:3日間ぐらいずっと布団から出られませんでしたドスコイ 翔:おい語尾! モンゴル型ってそういう事なの!? ミヤ:いきなり40℃近くまで熱が上がって死ぬかと思いましたハッケヨイ 翔:一癖も二癖もあるな! 会話に集中できないよ! ミヤ:まぁ、今はすっかり治ってピンピンしてるんですけどねノコッタノコッタ 翔:せめて語尾統一してくれや! 本当に治ってるのか!? 副作用的な何かを感じるんだが! ミヤ:体調が辛くて辛くて大変だからちゃんと病院に行きましたもん 翔:まぁ、早く治したいですもんね。あと語尾が元に戻って良かったです ミヤ:せっかくなんでオープンカーで行きました 翔:インフルエンザなのに!? 真冬の北海道なのに!? 何がせっかくなんだろうか!? ミヤ:水着で運転しましたけどね 翔:インフルエンザなのに!? 真冬の北海道なのに!? ウルトラスーパーペチャパイなのに!? ミヤ:ミヤちゃん張り手ー!! 翔:ぐへあっ!! こんなとこにもモンゴル型の影響が…… ミヤ:で、病院に着いたんですけど受付の人が関取みたいな女性でした 翔:失礼だろ! ミヤ:保険証と診察券と塩を投げておきました 翔:受付の人、関取じゃないから! ただの太ったおばさんだから! ミヤ:病院ってどうしてあんなに待ち時間があるんでしょうかね。退屈でしょうがありませんでしたよ 翔:あぁ、わかるわかる。平気で2時間ぐらい待つこともあるもんな ミヤ:あまりにも暇なんでちゃんこ鍋作ってしまいましたよ 翔:病院で料理してるんじゃねぇ! ミヤ:でも持ってきた塩を投げつけてしまったので味がありませんでした 翔:その為に塩を持ってきていたの!? 随分と用意がいいな! ミヤ:その後診察室に呼ばれたんでお医者さんにも振舞ったんですけどね 翔:いいよ、そんなことしないで。ちゃんとインフルエンザ治してもらえよ ミヤ:お医者さんに怒られてしまいましたよ。「鍋に味が無いぞ! それとインフルエンザなのに病院に水着で来るな!」って 翔:怒る順序間違ってないかな!? 先に水着で病院に来たことを叱責してくれよ! ついでに頭の検査もしてやってくれよ! ミヤ:それでお薬を貰ったんですけど、粉末状の薬だったんですよ 翔:粉末かぁ。苦かったりして飲み辛いんだよなぁ ミヤ:独特の味だったんで鍋に入れてみました 翔:ちゃんと薬飲めよ! なにダシを取ろうとしてるんだよ! ミヤ:お医者さんも大変満足していました 翔:医者ー! 食ってるんじゃねぇ!! ちゃんと患者の病気を治してよ! ついでに豊胸手術もしてあげてよ! ミヤ:ミヤちゃん上手投げー!! 翔:ぎゃあああああああ! ミヤ:インフルエンザのおかげで技が増えまして 翔:あいてててて……ということは結局、薬は鍋に入れたものしか飲んでないんですか? ミヤ:いや、お医者さんが看護婦さんにもおすそ分けしていたら私の飲む分が無くなってしまいました 翔:バカじゃないの! ミヤ:ということで病院を追い出されまして 翔:結局、薬を飲んでないじゃない! つまりまだ完治してないかもしれないの!? ミヤ:そんなことないよ! ご飯もいっぱい食べれるし、まわしを取るのも上手くなったし、土俵際は粘り強くなったし! 翔:力士に特化してるじゃねぇか! 日常生活のいつ土俵際の粘り強さを発揮するんだよ! ミヤ:シカと泥んこプロレスやってる時とか…… 翔:お前にそんな日常は無い! ミヤ:シカとポッキーゲームしている時とか…… 翔:目を覚ませよ! インフルエンザとかじゃなくてもっとやばい病気な気がしてきたよ! ミヤ:シカとペロペロウフフン競争している時とか…… 翔:淫靡な響き! っていうかなんでずっとシカと過ごしているんだよ! ミヤ:私と遊んでくれるのなんてシカしかいない…… 翔:悲しいよ! ダジャレがもの凄く悲しいよ! ミヤ:まぁ、この前家が火事で無くなったんですけどね 翔:いきなり何のカミングアウト!? 脈絡無さ過ぎて驚くわ! ミヤ:まぁ、前から引越ししたいなぁって考えていたんでちょうど良かったですよ 翔:あらやだポジティブ! 見習いたいわぁ ミヤ:実は引越しの際に考えていることがあるんですよ 翔:ほうほう。それはなんでしょうか? ミヤ:私って四季を感じながら生きている俳人みたいなとこあるじゃないですか 翔:変換ミスってません? 廃人の間違いじゃないですか? ミヤ:だから季節ごとに住居を変えていこうかなと 翔:どういう事ですか? ミヤ:例えば秋だったら山の食べ物が美味しいから山の近くに住もうとか! 翔:あら素敵じゃない。じゃあ、夏だったら暑くなるから海の近くに住もうとか! ミヤ:いやいや夏はスイカが美味しいからスイカ屋さんの近くでしょ! 翔:随分とピンポイントだな! スイカ屋さんなんて滅多に無いから! ミヤ:春だったら野菜が美味しいから近くに人の影が無い農場の近くに住もうとか! 翔:こら、野菜ドロボー!! ていうか食ってばっかじゃねぇか! だから30キロも太るんだよ! ミヤ:そんなことないわよ! 夏は昆虫がたくさんいるから山の近くに住もうとも思ってるわよ! 翔:少年の考え方だな! ミヤ:で、どの昆虫が1番美味しいのか食べ比べするの! 翔:結局食ってるじゃねぇか! ミヤ:冬はかまくら作りたいから公園の近くに住む! イチゴシロップ持って! 翔:お腹壊しちまえ! ていうか思ったんだけど季節ごとに引越ししていたらお金とか大変じゃない? ミヤ:大丈夫。テントで生活して、季節が変わったら移動するから 翔:お前それ遊牧民じゃねぇか! 定住地を持たないで季節ごとにテント移動する遊牧民じゃねぇか! やっぱモンゴルかよ! ミヤ:まぁ、本当は火事なんて起きてないんですけどね。ウソです。ウソ八百です。モンゴル800です 翔:黙ってろ! このペチャパイ娘が! ミヤ:ミヤちゃんドロップキックー! 翔:それ、モンゴル関係な……ぎゃー!! ミヤ:(飛びながら)ありがとうございましたー! 翔:(飛ばされながら)ぎゃああああああああー! |
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予選19位(認定)
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○一癖も二癖もあるな!
・バカタレ。おもしろかった。淡々と飛んだボケをぶっこんで来るのおもしろい。 掛け合いの上手さとボケ・ツッコミの安定感はさすが。 ひとつのボケが次のボケの呼び水になっているボケの連鎖が読んでいて気持ちよかったです。 ただ、前半の完成度が高かった分、シカと遊ぶくだりと引っ越しから話が急に変わりすぎてとまどいました。 「脈絡ない」とツッコんではいるんですが、ここで話の流れと勢いが断たれちゃってもったいないです。 ニコイチにせずにインフルエンザから繋げてもっと引っ越しはもう少し短くまとめてよかったと思いますし、 最後にはちゃんとモンゴル型を出してまとめているわけですが、 もっと前にモンゴル要素を出せば(シカからダジャレボケに持っていくのではなく、羊にして遊牧民と絡めるなど)、繋がりが強くなって話が変わった違和感も減っていたと思います。 水着を着ていった理由や火事の原因、ペロペロウフフン競争など天丼に使えそうなボケもまだまだあるので、ここから練り直したものも読んでみたいです。 ボケにバカバカしさが増してきましたね。 進化してる…………天体観測の漫才の色々な部分に進化が見られて枚挙に暇がありません。 強いて挙げるならなんと言ってもツッコミですよね。端的なのに語彙が豊富で面白わかりやすい。 そして見えないはずのミヤさんの身体的特徴も上手く笑いに昇華できてます。 なぜシカと一緒なのかの理由づけが弱かったこと、 四季と共に移動する遊牧民生活のくだりがオチへのフリだとしても少々冗長で中身が薄いことを改善できると、 より隙の無い漫才に仕上がると思います。 風邪とインフルエンザは別物というツッコミはさておいて。 オチの投げやり感が想像すると滑稽だなぁ。 ただ、大きい笑いが入らなかったのが残念です。 コミカルなキャラクターのミヤさんから飛び出すとぼけたボケがおもしろかったです。 インフルエンザのくだりから引越しのくだりに切り替わる際、本当に脈絡が無さすぎて若干困惑しました。 引越しのくだりでは、そこまでにぽっちゃりキャラで押していただけに読めてしまうボケもあったように感じました。 ぽっちゃりキャラからか「モンゴル」というワードもうまく漫才の中で活かせていたと思います。 ミヤちゃん上手投げやミヤちゃん張り手など、ミヤさんが実力行使で翔さんを黙らせるタイプのボケは、強引さばかりがあってあまり笑いが伴っていないように感じられるんですよね……。 |
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