第十番三室戸寺からマイカーで北へ5kmほど行ったところに醍醐寺がある。醍醐寺は、醍醐山の麓にある三宝院を中心とした下醍醐と山上の上醍醐からなり、上醍醐の准堂が第十一番の札所となっている。
醍醐寺といえば「桜」、秀吉が永眠の5ヶ月前に700本もの桜を移植し、下醍醐から上醍醐へ至る途中の槍山千畳敷で催した花見は有名である。
醍醐寺の駐車場に車を停め、三宝院、霊宝館を通り、さらに仁王門から国宝の金堂、五重塔を見ながら進むと、一旦醍醐寺の敷地から外へ出る。そこから少し進むと、上醍醐寺への参道入口にあたる女人堂に出る。
いよいよここから約2km(1時間以上)の山登りが始まる。中ほどの観音さんで一息入れると周囲は昼なお暗い深山の世界。寺の山号である深雪山を実感する。
山頂

醍醐寺 五重塔

醍醐寺のもみじ

近くの醍醐寺
周辺の見どころ
第十番三室戸寺からマイカーで行くには奈良街道を北上、六地蔵交差点を右折し旧奈良街道へ入る。山科からは国道1号線東野交差点を南下、外環状線、醍醐街道を経て旧奈良街道に入る。三室戸寺から約7km、東野交差点から約5kmの道のりで醍醐寺に着く。
上醍醐寺へは、醍醐寺周辺に車を置き徒歩で1時間〜1時間30分の山登りをする必要がある。
三十三ヶ所最大の難所と言われるだけあってかなりハードなハイキングになることを覚悟しておこう。
当然それなりの服装とシューズで出かけるようにしたい。特に夏場は水分補給も忘れないようにしたい。
京都市伏見区醍醐醍醐山1
第十一番 上醍醐寺
水掛地蔵
参道入口
参道入口の女人堂、昔はここから女人禁制

薬師如来と本尊の分身

テキスト ボックス: 逆縁も
もらさで救う 願なれば
准胝堂は 
頼もしきかな
醍醐水では、ちょうど外国のTV番組の収録中でした

本尊の分身
←准低観音→

【駐車場】
周辺にはあまり駐車場はなく、醍醐寺にある駐車場が便利で、約150台収容できる。料金は700円。そこから醍醐寺の中を散策しながら女人堂を経て上醍醐寺へ向かうルートが一般的であるが、少しでも歩く距離を少なくしたい人は、醍醐小学校の南の道を東に入ると女人堂手前に数台駐車できるスペース(無料)があるのでそこに停めておくのが便利だが、朝早く行かないと空いていない。
【駐車料金】 700円(醍醐寺駐車場)
【拝観料】  600円(醍醐寺金堂)
観音菩薩
マイカーで行く 西国三十三ヶ所巡り
八丁から階段
ここから山登り
最後の石段
ちょうど中ほどにある観音

結縁御開帳期間 本尊が安置されている醍醐寺の金堂

醍醐水
五大力と五大堂
最後の石段を登り終えると、そこに湧くのが霊水「醍醐水」。醍醐寺の開基 理源大師聖宝が寄宿していた貞観寺より東にたなびく五色の雲を見て、この地を訪れた際、現れた老翁が泉の水を飲み、「ああ醍醐味かな」と言って仏法を広めるよう言い残したとのこと。これを地主神横尾明神のお告げと悟った聖宝はこの山を「醍醐山」、霊泉を「醍醐水」と名付け、小堂宇建立し、柏の霊木に3年がかりで如意輪の2体の観音像を彫り、安置したと云われている。本尊は観音で、観音自体が日本での作例が少なく、西国三十三ヶ所の中でも本尊としているのはこの醍醐寺のみである。
現在、本尊は秘仏とされているが、毎年5月18日の御開扉法要の前後の期間は開帳されている。

准胝堂は2008年8月24日未明に落雷による火災で本尊もろとも焼失した。
火災後、上醍醐寺は閉鎖され、上醍醐寺への登山口になっている醍醐寺の女人堂より奥に立ち入ることは出来ない状況にあったが、2009年1月から上醍醐への登山が可能になった。(入山料600円)
火災以前、准胝堂で行っていた上醍醐寺の納経は火災後、女人堂で行われており、焼失した本尊の分身が安置されている。

ただし、2009年の結縁御開帳の期間は、醍醐寺の金堂内薬師如来の前に安置され、公開されている。
約1時間でやっと「本堂 堂」
(2008年8月24日落雷により焼失)
真言宗醍醐派 深雪山 上醍醐寺