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ガクアジサイ(アジサイ科アジサイ属) 額紫陽花
ガクアジサイ(アジサイ科アジサイ属) 額紫陽花  別名 額草(がくそう) 額花(がくばな) 

額花(がくのはな) 
 

日本固有種で房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、南北硫黄島、紀伊半島の沿岸部に自生する2

〜3mほどの落葉〜半常緑の低木。

花期は6〜7月で少数の大きな装飾花が周囲に、多数の両性花が中央に集まって付く。装飾花の萼片は

、1.5〜2.5cmの広卵形、白色から青紫色で3〜5個付き、両性花の花筒は葯1.5mmの倒円錐形4〜5個

の小さな萼片があり花弁は5個。葉は単葉で対生し、鋸歯がある。樹皮は、灰白色で縦に浅い割れ目が

入りはがれる。果実はさく果で11月から12月に熟し種子を散布する。


和名の額紫陽花は、周囲に装飾花の咲く様子を「額」に見立てて名付けれています。


あじさいの古名は、「あずさヰ」であり、「あず」は小さいものが集まるという意味です、装飾花のみ

のアジサイは、万葉時代にはすでに栽培されていたようです。「さヰ」は、青い花を現す真{サ)藍(

アイ)を略したもので、かっては、集真藍の字が当てられていて、小さな青い花が集まって咲くことか

ら、あずさヰと呼ばれるようになりました。


現在の呼び名である紫陽花は、中国、唐の詩人白居易が白と碧の混じった珍しい球状の花があると案内

され、その花を見て「君がため名づけて紫陽花となさむ」という詩を詠んだことに始まります。これを

平安時代の学者源順が、誤ってか、あるいは、意図してかは不明ですが、アジサイを「紫陽花」とした

ことに由来します。


花(正確には蕚片)の色は、土中のPH、酸性度合いによって左右され、発色色素アントニアシンと結び

付く溶けだしたアルミニウムの量に大きく変化します。この量が多いと青色に発色すると言う訳です。

紫陽花の花は、七変化と呼ばれたように、青から、赤へと多彩な色を出すことから、変節、節操がない

と言われ又、何時までも花が咲いていることから、かっての武家社会では、潔くないと嫌われていまし

た。万葉集には2首取り上げられていますが、それ以後芭蕉句に登場するまではあまり登場することな

く、歓迎されなかった花だったようです。

明治維新の後、ヨーロッパに渡り、盛んに品種改良され、西洋アジサイと名前がつくほど品種が増えて

います。