観音菩薩
大阪府茨木市総持寺1−6−1
第二十二番  総持寺

本堂

テキスト ボックス: おしなべて
老いも若きも 総持寺の
 仏の誓ひ
    頼まぬはなし
周辺の見どころ
マイカーで行く 西国三十三ヶ所巡り
また、観音像を彫る香木を探していた高房は、これを唐人に祖国で探すよう命じた。しかし、やっと探し求めた白檀の銘木は国の規制で持ち出せない。そこで無念の唐人はその白檀の銘木に「藤原高房公に贈る」と彫り、海に流したという。高房の死後、大宰府にいた政朝が海岸に流れ着いたその白檀の香木を発見。その木で仏師に彫らせたのが、本尊の十一面千手観音像だと云われている。
住宅街に突如現れる山門
第二十一番穴太寺からマイカーで安威川沿いに山間の道を走り国道171号線に出ると辺りはもう都会の雰囲気である。国道171号線をさらに南へ、住宅街に入ると突然正面に山門が現れる。かつてはこの周辺にも田園風景が広がっていたのだろう。

縁起によれば、9世紀前半、大宰府の次官となった藤原高房が任地へ向かう途中、漁民が大きな亀を捕らえ甲羅に穴を開けようとしていた。それを哀れに思い、自らの着物と交換し、亀を川に逃がした。翌朝、高房が淀川から船を出そうとしたとき、息子の山蔭が継母の陰謀で川に落とされてしまった。そのとき、高房が観音様にお祈りすると、助けた亀に乗って息子が帰ってきた。感激した高房は十一面千手観音を長谷観音のお告げで見つかった童子姿の仏師に彫らせるが、童子は仏像を彫る千日間の間誰も中に入らないこと、食事は山陰自身が作ることを条件にした。千日目の朝、どこからか声がすると、童子は空に飛んで消え、山陰が驚いて中を見ると、亀の背に立つ千手観音があり、千日分の食事が供えられていた。童子は長谷観音の化身だったと伝えられている。
そして、高房の死後、子供たちは諸堂を完成させ、三回忌にあたる890年に落慶法要が営まれた。
おみやげの般若経手拭い(まか、はんにゃ、はら・・・
【駐車場】
山門に向かって右側、寺の東側に専用駐車場がある。自動発券機の駐車券を取り、中に入る。
45分以内なら社務所ではんこをもらうと無料になる。
普通車が20台近く停められる。
【駐車料金】 45分以上500円
【拝観料】  無料
【内覧料】  300円
第二十一番穴太寺の駐車場を右に出て、そのまま南へ国道423号線を越え、東別院から車作を経て「名神茨木IC」を目標に国道171号線の「西河原西」の交差点に出る。ここを左折、3つめの信号「西河原」の交差点を右折し、JRのガードから300mほどの細い道を左折。案内板があるのでわかり易い。
京都方面からは国道171号線を名神茨木IC方面へ。
大阪・池田方面からは新御堂と国道171号線の交差点を過ぎ、さらに東へ。名神茨木ICを過ぎて5つ目の信号が「西河原」交差点。

千日間料理を作り続けた山蔭は、料理法や作法に通じ、「日本料理中興の祖」、「山陰流包丁式」の開祖とされ、境内には様々な建物があるが、山蔭堂(開山堂)には、軒に「包丁殿」と銘うった扁額が掲げてある。
毎年4月15日から21日まで秘仏の本尊が開扉され、4月18日には山蔭流包丁式が披露されている。

高野山真言宗 補陀洛山 総持寺

亀に乗った本尊