カクレミノ(ウコギ科カクレミノ属) 隠蓑
カクレミノ(ウコギ科カクレミノ属)隠蓑 別名 カラミツデ(唐三手)・テングノウチワ(天狗の団扇)・ミツデ(
三手)・ミツナガシワ(三菜柏)・ミソブタ(味噌豚)本州の関東地方以西から四国、九州にかけて分布する常
緑小高木。雌雄同種で、7月から8月にかけて小さな淡緑色の花を多数付けた球形の散形花序を枝先に出
す。両性花だけが付く花序と両性花と雄花とが混在する花序がある。萼は、鐘形で先が不規則に浅く裂け
る。花弁は5個で長さ2mmほどの卵形。
果実は1cmほどの広楕円形の液果で10〜11月に紫黒色に熟す。樹皮は、灰白色でなめらか小さ
な円形の皮目が目立つ。
葉は、単葉で互生して枝先に集まる。葉身は、若木では、卵円形で3〜5裂する。花の付く枝では、変化が
多く見られる。カクレミノの名前は、三列の葉がかっての雨具であった蓑に似ていることから、おとぎ話に登
場する天狗の隠れ蓑・団扇の話しに由来するようです。三手も同様、葉の形状を表しています。
地方に依っては、柏、サルトリイバラと同様、餅を包む葉として利用したことから三菜柏とも呼ばれています
。味噌豚の名があり、これについては不明ですが、薩摩藩では、350年ほど前から豚を飼育しており、味噌
と煮込んだものを味噌豚と呼び竹筒に詰め旅、戦場への携帯食としていました。この事から、この味噌豚を
カクレミノの葉で包み、携帯食・保存食として利用していたのではないでしょうか。どうもこの事に関連があり
そうです。