寺の開基は源算上人で、彼は、平安時代は末法思想が大流行し、極楽浄土への往生を説く浄土教が急速に普及したが、その普及に決定的な役割を果たした恵心僧都源信(
えしんそうずげんしん)の高弟である。
1029年上人が47歳の時、この山に小堂を建て、自から彫った千手観音像を祀ったのがはじまりと云われている。本尊は1042年洛東の鷲尾寺から本尊として迎えいれられた仁弘(
にんこう)法師作の
十一面千手観音菩薩で、その右の厨子には、創建当時から今の本尊が迎えられるまで本尊とされていた開祖、源算上人作の
十一面千手観音像(脇の本尊)である。
全盛期には52の坊舎を数えたが、応仁の乱で大打撃を受け、衰退し、戦国時代に荒廃したと伝えられるが、徳川五大将軍・綱吉の生母で仏教に深く帰依した桂昌院の尽力で復興した。現在の伽藍はほとんどこのときの造営によるものである。
第十九番革堂から御池の地下駐車場まで徒歩で戻り、マイカーで御池通りを西へ、堀川通りを左折、五条通(国道9号)を右折、そのまま国道9号線を西へ、京都市の南西、向日市と長岡京市の境にある西山、大原野の奥へと向かう。
住宅街を離れ、右側に多くの寺が並ぶ狭い上り坂を走り、善峯川のせせらぎを聞くと寺は近い。
駐車場から石段を登ると、正面に一軒の茶店と左に重厚な造りの山門が現れる。山門を潜り、正面の石段を登ると本堂が姿を現す。
さらに多宝塔への石段を登ると樹齢600年の五葉松「
遊龍松」が横たわる。さらに石段を登り左方向に行くと薬師堂、奥の院へと続く、広大な土地を有する寺である。
薬師堂前また奥の院から眺める京都市内は絶景である。
【駐車場】
川に沿って、寺への細い道を進むと、バスがUターンできるほどの開けた場所がある。そこに車を停めて歩いて寺まで登ることもできるが、さらに進んで右方向に急な坂を登ると寺の有料駐車場がある。無人の料金収集機があるので、駐車料金を払って中に入る。2009年奥に駐車場を増設され、全部で80台ぐらいは停められるようになった。観光バスは上ってこないのでよほどのことがない限り停められないことはない。
【駐車料金】 500円
【拝観料】 500円
洛西の郊外、大原野の奥、少しわかりにくい場所にあるので、注意して進んでください。
第十九番革堂など京都市内からは国道9号線を亀岡方面へ、洛西の「国道沓掛口」交差点を左折し、4つ目の信号を右折、さらに2つ目の十字路を左折して「灰方」とい交差点を過ぎると後は道なりに進むと良い。
名神高速「京都南IC」からはIC出口を大阪方面へ左折、4kmほど走ったところの「横大路」交差点を右折し長岡方面へ。名神高速、JRの高架下を過ぎ「一文橋」交差点を過ぎてさらに1kmほど直進。「天天有」というラーメン屋の角を右折、さらに500mほどの「更ノ町」交差点を左折、次の「光明寺道」交差点を右折、竹やぶを過ぎた辺りの交差点を左折すると後は道なりとなる。