この言葉は古事記や万葉集の歌に何カ所か出ている言葉である。「まほらば」「まほらま」とも書かれ、一言で言えば、「優
れた良いところ」「美しい秀でた良い国土」という意味である。古事記では、日本武尊(やまとたける)は「大和は国のまほろば、たたなずく青
垣山こもれる。」と詠い、万葉集では大伴家持が「谷くぐのさ渡る極み聞こしおす、国のまほろぞかにかくに」と詠っている。
「ま」は美称の接頭語で、「ほ」は包まれこもった秀でた所を言い「ろ、ら」は接頭語である。美しい大和の国の姿を詠ったのである。
三芳地区が村であった昭和50年(1975)末、安藤不二夫村長が「安房のまほろば三芳村」と言い出してから、この言葉の語源や音韻の美し
さや穏やかさが、当時の村民の胸に染みこんだ。そして、昭和61年(1986)にできた「三芳音頭」にも、その後創られた「まほろば音頭」に
もこの言葉が繰り返し歌いこまれて、住みよい三芳を讃えている。
TOP