興福寺の五重の塔
冬の休日、自宅を暗いうちに出て、南円堂近くに着いたのは8時すぎ。周辺の観光地はまだ観光客も少なく、ひっそりと落ち着いた寺院の雰囲気を漂わせている。
朝早かったので、近くの24時間駐車場に車を停め、興福寺の境内に入ると、鹿せんべいをねだる鹿たちが出迎えてくれる。周辺はまだ散歩する地元の人たちと三十三ヶ所巡礼の人が数人だけで、日中からは想像できない静けさであった。

第八番長谷寺からマイカーで行くには、桜井から30kmほど国道169号線を北上することになるが、休日や観光シーズンは奈良市の手前からかなりの混雑が予想されるので、覚悟しておいたほうが良い。
南円堂は南都七大寺の一つである興福寺境内の南西にある。西国三十三霊場で不空羂索観世音菩薩を本尊とするのはここだけで、すべての願いを空しいものにすることなく叶えてくださるという意味の観音さまと言われ、鎌倉時代の運慶の父、康慶とその一門の作とされ、国宝に指定されている。
興福寺は藤原氏の氏寺で、大化改新を天智天皇と共に主導した藤原鎌足が病気になった際、妻の鏡女王(かがみのおおきみ)が669年に平癒を祈願して建立した山階寺(やましなでら)が始まり。710年平城遷都にあわせて現在の地に移転し、興福寺と改名された。南円堂の開基は藤原冬嗣、813年のことで、父の追善供養として建てられた。しかし、その後、平家の南都焼き討ちや度重なる火災で創建当時の建造物は失われ、現在の建物は4代目で、1741年に復興されたものである。
春と秋のみ開扉される北円堂は興福寺最古の建物で、五重塔とともに鎌倉時代のもの。他にも金剛力士像、天燈鬼・龍燈鬼立像などの国宝や重要文化財が多く、そのほとんどが興福寺国宝館で一般公開されている。
奈良県奈良市登大路町48
第九番  南円堂
周辺の見どころ
奈良国立博物館】
西国三十三所展
猿沢池と南円堂、五重の塔
テキスト ボックス: 春の日は
南円堂に かがやきて
 三笠の山に
   晴るるうす雲
奈良市の中心、県庁の南にあるので、アクセスは非常に便利である。むしろマイカーでなく公共の交通機関で行くほうが周辺の観光も含めて便利なのかも知れない。
この辺りは奈良でも有数の観光地で、休日以外でもかなりの混雑が予想される。周辺には「ならまち」「奈良公園」など見どころが多いので、朝早くから出かけて時間をかけてゆっくりと散策するのもいいでしょう。
【駐車場】
興福寺の駐車場のほかに、県庁横に奈良登大路観光駐車場がある。
興福寺駐車場は、9:00〜17:00 900円、1回
観光駐車場は、6:00〜22:00 1,000円、1回
かなりの混雑が予想される。時間をずらして少し早めに駐車したい人は、興福寺南にあるならまちセンター駐車場(24時間)が便利だが、長時間駐車すると割高になる。
その他奈良市内には上記以外にも数多くの駐車場があるので、各サイトで検索されることをお勧めします。
【駐車料金】 900〜1,000円
【拝観料】  無料
【内拝料】  300円
マイカーで行く 西国三十三ヶ所巡り
鹿煎餅を買う客を待つ鹿

本尊の不空観世音菩薩

法相宗  興福寺南円堂
観音菩薩
有名な奈良漬け屋さん
鹿のお出迎え
参道の様子
仁王門
大仏殿
東大寺】
世界文化遺産の碑
参道の様子
万燈籠
本殿
【春日大社】
【ならまち】