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| 囀りの意味 : 誰に何をPRするの? |
| 繁殖のために雄が目立つ場所で囀り、雌は雄の経験度や健康度を評価すると考えられています。 雄の体色は健康さを現し、不健康ならば紫外線の反射が下がり雌は不合格と判定するようです。 囀りの複雑さは経験の豊かさを表すようで、これも子孫繁栄のカギとして評価されるようです。 そこで、雄は囀りの中に他の野鳥のメロディーを入れる種もかなりいて、 クロツグミやキビタキなどの囀りには かなりの個体差があります。 ヒトだけでなく、子孫繁栄のための伴侶を決める大切な手段であり、 風流とは違う次元なのですね・・・ なお、雌は囀らず、地鳴きの「チッ」程度です。 鳴禽類(めいきんるい)の雄は 囀りに関わる脳の前側が大きく発達するそうです。 |
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| キビタキ雄:ウグイスの谷渡りをマネしていた | ||
| 道民の森では野鳥の名歌手が競っており、聞き比べてください。自然を見る目・聞く耳が一段と拡がるでしょう。 | ||
| 警戒声 : タカなど猛禽が現れると 野鳥たちは短く強い 「チッ」 と鳴きます。 この声は音源を定め難いうえ、大型の鳥には聞こえ難いことが知られており、小型の野鳥が共通して理解する警戒警報の声です。 |
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| 話が替わって ネズミの雄も恋歌を歌うそうです!(岡ノ谷一夫氏) でも、超音波なのでヒトには聞えない・・・ 「ウーン 残念」? それとも 「ヨカッタァー」ですか? |
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| トピックス | 野鳥とヒトでは 色覚・聞き分け能力に大差があり、野鳥はヒトの可視範囲(約400〜700ナノメートル)を超え、 |
| 紫外線の一部(300〜400ナノメートル)が見え、また僅かな色の差をハッキリ識別出来るほか、 | |
| 時間当たりの聞き分け能力が非常に大きい(=すごい早口・早耳)ことも判っています。 | |
| 種によっては 地球の磁気を頼りにアラスカからニュージーランド間を8日間で渡ることも判ってきたそうです。 | |
| 最新の鳥類参考書 T.バークヘッド 「鳥たちの驚異的な感覚世界」 河出書房新社2013 | |
| 身を守るためのサクラの工夫 | ||
| 葉が柔らかい季節は 食葉性昆虫たちが食べまくる時期です。 植物も毒を含むなどの対策を立て生き延びてきた筈です。 桜の類では 葉の柄などの蜜腺から蜜を出してアリを寄せ、葉を食う虫を追い払う術を採りました。 蜜腺は夏には干からびているので 只の飾りと思うこともありますが、一番危険な若葉の時期に 糖分を奮発してアリをウロつかせているのだろうと気がつきます。 甘いものが嫌いな陸上の生き物はいないと思われます。 容易にカロリーが得られる餌として広く活用されているのでしょう。 アブラムシが不要な糖分を分泌してアリを手なずけているのをみると、 アリはカネ次第で植物の味方にも敵にもなる「自然界の普通なヤツ」なのでしょう。 |
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| サクラ(植栽)の葉柄の蜜腺で蜜をなめるアリ | ||
| 観察適地:焼き肉施設の山側の植栽木など | ||
| タネを広める工夫 | |||||
| アリを使ってタネを広める | |||||
| 春植物にはアリにタネを運んでもらう種が多く、ご馳走をタネにつけて巣に運ばせ、食後は土捨て場に蒔いてもらう! 「耕耘済み・日当たり良し」の場所へ配送してもらうとは「お見事!」ですね。 下の写真オクエゾサイシンのお土産(エライオゾーム)の大きいこと! |
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←オクエゾサイシンの果実を運ぶアリ ゼリーは棒状に見える部分 |
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| オクエゾサイシンの花→ | |||||
| 他に スミレ類、カタクリ、エンレイソウ、ニリンソウ、エンゴサク なども お土産を種子に付けてアリを引き寄せる。 この手の植物が国内に約200種類もある!(多田多恵子氏) |
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| 初夏の落ち葉 = 生息痕跡を見つけよう | |||
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哺乳類に遇うと一日中うれしい気分がします。 熊でさえ 遠くならば 「良し」 とするでしょう。 しかし、遭遇のチャンスが少ないのが残念な点です。 実物でなくとも 生息の痕跡が見つかれば ワクワクする方も多いのでは・・・ 6月の初めころ 左の写真のように新鮮なカエデ類の葉が 歩道に散っているのに気付きます。 これはエゾリスが葉柄の基部を食べて残りを地面に落とした痕です。 林内の歩道でよくみられるので気をつけて歩くと見つかります。 |
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エゾリスは昼間だけ活動すること、木の上の活動が主であること、 鋭い「ビッ」や 幹を上り下りする音で気付くなども知っておくとよいでしょう。 巣は樹洞を利用するほか、小枝を上手に編んだ球形の巣を幹に接して高い所に作ります。 カラマツに作った巣は 左の写真のように落葉後は丸見えですが、鳥の巣とそっくり。 トドマツなど常緑樹の場合は 枝葉が濃いため見つからないでしょう。 |
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| カラマツに作られたエゾリスの巣は鳥の巣と似ている。(札幌市) | ||
| 5・6月はオサムシのシーズン | |||||
| オサムシ好きの方・・ | 虫嫌いな人も 気味悪がらない不思議な魅力・・色、形、・・ 北海道にしかいない虫・・オオルリオサムシが見られるかも。 |
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昆虫の色の不思議 |
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カナブンなどキラキラした虫は体に色が付いているのではありません。 構造色といわれ、体表にある多数の薄膜各層で反射する光の波長の わずかな差に応じて 虹の七色のうち特定の色が強められていると 説明されています。 オオルリオサムシには構造色によるルリ色〜緑〜赤銅色の 個体差があり、右の写真は新しい10円玉の色です。 |
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オオオサムシの食べ物 |
:カタツムリに頭を突っ込んで 食べているのを見かけます。 他にミミズ、蛾の幼虫などを食べる肉食性です。 |
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| オオルリオサムシ 「木漏れ日棟」付近で 5月23日 | |||
| 目 立 ち 過 ぎ の ピ カ ピ カ 色 の 体 で 安 全 な の か な ? | |||
| 諸説ありますが九州地方では夜行性のオサムシが多く、体が黒いのに反し、 北海道では昼行性で体色も鮮やかであり、有毒種が多いことから警告色であると考えられています。 オサムシやハンミョウには 羽が退化した種が多く、地域で体色が偏りやすいのでしょう。 なお、園内で10月に見られる メノコツチハンミョウも輝く構造色ブルーの虫ですが、触るとカブれる成分を出します。 この例も 黄色と黒の派手色をしたスズメバチと同様に 防衛目的の警告色であるとされています。 |
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| その他のオサムシの写真をご覧下さい。 他に スラっとしたマイマイカブリも見つかります。美しい姿と色を楽しんで下さい。 | |||
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| エゾアカガネオサムシ 案内所駐車場 5月30日 | エゾカタビロオサムシ 案内所駐車場 6月16日 | ||
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