本尊の千手観音はインドエンブ川の砂金で造られたそうな
滋賀県大津市と京都府宇治市の境にある岩間山(標高443m)の山上にある。第十一番上醍醐寺のある笠取山とは山続きで、この間は東海自然歩道となっており、ハイキングコースとしても人気がある。さらに岩間寺から山をくだり瀬田川のほとりまで来るとそこには第十三番石山寺がある。

上醍醐寺からマイカーでいったん北上し、国道1号線を大津方面へ。瀬田大橋の手前から瀬田川沿いに南に入る。石山寺を過ぎたあたりから山手に。一気に岩間山を登ると頂上付近に駐車場がある。
駐車場からはなだらかな坂道を登り、ぼけ封じ近畿十楽観音霊場第四番で有名なぼけ封じ観音や白姫龍神を見ながら約200mで本堂に着く。
駐車場からの参道
テキスト ボックス: 水上は
いづくなるらん 岩間寺
 岸うつ波は
    松風の音
観音菩薩
紅葉の向こうには、瀬田の町並み
マイカーで行く 西国三十三ヶ所巡り
722年,元正天皇の病を法力で治した泰澄(たいちょう)大使が勅命を得て建立したと云われ、大使は桂の木から千手観音を感じ、その木で千手観音像を彫り、胎内に天皇の念持仏を入れ本尊とした。その桂の像は朽ちて失われたそうで、現在の本尊は胎内仏。体長15cmの金銅仏千手観音立像で本堂奥の三重の厨子に安置されている。
小さな本尊は毎日日没になると厨子を出て、百三十六地獄を駆け巡って、火攻め水攻めに苦しむ罪人を救い、明け方汗だくで戻られるとされ、別名「汗かき観音」と言われている。金属でできている観音像であるから結露による現象なのであるが、この本尊を目前にするとなるほどこの本尊ならではと思わせられる。
泰澄がこの地に伽藍を建立しようとし、工事を始めたころ、なぜかたびたび落雷があり、困り果てた泰澄が雷様を捕らえ、なぜ邪魔をするのか聞いてみたところ、弟子になりたくて近寄ってきたということだったので、弟子にする代わりに工事の邪魔をしないことを約束させたという。それゆえに「雷除け観音」と呼ばれるようになったそうである。

開帳記念のお守り

ご開帳の本堂

ひょうたん
体長15cm金銅仏の本尊

お前立ち

西国三十三ヶ所お砂踏み
真言宗醍醐派 岩間山 正法寺
日本一の長寿桂

夫婦桂

銀杏の巨木

ミニ仏像
鐘楼とぼけ封じ観音像
周辺の見どころ
第十三番 石山寺 「周辺の見どころ」へ
第十一番上醍醐寺からマイカーで行くには醍醐寺の南を走る醍醐大津線を大津方面へ醍醐山を越え、中千町(下の地図の中央)まで抜けることができるが、よほど運転に自身があり、山中を走りなれている人以外は避けた方がいいでしょう。
また、徒歩では上醍醐寺から山の稜線を歩いて5kmほどで岩間寺に出られるが、車では一旦国道1号線山科方面に出て、大津方面へ、瀬田川を南に下り石山寺へ抜けるのが安全
上醍醐寺から1時間ちょっと、石山寺からは約15分
滋賀県大津市石山内畑町82
第十二番  岩間寺
【駐車場】
石山寺の南で瀬田川沿いから山の方に入り、千町からさらに山中に入る。結構長い山道を登りきると山上に寺専用の駐車場がある。
【駐車料金】  無料
【入山料】   300円
【内拝料】   300円