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キビタキ(スズメ目ヒタキ科) 黄鶲

キビタキ(スズメ目ヒタキ科)黄鶲


フィリピンなど東南アジアで越冬し、日本には夏鳥として全国に飛来する。体長13.5cmほどで雄の上面は

黒く、眉斑と腹と腰が黄色く鮮やか。内側の大雨覆と中雨覆が白く、三列風切にも白色があり、全体に大き

な白斑となる。下面は、鮮黄色で、喉から胸は橙色を帯びる。雌は、上面がオリーブ褐色で翼に白斑はない

。下面は喉と腹の中央が淡色。鳴き声は、「ピッ・ピッ・クルル」さえずりは、「ホイヒーロ・オーシック

ック・チッチリリ」など。
早朝散策していると、珍しい出来事に遭遇することがあります。

まだ人が活動していない自然の中では、野鳥、野生動物の時間帯なのか、耳を澄ますと竹林の奥から様々な

野鳥の鳴き声がきこえてきます。
その中に、家族を呼んでいるのでしょうか「ピィー」と啼く雄鹿の啼き声

が聞こえてきました。

すると今度は、遠く離れた小楢の木の上からその啼き声に呼応して、似たような音程の「ピィー・ピィー」

」という鳴き声が聞こえてきました。黄鶲の鳴き声です。
この鳥は様々な鳴き声を真似ることで知られてい

ますが、今回は鹿の啼き声を真似たのでしょう。鹿のかなり高い音程の「ピィー」という啼き声に反応して

「ピィー」と同じような音程の鳴き声を繰り返していました。鹿は、家族と勘違いしたのか、さらに「ピィ

ー」と啼き返します。鹿とキビタキの会話です。しばらく鹿とキビタキのこの会話に聞き入ることが出来た

面白い夏の早朝でした。