青岸渡寺は西国三十三ヶ所中最も南にある。京阪神からマイカーで行くには、阪和道の南紀田辺ICからさらに国道42号線を100kmほど東に走ることになる。美しい海岸沿いを約3時間走り、串本方面から国道42号線を那智駅前で左折、補陀洛山寺を右手に約10分走ると、那智の滝への入り口にたどり着く。
そこからさらに数百メートル、両側にみやげもの屋が並ぶ道を奥へ進むとほとんどの店に有料
駐車場がある。
寺の隣には、熊野三山の一つ熊野那智大社、近くには、那智の滝があり、風光明媚なこの地域はいつも観光客で賑わっている。
車を停め、大勢の参拝者でにぎわう参道の石段を登り始める。
途中、熊野那智大社への石段を右に折れ、青岸渡寺を目指すと表参道の山門が現れる。
そして、最後の石段を登り、合計450段の石段を登るとようやく本堂にたどり着く。
本尊の
如意輪観世音菩薩は、年に3回(節分会・4月第二日曜・8月17日)の
ご開帳、右ひざを立て、右の手の甲を頬にあてて、思いにふける姿が印象的である。
修験道では、如来や菩薩は神が具現化したものとされ、神仏を分かつことはない。このようにして、那智の霊場には、神を祀る霊場と仏を祀る堂が立ち並ぶようになり、この青岸渡寺は那智の霊場にできた如意輪堂をその前身としており、元来、隣接する熊野那智大社と一体のものであった。
仁徳天皇の時代(4世紀)、はるばるインドからやってきた裸形(らぎょう)上人が熊野浦に漂着し、那智の滝で観世音を感得し、開山したと言われている。
その後、推古天皇(6世紀ごろ)の勅願により、大和の生仏(しょうぶつ)上人が椿の大木を刻み、その像内に裸形上人が感得した観音像を納め、如意輪堂を築いて安置したと云われる。現存する本尊は、高さ3mの大きな素地像で、本堂が再建されたときの再興像と考えられている。
平安時代には法王となった
花山天皇が観音巡礼を発願、当地の如意輪滝の前で千日籠り(988年)に入り、西国三十三ヶ所観音巡礼がはじまったとされている。
本堂に向かって左に、「熊野那智大社」、右手には三重塔後越しに落差133mの「那智の滝」が見える。
【駐車場】
ほとんどのみやげ物屋に駐車場があるが、料金に差がある。
ほとんどは500円、商品5%割引や食事5%割引がついているところもある。
中には、400円いうところもあるので、探してみよう。
混んでいても、一番奥の熊野交通直営駐車場が広いので便利。(500円)
【駐車料金】 400〜500円
【拝観料】 無料 (三重塔200円)
【内拝料】 無料
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
国道42号線を新宮(名古屋・伊勢)方面または白浜(京阪神)方面から南紀勝浦 那智駅へ。
那智駅交差点を山間部方面へ、昭和シェル石油のGSが目印。
補陀洛山寺を右手に見て、約10分で到着。
R42新宮方面