マイカーで西国三十三ヶ所霊場を巡りはじめておよそ8ヶ月。何もわからずに駆け足でただ訪問したという印象が強いが、無事三十三ヶ所を周るきることができたことに感謝、そして再びこの三十三ヶ所を巡ることができるように、と善光寺を訪れた。
本来、四月の花の時期に訪れる予定であったが、ちょうど北京オリンピックの聖火がこの善光寺を訪れる日と重なり、混雑とテロの危険性を考え、一ヶ月遅らせることにした。
通常なら中央道から長野道に入り、長野ICで高速を下りるところ、今回は信州の風景を楽しみながらのんびりと長野市に入ろうと、松本ICで高速を下り、国道19号線を安曇野方面から犀川沿いに北上。
途中、道の駅「大岡村」の美味しく安いそばを味わいながら、さらに北上。
長野市に入り、「裾花橋」を渡るとあたりの風景は突然都会のビル街となる。そこから、国道117号線を左折、信大前を右折すると目的地は近い。
いくつかある公営の
駐車場に車を止め、にぎわう参道を本堂に向かう。
大門を過ぎると左手に「浄土宗の大本願」、仁王門を過ぎ、入母屋作りの山門の手前左には「天台宗の大勧進」を見、山門を過ぎると正面に国宝の本堂が見えてくる
善光寺を開いたのは本田善光卿で、欽明十三年百済から日本に渡った「一光三尊阿弥陀如来」を皇極元年(642年)この地に祀ったのが始まりとされている。内陣右の内々陣には、本田善光とその妻弥生、息子の善佐(よしすけ)を祀った御三卿の間がある。
本堂右の改札から左手の内陣には、頭上の欄間に輝く「来迎二十五菩薩」が手に楽器を携え音楽を奏でながら、極楽より迎えに来ている。また、一番左の中央には誰も乗っていない蓮台があり、善光寺にお参りに来た人々が極楽へと旅立つときのために用意されたものだと云われている。
左右には、
西国・坂東・秩父の各観音霊場札所の観音像が安置され、満願された人々がお礼に参拝する番外札所となっている。
本尊は「一光三尊阿弥陀如来」でインドから朝鮮半島を経て渡ってきた日本最古の仏像と言われ、秘仏とされている。前立本尊も7年に一度のご開帳となっている。
本堂地下のお戒壇めぐりは、本堂下の暗闇の回廊を巡り、本尊身代わりの「極楽のお錠前」に触れると極楽往生ができるとされている。料金は500円。
古来、この地は宗教者、民衆、武将にとってきわめて特別な場所で、ことさら親鸞上人も執心したと云われ、いまだになぜか人気のある聖地としか言いようがないふしぎな場所である。
【宗教的理由】
生涯に一度でも善光寺の本尊 阿弥陀如来にお参りすれば、例外なく極楽往生が約束されると信じられてきたためである。
絶対の秘仏として、その姿を見せることのない本尊は、脇侍として観音・勢至菩薩が控える阿弥陀三尊像と伝えられ、伝説によれば遠くインドで生まれ、朝鮮半島を経て渡ってきた日本最古の仏像と云われている。
巡礼地に祀られている観音は、阿弥陀如来の化身であることから、巡礼の最後に本体の阿弥陀如来にお参りすることで、帰結としたと考えられる。
【地理的理由】
そもそも「西国」とは、江戸から見て西ということで、伊勢、那智権現、熊野三山への参拝がその前提として存在していた。
こうした流れの中で、第一番が那智山の青岸渡寺からはじまる西国巡礼が定着したと考えられ、以降、紀州、畿内を経て第三十三番が岐阜の華厳寺で満願となるが、そこから江戸まではまだかなりの距離がある。そのまま中仙道を東へ行き、少し足を伸ばせば信濃の善光寺に立ち寄ることも可能であり、結願後、海沿いの東海道を行くより、少し遠回りをしてでも人気のある聖地を訪ね、お礼参りをしたいと考えたのであろう。
長野市元善町
長野IC出口を右折、裾花橋を渡り、約3kmで国道117号線と合流、さらに丹波島橋を渡ると景色は急に都会らしくなる。
中御所の交差点で国道19号線と合流(安曇野方面から国道で北上するとここに出てくる)、さらに県庁前を直進、信大前交差点を右折、国道406号線に入る。約500mほどで、大門交差点を左折すると、そこはもう参道の入り口である。
【駐車場】
R406の大門交差点を左折し、次の信号を左折すると公営の駐車場があるが、大門交差点付近は混雑が予想されるので、R406大門交差点の一つ手前、西大門交差点を左折し、次の交差点をすぎたあたりにある駐車場を利用するほうがいいかも。
【駐車料金】 500円 (確か2時間?)