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ハナカタバミ(カタバミ科カタバミ属)花片喰 花酢漿草

ハナカタバミ(カタバミ科カタバミ属)花片喰 花酢漿草 別名 てづつ オキザリス・ローザ

南アフリカ原産で日本には、江戸時代の末期(19世紀半ば頃)に観賞用として持ち込まれてい

る。カタバミ科の多年草で花期は8月から10月。葉の間から長い花茎を出し3cmほどの淡紅色

の5弁花の花を数個から10個前後咲かせる。葉は、倒心形で4cmほどの3小葉からなり、縁に

は細毛がある。雄しべは上下2段に付き、雌しべはその下部に付く。根茎によって増殖すること

から、随所に野生化しているのを見かけ、ピンクの大柄な良く目立つ花を咲かせている。


片喰の名は、就眠運動により夜間、葉を閉じ、片方の葉が食べられたように見える事からカタバ

ミ科の植物に付けられた名前で、夜間帯、花と葉を閉じる特徴があります。花は光量に影響され

るのか、夕暮れ時には閉じ始めそれに遅れて暗くなった頃、傘を閉じおりたたむように葉を閉じ

ています。それとは逆に早朝の明るくなった頃でも花は閉じられたままですが葉は開いています

。葉の付根の部分にある葉沈(ヨウチン)の細胞内に水を出し入れすることでこの運動を行って

いるようですが、この水の出し入れに少し時間がかかるようです。花の開閉と葉の開閉時期に時

間差があるように見えます。
酢漿草は字の通り葉にシュウ酸を含み酸っぱいことから名前が付け

られています。
夜間に活動する昆虫・動物等からの食害を防ぐためでしょうか、それとも不要な

水分の蒸散を防ぐためでしょうか、シュウ酸を含んだり、葉を閉じたりと自己防衛機能を身に付

けています。