イヌザクラ(バラ科サクラ属) 犬桜
イヌザクラ(バラ科サクラ属)犬桜 別名 白桜(しろざくら)下不見桜(したみずざくら)
本州、四国、九州に分布する樹高10m〜20mにもなる落葉高木。花は、両性花で4月〜5月葉
の展開後に前年枝の節から総状花序を出し5〜7mmの白い花を多数咲かせる。多数の雄しべが花
弁より長く伸びる。葉は単葉で互生し、葉身は5〜10cmの長楕円形で縁は波打ち、先端が長く
尾状に尖る。果実は、核果で8mmほどの卵円形、7〜9月に黒紫色に熟す。樹皮は灰白色でつ
やがあり、横長の淡褐色の皮目がある。
犬と名の付く植物は多く、「否」あるいは、「食用にもならず役に立たない」「何々に劣る」と
いった意味合いで用いられる場合が多い。例えばイヌガシ、イヌガヤ、イヌザンショウ、イヌシ
デ、イヌマキ、イヌビワ、イヌホオズキ、イヌタデなどがある。イヌザクラの場合、桜に類する
が桜ではないと解釈するのだろうか。
別名のシロザクラはこの木の特徴である幹が白いことによる。下不見桜(シタミズザクラ)は
上溝桜(ウワミズザクラ)に対して付けられた名前と見える。
ほとんどの桜が葉を落とし冬支度を終えていますが、12月も半ばと言うのに黄葉を迎えていま
す。