本尊の如意輪観音座像
(現存するの日本最古の塑像)

本堂
石舞台
第六番壷坂寺からマイカーでわずか10分ほど北へ走ったところにある。のどかな田園風景が広がる飛鳥の中心付近、岡地区はこの明日香村の中心地で、この古く小さい町並みを通り抜けた山手に岡寺はある。
下の売店前の駐車場から明日香村を眺めながら急な坂を登ると、左正面に朱塗りの仁王門が見えてくる。
門の手前で入山料を払い、仁王門を潜ると、正面の一段高いところに三重宝塔、その奥に本堂が見えてくる。
周辺の見どころ
663年天智天皇の時代に、義淵により岡宮旧跡に建立されたことから通称「岡寺」の方が有名となっている。
この年、草壁皇子が自分の住んでいた岡の宮を仏教道場に改め、当時の仏教の指導者であった義淵に寺を開かせ、創建1300有余年の歴史を持っている。
義淵僧正は、近くの農地を荒らす悪龍を法力により小池に封じ込め、大石で蓋をした。この伝説がこの寺の正式名称「龍蓋寺(りゅうがいじ)」の原点であり、今でも本堂前に「龍蓋池」がある。
観音菩薩
マイカーで行く 西国三十三ヶ所巡り
駐車場への帰り道からは、「明日香村」を一望
テキスト ボックス: けさみれば
つゆ岡寺の 庭の苔
さながら瑠璃の
     光なりけり
真言宗豊山派 東光山 岡寺(龍蓋寺)
本尊の如意輪観世音菩薩(重要文化財)は、現存するものでは日本最大の塑像で、如意輪観音像としては最古の作品である。がっちりと肉付きの良い顔が印象的で、奈良時代の仏像の特徴を示している。土で造形する塑像は、大きくなりすぎると自重で崩壊してしまう。この像が限界に近い大きさなのであろう。如意輪観音は六臂の像が多いが、この像はニ臂で右手を施無畏印(せむいいん)、左手を与願印(よがんいん)としている。
体部は後世にかなり修復されており、特に脚部は制作当初の半はんか)から現在では結跏趺坐(けっかふざ)に改められている。
【駐車場】
寺の前に数台停められるスペースがあるが、客待ちのタクシーなどが停まっているので下の道沿いにある有料駐車場を利用するのが懸命。北から来ると、岡寺に上がる手前のカーブ途中に一軒のみやげ物店があり、その前に結構広い駐車場がある。車を停めると店の中からおばさんが料金を集金に来る。駐車場から寺までは少しきつい坂を5〜6分上ることになるが、坂からは明日香村が展望できる。
【駐車料金】  500円
【拝観料】    300円
【内拝料】    無料
第七番壺阪寺から岡寺までは10kmほど。車で約20分、国道169号線を北へ、岡寺駅前で右折、明日香村JAを過ぎた辺りで左折するとすぐ。
また、第八番長谷寺からは15kmほどで、車で約30分。国道165号線を西へ、桜井駅を過ぎた辺りで左折、県道124号線を南へ。飛鳥資料館付近を左折。
奈良県高市郡明日香村岡806
第七番  岡 寺