ホソバオキナゴケ(シラガゴケ科シラガゴケ属) 細葉翁苔
ホソバオキナゴゲ(シラガゴケ科シラガゴケ属)細葉翁苔 別名 細葉白髪苔 山苔 白髪苔 饅頭苔
半日陰の地上、腐木上や木の根元などに丸みのある群落をつくる。茎は高さ2〜3cm。枝分かれは、ほとんど
なく直立又は、斜めになり塊をつくる。葉は、密生し、乾くと灰白色、湿ると白緑色になる。基部は卵形、幅
広い披針形。葉の表裏に各一層の透明細胞があり挟まれるように葉緑細胞がある。雌雄異株で通称山苔と呼ば
れその美しさから園芸用としても用いられる。
コケ植物の葉は、顕花植物のように葉の表面から水分の蒸散を防ぐクチクラというロウ物質に覆われた表層を
持っていません。根に水分を吸収する機能がなく、その為、葉から直接、雨や霧などによって供給される水分
を取り込んでいます。この機能は、水分を急速に取り込むことが出来る反面、急速に蒸散され失われることに
なります。これを補う為、コケ植物は、スポンジの役割をするコロニーを作っています。寄り添い群れること
で水分を蓄える量は、単体に比べ5倍から20倍と言われています。実に合理的な機能を持つ植物です。